2017年度 クリムゾン・スクリーン・ホラー映画祭 結果発表

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2017年5月19日〜21日にかけてアメリカのサウス・カロライナ州チャールストンで行われたクリムゾン・スクリーン・ホラー映画祭の結果が発表されました。この映画祭はサウス・カロライナ初の、そして最大のホラー映画祭です。2014年から始まって今年で第4回を迎えます。世界中の最高のホラー映画を上映し、それを祝うのを目的として開催されました。またサウスカロライナの映画製作者に自身の作品を上映する場を提供し、彼らの制作意欲を高めようという意図もあります。そのため映画祭の規模も小さいですが、メジャー系ではなく本当にインデペンデント系の映画(ファンタスティック映画の中でもという意味で)が中心となっていて、シッチェスやファンタスポルトのような大きな映画祭とはその上映作品が大きく異なるのもポイントです。

チャールストンはサウスカロライナ州南東部に位置するこの州で最古の港湾都市です。ここは独立戦争や南北戦争で歴史的にポイントとなった場所で、文化的なイベントとしては毎年行われるスポレート・フェスティバルがあります。これはいろんな分野のアーティストが17日間にわたって沢山の作品を展示する芸術祭です。

 

2017年に出品された作品は次のとおりです。

 

長編作品

Alter / 223 / Dolly Deadly / Edger Allan Poe's Loghthouse Keeper / The Gatehouse / Party Night / Phoenix Incident

短編作品

106 White Lake / Arrhythmia / As I Prey / Bad Little Beth / Born Again / Caravan / The Corner / Curse of the Fur Beast / Death Metal / Devil's Advocate / Evil Rising / First Like / A Game of Chess / The Beast in the Cave / Incubation Perido / Lake Moultrie Massacre / The Leaving / Lucid / A Menacing Proposal / Monsters / Murky Water / Off the Beaten Path / Prepare to Die / Puppy! / Room 701 / La Habitacion / Secret Admirer / Solved / Table 51 / Three Way Cut / Through the Night / Turn Left / What's for Dinner / White Drift / Withdrawn in Trepidation / Yolk / Your Date is Here / Tales of Gluttonous Revenge

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。主なものをご紹介します。

 

長編部門

最優秀作品賞 Edgar Allan Poe's Lighthouse Keeper

最優秀監督賞 Heidi Moore "Dolly Deadly"

最優秀SPFX  Party Night

最優秀撮影賞 Edgar Allan Poe's Lighthouse Keeper

最優秀女優賞 Laurel Toupal "Party Night"

最優秀男優賞 Jesse Parr "Alter"

 

短編部門

最優秀作品賞 Solved

最優秀監督賞 Cameron McCasland "H.P. Lovecraft's The Beast in the Cave"

最優秀SPFX  What's For Dinner?

最優秀女優賞 Brandi Alyssa Young "Evil Rising"

最優秀男優賞 Eric E. Poe "Incubation Period"

ホームグラウンド・ホラー賞 Through The Night

観客賞    Lake Moultrie Massacre

 

長編部門の最優秀作品賞と最優秀撮影賞を受賞した『Edgar Allan Poe's Lighthouse Keeper』は、額に傷を負った漂流者は目覚め、その場から去る女性を目撃します。彼はバッグをつかみ彼女の後を追います。崖を登っているとき彼は落下し意識を失いました。彼は灯台の中で記憶喪失の状態で目覚め、灯台守のウォルシュはここは隔離された半島で、誰もここから出る事はできないと説明します。サンフランシスコへの唯一の交通手段は2週間後に到着するフェリーです。ウォルシュは夜の間はずっと明かりを消さないようにしなければならないと言います。彼は朝、森であの女性に再び出会います。彼女の名前はノラ。彼らはお互いに恋に落ちました。彼が灯台に戻ったとき、ノラはウォルシュは気が変になっているのでそこへ行くことはできないといいます。ウォルシュ、ノラ、そして灯台にある秘密とは?というアメリカのお話。

