2017年度 デッド・バイ・ドーン映画祭 結果発表

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2017年4月20日〜23日にかけてスコットランドのエディンバラで行われたデッド・バイ・ドーン映画祭(スコットランド国際ホラー映画祭)の結果が発表されました。この映画祭はイギリスで最も長く続いているジャンル映画祭で、設立は1993年です。新進の才能に焦点を当てた映画祭で、ストーリー最優先というアプローチが特徴的です。2017年度は第24回目となります。設定されている賞は観客賞のみ。長編部門と短編部門とアニメーション部門からなります。

エディンバラはスコットランドの首都です。旧市街と新市街の町並みは世界遺産に登録されています。18世紀の人口の過密から不衛生な町となってしまい、ペストが流行した事から当時の権力者が貧しい人たちを地下空間に閉じ込めて生き埋めにしたという事件が起こった事があります。ここでは毎年6月にエディンバラ国際映画祭も行われており、こちらは1947年の創設以来毎年連続で行われている映画祭としては世界で最も長い伝統なのだそうです。

 

2017年度の出品作品は次の通りです。長編のみご紹介します。

 

長編部門

Dry Blood / Without Name / The Void / Always Shine / The Night Watchmen / Dig Two Graves / THe Evil Within / Accidental Exorcist

ミッドナイト・ダブル・デッカー

The Monster Squad / House / Phenomena

ビンセント・プライス・クラシック

Madhouse / Scream and Scream Again

デビッド・クローネンバーグ・ダブル・ビル

Scanners / The Dead Zone

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

観客賞長編部門  Dig Two Graves

観客賞短編部門  Madam Black

観客賞アニメ部門 Garden Party

 

長編部門の観客賞に選ばれた『Dig Two Graves』は、兄の失踪に対する少女の執着は彼女をゴシック風景風景広がる小さな町への悪夢の旅へと導いていきます。そこで彼女は致命的な問題に直面する事になります。彼女は愛する人々を助けるためにどこまで行くことができるのでしょうか、というアメリカのお話。

短編部門の観客賞に選ばれた『Madam Black』は、写真家は子供のペットをひき殺してしまい、そのペットの失踪をねつ造しなければならなくなります、という12分のお話。

アニメ部門の観客賞に選ばれた『Garden Party』は、寂れた金持ちの家で、両生類のカップルは彼らの周辺を探り彼らの原始本能に従います、という6分のお話。

2017年4月28日〜30日付 全米映画興行成績 Top 5

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2017年4月28日〜30日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模での公開となる新作は2本。その中で最大規模の3163館で公開されたのはエマ・ワトソンとトム・ハンクス共演のスリラー『The Circle』でしたが、その結果は932万ドルとかなり低い数字となってしまって4位でした。反対にその3分の1程度の1118館で公開されたコメディ『How to Be a Latin Lover』が1200万ドルで2位に入っています。こちらはお金持ちの年配の女性を誘惑してきたキャリアを持つマキシモは彼の年齢の2倍以上もの裕福な女性と結婚します。25年後、80歳の妻は若い車のセールスマンとの仲のために彼との関係を終わらせる事にし、マキシモは窮地に立たされますというお話。全体的に低い数字となった今週末(市場トータルの興行収入は今年の第5週を下回る最低の数字を記録しそう)はさらにサプライズが登場。わずか425館という少ない上映規模で1013万ドルを記録して『Baahubali 2: The Conclusion』が3位に登場。インドの歴史ファンタジーで2015年に大ヒットした「Baahubali: The Beginning」の続編です。インドでも4月28日に公開されて、既にインドの歴代興行成績の第11位に入るという記録的ヒットとなっています。

 

1(1) The Fate of the Furious 1940万ドル

2(-) How to be a Latin Lover 1200万ドル

3(-) Baahubali 2: The Conclusion 1010万ドル

4(-) The Circle 930万ドル

5(2) The Boss Baby 900万ドル

 

さて来週ですが、全国規模での公開となる新作は1本。4200館で予定されているのは2014年に公開されてオープニング9432万ドル、トータル3億3317万ドルを記録したディズニーの「Guardians of the Galaxy」の続編、『Guardians of the Galaxy Vol. 2』です。現在今年公開作わずか2本(Beauty and the Beast, Born in China)でスタジオ別ランキング2位に入っているディズニー、いよいよ強力な第3作目が登場します。