最優秀監督賞を受賞した『Dolly Deadly』は、トレイラーハウスに住んでいたお母さんが死んでおばあちゃんに引き取られたベンジーは、変わり者だったお母さんと同じように人形を溺愛しています。家ではおばあちゃんやその恋人から文句を言われ、毎日が辛い日々です。ベンジーは現実逃避をするようになりますが、彼の精神は徐々にゆがみ始めます、というアメリカのお話。

最優秀SPFXと最優秀女優賞を受賞した『Party Night』は、6人の友達たちは、人里離れた家で彼ら自身のお祝いをするためにプロム・パーティを抜け出すことにしたのですが、その結果サディスティックなサイコパスの餌食となってしまいます、というアメリカのお話。

最優秀男優賞を受賞した『Alter』は、ハミルトン一家はビクトリア朝の壮大な建築物の修復を監督するためにヨークシャーの大きな田舎の家にやってきます。妻で母親でリフォームの専門家のメグが改修のチームを事故で失ってしまったので地元の改修チームに引き継がせますが、彼らは迷信を信じ結局メグ1人で仕事をしなければならなくなりました。バラのモザイクの秘密の屋根裏部屋を発見したことから、彼らは家の修復を行うのと同時にこの家のオリジナルのビクトリア時代の所有者(150年も前に亡くなった)をも復元していく事になっていたのでした、というイギリスのお話。

2017年5月19日〜21日付 全米映画興行成績 Top 5

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2017年5月19日〜21日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模での公開となる新作は3本。その中で最大規模の3761館で公開されたのは監督リドリー・スコットのエイリアン・シリーズ最新作で「Prometheus」の続編『Alien: Covenant』でした。その結果は3616万ドルを記録して公開3週目の「Guardians of the Galaxy Vol. 2」の3465万ドルを僅差で上回って1位になりました。3616万ドルは2012年の「Prometheus」の5105万ドルと比べると今ひとつだったんじゃないでしょうか。前作は5105万ドルでしたが同じ週に「Madagascar 3」が6031万ドルで1位を奪われての2位でした。今回はそれよりもかなり低い数字でしたが、ランキング上は1位です。

2番目の規模3157館で公開されたのはこれまたシリーズ最新作となる『Diary of a Wimpy Kid: The Long Haul』。こちらは712万ドルと大きく数字を落としての6位。このシリーズはこれまでもそれほど大きな数字を稼ぐ映画ではなかったんですが、4作目はこれまで一番低かった2012年の「Diary of a Wimpy Kid: Dog Days」の1462万ドルの半分と一番低い結果に終わっています。

2801館で公開された『Everything, Everything』は上映館数はそれほど大きくはないですが、1172万ドルを記録して3位。この映画リトアニアでは1位になっています。

 

スタジオ別ではディズニーがとうとう1位に上がりました。「Beauty and the Beast」が5億ドル目前、「Guardians of the Galaxy Vol. 2」も3億ドル突破と本数は少ないもののメガヒットを記録しています。2位にはユニバーサル、3位は20世紀フォックス、4位はワーナー、そして5位にライオンズゲートが入っています。6位のパラマウント、7位のソニーはここ数年の低迷が今年も続いています。

 

1(-) Aliens: Covenant 3616万ドル

2(1) Guardians of the Galaxy Vol. 2 3465万ドル

3(-) Everything, Everything 1172万ドル

4(2) Snatched 783万ドル

5(3) King Arthur: Legend of the Sword 715万ドル

 

さて来週ですが、全国規模の公開の新作は2本。4000館以上での公開を予定しているのはシリーズ第5弾の『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』。2011年の第4作目は9000万ドルだったものの、その前は1億ドルを越えるオープニングを記録するシリーズ。今回も高いオープニング記録が期待できます。もう1本は大ヒットテレビドラマの映画化でドウェイン・ジョンソン主演となる『Baywatch』。3400館で予定されていますが、パイレーツオブカリビアンとぶつかってしまったパラマウント。『Baywatch』もそのあおりを食らってしまいそうです。

2017年度 フライト・ナイツ・ホロラント映画祭結果発表

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2017年5月4日〜10日にかけてギリシャのアテネで行われたフライト・ナイツ・ホロラント映画祭の結果が発表されました。今年第4回を迎えるこの映画祭、11日〜17日にはテッサロニキとロドス島で同時開催と3都市で行われました。アテネはギリシャの首都でこの国最大の都市。世界で最も古い都市のひとつで約3400年の歴史があるそうです。パルテノン神殿など文化遺産の宝庫の町です。テッサロニキはアテネに次ぐ2番目に大きな町で、中央マケドニアの首都になります。ここも2300年の歴史があり、ここの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群は世界遺産に登録されています。ロドス島はエーゲ海南部のアナトリア半島付近に位置する島で、世界の七不思議のひとつ「ロドス島の巨像」が存在した事でも知られています。

 

2017年度の出品作品は次のとおりです。長編のみご紹介します。

 

Vampyres / The Void / Diggers / Origin / The Visitor / The Invisible Man / Bajo la rosa / The Night Watchmen / Vamps / To Kako / The Last Man on Earth / Verano rojo / Therapy / Immigration Game / Re- Animator / Child Eater / Razor / Sinister Circle / The Bride / Scars of the Night / Vizitatorul / The Devil's Men / Rabid / El ataúd de cristal / The Thing / 鉄男 / Island of Death / Cabin in the Woods / I,Olga / The Blob / Dead Shadow / Species

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

最優秀作品賞 El ataud de cristal

最優秀監督賞 Haritz Zubillaga "El ataúd de cristal"

最優秀脚本賞 Josue Ramos "Bajo la rosa"

最優秀男優賞 Iorut Grama "Vizitatorul"

最優秀女優賞 Paola Bontempi "El ataud de cristal"

最優秀撮影賞 The Bride

最優秀特殊効果賞 Child Eater

特別賞    Verano rojo

観客賞    The Night Watchmen

 

最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞に選ばれた『El ataúd de cristal』は、エレガントなイブニングドレスの装いをしたアマンダは、女優としてのキャリアに与えられる賞を受け取る催しものに彼女を連れて行ってくれる家の前で待っている大きくて豪華なリムジンに乗り込みます。突然窓が黒くなり、アマンダの携帯電話は無効になってドアも開かなくなります。そして金属のフィルターによって変えられた声がしました。その声が言います。これ以上の不愉快を望まないのであれば、今日の夜これから声が命令するどんな事でも従うようにと、というスペインのお話。

最優秀脚本賞に選ばれた『Bajo la rosa』は、オリバーとジュリアの娘サラが忽然と姿を消してしまいました。少女について何の手がかりもないまま数日が過ぎてしまいます。しかしある朝、家族はサラを手に入れ彼らと話をしたいと望む何者かの手紙を受け取ります、というスペインのお話。

最優秀男優賞に選ばれた『Vizitatorul』は、ルカとオティリアは子供時代の友だちヴラドの助けをかりて大きな町で自分たちの生活を始めた若者です。彼らは古い建物のアパートを借りました。そこは他にフェリックスという老人が1人住んでいるだけです。そのアパートには奇妙な過去がありました。そこを借りていた前の人イリーナが6か月前に謎の失踪を遂げていたのです。ある夜大喧嘩のあとルカはリビングルームで寝て、オティリアを1人ベッドルームに置いてきました。その夜の間にルカは妻の悲鳴がベッドルームからしたのを聞きました。ベッドルームに行くと妻は消えてしまっていたのです。ちょうど前に借りていた人と同じように、というルーマニアのお話。

最優秀撮影賞に選ばれた『The Bride』は、Настяは結婚式の後は2人のためにと打ち捨てられた町の小さな家に住むことを夫とその親戚に説得されます。バニの家族は彼らの伝統で神秘的な結婚式を行い、Настяは怖い夢を見始め恐ろしい予感を感じます。何が起こっているのか理解しようと行動を開始した彼女は気味の悪い発見をする事になります。それは死んだ人の写真の付いた箱でした、というロシアのお話。

最優秀特殊効果賞に選ばれた『Child Eater』は、小さな子供のルーカスのクローゼットの中に本当にブギーマンがいることを知ったヘレン。いつものシンプルなはずのベビーシッターの夜が恐ろしいものへと変貌します、というアメリカのアイスランドの合作。

特別賞に選ばれた『Verano rojo』は、4人の若者がマヨルカにのどかな夏の休暇を楽しむためにやってきました。しかし島で最も荒れ果てた場所に足を踏み入れた事により、その旅は地獄への旅となります、という殺人鬼もののスペイン映画。

観客賞に選ばれた『The Night Watchmen』は、3人の何をしてもダメなナイト・ウォッチメン。若い新人と大胆不敵なタブロイド紙のジャーナリストに助けられて命を救うために壮大なバトルを展開します。間違った倉庫の配達が空腹の吸血鬼の大群を呼んでしまい、彼らは自分自身の命を守るだけでなく、ボルティモアの町を襲う惨劇を止めなければなりません、というアメリカのお話。

2017年度 ファンタスポアがもうすぐ開催

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2017年5月19日〜6月4日にかけてブラジルのポルト・アレグレで第13回ファンタスポア(ポルト・アレグレ・ファンタスティック映画祭)が開催されます。2005年に第1回が開催されて今年で13回目、ファンタスティックなジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)の映画祭としてはブラジル初となります。年々規模が大きくなっていて、今ではアルゼンチンのロホ・サングレと並ぶ南アメリカ大陸の2大ファンタスティック映画祭のひとつといえると思います。2016年のグランプリは「Der Nachtmahr」、2015年のグランプリは「Stung」、2014年のグランプリは「Der Samurai」でした。

部門は大きく分けると国際部門とイベロ・アメリカ部門に分かれます。イベロ・アメリカはアメリカ州のかつてスペインとポルトガルの植民地だった国全体を指す言葉で、大体はメキシコから下の南アメリカのほとんどの国を指します。人口別で見るとその中で最大なのはブラジル、次いでメキシコ、コロンビア、アルゼンチンと続きます。

 

さて2017年度の出品作品をご紹介します。

 

国際長編部門

Inkarnacija / Headshot / Aloys / Tonight She Comes / Saving Sally / 土竜の唄 香港狂騒曲 / The Night Watchmen / Córki dancingu / The Void / 暗殺教室 卒業編 / We Go On / Science Fiction Volume One: The Osiris Child / Nova Seed / Fashionista / Without Name / Tonight She Comes / Inkarnacija / Prevenge / Miruthan / The Master Cleanse / Lilith`s Awakening / Interchange / The Unseen / This Giant Papier-Mâché Boulder Is Actually Really Heavy / #Screamers / OMG, I`m a Robot! / Freddy Eddy / Ron Goossens, Low Budget Stuntman / Granny`s Dancing on the Table / Beyond the Gates /  Always Shine / Ballad in Blood / Hurok / Clementina / Nong Hak / Virtual Revolution / Don`t Kill It / A Beginner`s Guide to Snuff / Replace / Revengeance / Game of Death / Dave Made a Maze / La Propera Pell / Camera Obscura /

イベロ・アメリカ部門

El Muerto Cuenta su Historia / 13 Histórias Estranhas 2 / Veronica / 1974: La Posesión de Altair / A Repartição do Tempo / Terra e Luz / Psiconautas, los Niños Olvidados / La Valija de Benavidez / Terror 5 / Mexico Barbaro / Hipersomnia / En Busca del Muñeco Perdido / La Noche del Virgen /

その他

The Book of Birdie / Cinelab / Remote Control / Just Before Dawn / Cannibal Holocaust / Stripped to Kill / Poison Ivy / Hardware/ Pazucus: A Ilha do Desarrego / I Married a Strange Person! / Tragedy Girls

 

国際部門に「土竜の唄 香港狂騒曲」「暗殺教室 卒業編」が出品されるという事で、地球の裏側ブラジルでこの2本が賞を取る事ができるか、注目したいです。

2017年5月12日〜14日付 全米映画興行成績 Top 5

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2017年5月12日〜14日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模で公開された新作は2本。その中で最大規模の3702館で公開されたのはアーサー王物語をベースにしたアクション・アドベンチャー『King Arthur: Legend of the Sword』。その結果はというと1470万ドルという低い数字になってしまっての3位でした。もう1本の3501館で公開されたのはゴールディ・ホーンとエイミー・シューマー共演のコメディ『Snatched』。こちらも似たような数字の1750万ドルで2位となりました。2週連続1位になった「Guardians of the Galaxy Vol. 2」が57%落ちの6300万ドルになったもののまだ数字は大きく、その他の映画も5週目の「The Fate of the Furious」4位、7週目の「The Boss Baby」5位、9週目の「Beauty and the Beast」9週、3週目の「How to be a Latin Lover」7位とロングヒットの映画が上位を占めている状態なので、全体的に興行成績の低い市場となったようです。

 

1(1) Guardians of the Galaxy Vol. 2 6300万ドル

2(-) Snatched 1750万ドル

3(-) King Arthur: Legend of the Sword 1470万ドル

4(2) The Fate of the Furious 530万ドル

5(3) The Boss Baby 460万ドル

 

さて来週ですが、全国規模での公開が予定されている新作は3本。その中で最大規模の3600館で公開されるのは、リドリー・スコット監督による2012年の「プロメテウス」の続編(この映画は「エイリアン」の前日譚でもあります)となる『Alien: Covenant』です。前作で未解決の謎のまま残ったものが今回解決されるのでしょうか。2900館で公開が予定されている『Diary of a Wimpy Kid: The Long Haul』はJeff Kinneyの小説を原作としたファミリー・ロード・コメディ。2012年の「Diary of a Wimpy Kid: Dog Days」の続編です。映画版は2010年「Diary of a Wimpy Kid」、2011年「Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules」もあり、今作はシリーズ第4弾となりますが、キャストを一新しての新シリーズとなるようです。2800館以上での公開を予定している『Everything, Everything』はあらゆるものにアレルギーを持っていて家から出る事もままならない女の子が隣に引っ越してきた男の子と恋に落ちるというドラマ。原作はベストセラー小説です。

2012年の「Prometheus」がオープニング5105万ドルの大ヒットを記録しているので、その続編となる『Alien: Convenant』が近い数字で行けば3000万ドルくらいになりそうな「Guardians 2」を抜いて1位になるんじゃないかと予想します。

2017年度 ビルバオ・ファンタジー映画祭結果発表

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2017年5月5日〜12日にかけてスペインのビルバオで行われたビルバオ・ファンタジー映画祭(FANT 2017)の結果が発表されました。今年で第23回目となる結構歴史のある映画祭です。ビルバオはスペインのバスク州ビスカヤ県にある町で、ビスカヤ県の県都です。スペインの北の方、フランスとの国境近くにある町で、このビルバオ都市圏はスペイン北部で最も人口の多い都市圏のひとつとなっています。映画祭の規模自体はそれほど大きくないんですが、8日間かけて出品される作品や設定されている部門は多く、わたしは結構注目しています。

 

2017年度の出品作品は次の通りです。主なものをご紹介します。

 

オープニング Pieles

オフィシャルセクション

1974 / Found Footage 3D / I Am Not A Serial Killer / La Noche del Virgen / Noctem / Seoul Station / The Evil Within / The Unseen / El Ataud de Cristal / Hiperspmnia / It Stains the Sands Red / Lake Bodom / Prevenge / Sweet, Sweet Lonely Girl / The Eyes of My Mother / The Void

ファンタジー・パノラマ

A Floresta das Almas Perdidas / La Sexta Almna / Peelers / El Cielo en el Infierno / Money / Therapy

アベンチュラ・オーディオビジュアル

Berberian Sound Studio / Equals / The Duke of Burgundy / Cine Basura / Into the Forest / THe Wailing

クロージング Pet

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。主なものをご紹介します。

 

オフィシャルセクション

最優秀作品賞 Seoul Station

最優秀脚本賞 I am not a Serial Killer

革新的監督賞 The Eyes of My Mother

短編審査員賞 La Voce

バスク短編審査員賞 Bestealdetik

短編観客賞  The App
ファンタジー・パノラマ

最優秀作品賞 A Floresta Das Almas Perdidas

最優秀短編賞 Einsten Rosen

 

オフィシャルセクションの最優秀作品賞に選ばれた『Seoul Station』は、各映画祭で多くの賞を受賞している韓国映画「Train to Busan」の前日譚を描くアニメ。血まみれのホームレスがソウル駅で死んだ後、ゾンビとして生き返ります。さらに他の人を襲い、襲われた人はさらにゾンビになってしまうという感染の拡大が爆発的に発生し、政府はソウル駅周辺を封鎖しようとします、というお話。

最優秀脚本賞に選ばれた『I am not a Serial Killer』は、アメリカ中西部のとある町にある葬儀屋の16歳の息子ジョンは死体や殺人に異常な興味を持っていてソシオパス(社会病質者)と診断されます。彼のいる町で体の一部が持ち去られるという連続殺人事件が発生し、殺人鬼に興味を持った彼は殺人鬼を探し始めますが、その正体は隣に住んでいる老人でした、というアイルランドとイギリスの合作。

革新的監督賞に選ばれた『The Eyes of My Mother』は、人里離れた農家で、以前はポルトガルで外科医をしていたお母さんは娘のフランチェスカを解剖学を理解させ、死に動じる事のないよう教育していました。ある午後、訪問販売員がお母さんを殺害し、フランチェスカは犯人を納屋に監禁して目玉と声帯を取り除き、ペットとして飼います。その後チャーリーも無口なお父さんも死んでしまった彼女はキミコという日本人学生と知り合いますが、フランチェスカは彼女を訪問販売員と同じように目玉と声帯を除去し、買い始めます、というアメリカのお話。

短編審査員賞に選ばれた『La Voce』は、産業規模で豚を殺している屠殺場で働くエドガーを描くお話。彼は仕事を愛し、酷い音痴ですがオペラを歌う事を愛しています。そしてとりわけ彼の夢の中のストリッパー、ジネットを愛しています。しかしエドガーが彼女に結婚を申し込もうとしていたその日、彼女がボスと寝ていた事を知ります。ショックは彼から声を無くし、屠殺場の豚の声になっていたのでした、という17分のお話。

バスク短編審査員賞に選ばれた『Bestealdetik』は、暗闇の中で石の家を建てる大工を描く15分のお話。

短編観客賞に選ばれた『The App』は、ベニートはモバイルアプリのおかげで幸せです。しかしアプリがあなた自身を殺す事を指示したらどうなりますか、という16分のお話。

ファンタジー・パノラマ部門の最優秀作品賞に選ばれた『A Floresta Das Almas Perdidas』は、失われた魂の森はポルトガルの最も有名な自殺の名所です。夏の朝、2人の人物がその森の中で偶然出会いました。リカルドは人生を諦めた老人。カロリーナは偏屈で不安定な若い女の子です。2人がここにやってきたのも他の人たちと同じ理由でした。2人は一緒に森を探検し、お互いに話を続ける事で自殺を延期することにします。しかし森の中を進むにつれて、このペアのうちの1人は他の理由でこの森の中にやってきた事が明らかになります。その人物は実際にはシリアルキラーなのです、というポルトガルのお話。

最優秀短編賞に選ばれた『Einsten Rosen』は、1982年の夏。テオはワームホールを見つけたといっています。彼の弟のオスカーは彼を信じていません。少なくとも今の所…という9分のお話。

テストの不正によってお金を稼ぐ天才高校生 『Bad Genius』

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2017年5月4日〜7日付のタイ興行成績で第1位になったのは、テストの不正によってお金を稼ぐ天才高校生を描くタイ映画『ฉลาดเกมส์โกง』です。タイは5月10日に仏誕節、5月12日に農耕祭と休日が続きますが、その前の週に一気に新作が沢山公開となりました。その中で最大のオープニングを記録して1位になったのがこの映画。タイ映画がタイで1位になるのは2月の「Mr. Hurt」以来の2本目。ただタイ映画としては大ヒットですが、ハリウッド映画と比較するとそれほどでもありません。

 

リンはテストの不正によってお金を作り出す天才高校生です。彼女は新しい仕事を引き受けます。そのためリンはオーストラリアのシドニーに足を踏み入れます。数百万バーツという大金の仕事を完了するために、リンと彼女のクラスメイトたちは国際STICの試験を終えなければなりません。そして彼女の故郷、タイで同じ試験が再び行われる前に戻り、彼女の友人たちに答えを届けなければなりません。

 

監督はนัฐวุฒิ พูนพิริยะ、出演はชุติมณฑน์ จึงเจริญสุขยิ่ง、ชานน สันตินธรกุล、อิษยา ฮอสุวรรณ、ธีรดนย์ ศุภพันธุ์ภิญโญです。

マッドな友情の始まりを描くスロベニアのコメディ 『Cuky Luck Film』

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2017年4月20日〜23日付のスロベニア興行成績で第2位になったのは、マッドな友情の始まりを描くスロベニアのコメディ『Cuky Lucy Film』です。この週末スロベニアで最大規模で公開されて、同じく拡大公開されて僅差の上映館数で僅差の興行成績で1位になった「The Boss Baby」に次ぐ2位になりました。このオープニングはスロベニアでは「スマーフ3」や「美女と野獣」を上回るものです。

 

チャッキーは過去の栄光への想いを渇望しているビデオ・ブロガーです。ラッキーは男が未来を持つことができる全てを持っている有名人。2人は全く違う世界で生きています。愛という行為の問題に加えてラッキーが夢の男を手に入れるには普通の女性とはかけ離れているかもしれません。

 

監督はLukáš Zednikovič、出演はPetra Polnišová, Zuzana Šebová, Diana Mórová, Lukáš Latinákです。

G.I.ジョー バック2リベンジ

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2013年3月29日〜31日付 全米映画興行成績第1位 4050万ドル。
2009年8月7日〜9日付で第1位となった「G.I. Joe : The Rise of Cobra」の続編となる『G.I. Joe : Rataliation』です。前作がトータル1億5020万ドルなのに対し1億2252万ドルと少し成績は落ちましたが、それでも1億ドルを突破するヒットとなりました。ワールドワイドで見ると、第1作目が3億246万ドルだったのに対し第2作目は3億7574万ドルと、こちらでは前作を越える大ヒットになりました。前作メイン・キャストの1人だったチャニング・テイタムがまさかの冒頭で死んでしまうというすごい展開から物語は始まります。原作はハズブロのおもちゃG.I.ジョーです。

新メンバーを加えたG.I.ジョーはパキスタンでの核弾頭の奪取及び解体という極秘任務を成功させました。しかしアメリカ大統領は多くを知りすぎたとしてG.I.ジョーの抹殺を指示、奇襲を受けてメンバーはロードブロック、レディ・ジェイ、フリントの3人を除いて全滅してしまいます。さらに別行動をしていたスネークアイズにも捕獲の指示が。捕まったスネークアイズはコブラコマンダーとデストロが収容されている監獄へと連れてこられました。しかしその正体はストームシャドー、そしてファイヤーフライとともに監獄からコブラコマンダーを脱獄させます。実はアメリカ大統領は偽者で、その正体ブラインドマスターとコブラコマンダーたちは再び世界征服に乗り出したのです。3人だけになってしまったG.I.ジョーは、かつてのG.I.ジョーのメンバーだったジョー・コルトン司令官に助けを求めます。
一方スネークアイズはストームシャドーの誘拐に成功。そしてストームシャドーにワナをしかけ、悪の道へ引きずりこんだのはブラインドマスターであることを教えます。一時的にではありますが、同じ敵を持つ事になったスネークアイズとストームシャドーは手を組む事になりました。

もともとシリーズをリブートするという考えもあったというだけに、前作のメンバーを大幅に減らして新しいキャラクターに焦点を当てた物語となっています。前作の出演というとストームシャドーのイ・ビョンホン、デューク役のチャニング・テイタム(冒頭のみ)とスネークアイズ役のレイ・パーク、大統領役のジョナサン・プライスくらいじゃないでしょうか。今回メインとなるのはロードブロック役のドウェイン・ジョンソン、フリント役にD・J・コトローナ、レディ・ジェイ役にエイドリアンヌ・バリッキといった人たちです。自宅に大量の武器を保管しているジョー・コルトン司令官がちょっとハチャメチャな人って感じですが、世界を救う作戦はとくに綿密なものじゃなくて力ずくみたいなものです。でも楽しめるアクション映画なのでその辺は別にいいです。今回は悪役ではないイ・ビョンホンが格好よくてよかったですね。それだけでも必見です。

2017年5月5日〜7日付 全米映画興行成績 Top 5

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2017年5月5日〜7日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模での公開となる新作は1本。ディズニーのマーベル・シネマティック・ユニバースのひとつでシリーズ第2弾の『Guardians of the Galaxy Vol.2』が4347館で公開されて1億4651万ドルを記録して1位になりました。2014年に公開された第1弾はオープニング9432万ドルでトータル3億3317万ドルの大ヒットとなりましたが、今作はそれを大きく上回るオープニングです。前作の製作費1億7000万ドルから今作は2億ドルにアップしましたが、幸先のいいスタートを切る事ができました。マーベル・シネマティック・ユニバースの中ではこのオープニングは2012年「Marvel's The Avengers」2億743万ドル、2015年「Avengers: Age of Ultron」1億9127万ドル、2016年「Captain America: Civil War」1億7913万ドル、2013年「Iron Man 3」1億7414万ドルに次ぐ5番目の記録です。また歴代オープニング記録では第17位、5月公開作品では第6位です。この大ヒットによりスタジオ別で2位のディズニーが1位のユニバーサルの背後に迫ってきました。対象映画の数はユニバーサル8本に対しディズニー7本とほぼ同じですが、2017年公開作品として見るとユニバーサル6本に対しディズニー3本と、ディズニーが少ないながらすべて大ヒット(1本は「Born in China」で1094万ドルと少ないので、実質的には「Beauty and the Beast」の4億4773万ドルと「Guardians of the Galaxy Vol. 2」の2本で支えているようなものです)と驚異的です。今後の予定を見るとディズニーは5月26日にこれまた大ヒットシリーズの最新作「Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales」が控えていますが、対するユニバーサルは6月9日の「The Mammy」まで新作が無い事を考えると、ディズニーが1位になる可能性大です。

 

1(-) Guardians of the Galaxy Vol. 2 1億4651万ドル

2(1) The Fate of the Furious 857万ドル

3(4) The Boss Baby 597万ドル

4(2) How to be a Latin Lover 514万ドル

5(6) Beauty and the Beast 508万ドル

 

さて来週ですが、全国規模での公開を予定している新作は2本。3600館以上での公開を予定しているのはワーナーのアーサー王物語をベースにしたアクション・アドベンチャー『king Arthur: Legend of the Sword』。もう1本は3300館で予定されている20世紀フォックスのコメディ『Snatched』です。こちらはゴールディ・ホーンとエイミー・シューマーが親子を演じるお話。来週はまだガーディアンの猛威が続くようです。

 

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