2017年度 ボストン・アンダーグラウンド映画祭 結果発表

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2017年3月22日〜26日にかけてアメリカのボストンで行われたボストン・アンダーグラウンド映画祭の結果が発表されました。この映画祭は毎年3月後半にボストンのブラットル・シアターで行われていて、各賞にはデモニック・バニー(悪魔のようなウサギ)が贈られます。ニューイングランド地方で行われる最大規模のアンダーグラウンド映画祭で、1998年に設立されました。ボストンはアメリカのマサチューセッツ州北西部にある町で、この州最大の都市であり州都です。アメリカで最も歴史の古い町のひとつです。

 

2017年に出品された映画は次の通りです。長編のみご紹介します。

 

Prevenge / Southland Tales / Hounds of Love / A Dark Song / 68 Kill / Fraud / Neighborhood Food Drive / Most Beautiful Island / She's Allergic to Cats / The Void / Saint Bernard / Trinity / A Life in Waves / Hidden Reserves / Dave Made a Maze / Bitch

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

観客賞

最優秀長編作品賞 Dave Made a Maze

Runner-Up    Hounds of Love

最優秀短編作品賞 The Bridge Partner

ベストニューイングランド作品賞 Call of Charlie

ディレクターズ・チョイス

最優秀長編作品賞 A Life in Waves

Runner-Up    The Void

最優秀短編作品賞 Mouse

最も効果的な攻撃賞 68 Kill

 

観客賞の最優秀長編作品賞に選ばれた『Dave Made a Maze』は、デイブはリビングにあるダンボールの迷路に挑んでいます。何らかの意義を得ることをフィニッシュするのに失敗する事数年後、彼はこの計画の本質を見極めようとします。彼のガールフレンドが家にやってきて、デイブは外側から見るといかに小さくて無害な迷路が彼の内側の想像力を失わせているのかを知ります。彼女は渋々彼を外側に連れ出すための友達たちによるレスキュー隊を集めます、というアメリカのお話。

Runner-Upに選ばれた『Hounds of Love』は、太陽に浸かった80年代中頃のオーストラリア西部の郊外で、エブリンとジョンは子羊の皮を被った狼です。彼らは獲物を探し、女性を車の中に誘惑し、それから彼らの何の特徴もない普通の家のゲストルームに縛り付けます。彼らは彼女を残忍に扱い、彼女の不幸を味わい、彼女を埋めます、というオーストラリアのお話。

ディレクターズ・チョイスの最優秀作品賞に選ばれた『A Life in Waves』は、スザンヌ・チアーニは優れた40年のキャリアの中で多くの役を担っています。作曲、サウンドエンジニア、クラシックのピアニスト、ニューエイジ・レコーディング・アーティスト、ビジネス・オーナー、シンセサイザーの魔術師、そして電子音楽の異端のパイオニア。彼女の名前を知らなくても、彼女の印象的な仕事をこれまでに聞いたことがあるはずです、というアメリカのお話。

Runner-Upに選ばれた『The Void』は、ある夜、警察官のカーターは血まみれのジェームズが道に倒れているのを発見し、彼の別居中の妻アリソンがいる病院に連れて行きます。しかし病院の中ではうっとりしたナースのビバリーが患者のクリフを殺して彼女の顔が崩れていくのを発見します、という80年代の低予算ホラーを連想させるカナダのお話。

最も効果的な攻撃賞に選ばれた『68 Kill』は、チップとリザは厳密には夢に生きていません。不運と貧しい計画の組み合わせは彼らをくずの存在に導きます。チップは生活のために浄化槽をくみ上げ、その間リザは家賃を得るために性的なサービスをリゾート地で提供しなければなりません。チップは決定的な決断をした事がない小物で、リザは明らかに緩いネジの持ち主です。リザの顧客の1人が大金持ちだと知った時、リザはある簡単な強盗を思いつきます、というアメリカのお話。

2017年度 イマジン映画祭結果発表

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2017年4月12日〜22日にオランダのアムステルダムで行われたイマジン映画祭の結果が発表されました。1984年にウィークエンド・オブ・テラーと題して2晩のミニ映画祭として出発したこの映画祭は、現在では10日以上に渡って行われ映画祭に発展しました。またの名をアムステルダム国際ファンタスティック映画祭ともいいます。映画祭が行われるアムステルダムはオランダの首都でありオランダ最大の都市です。一応首都ではありますが、国会や中央官庁、王宮などのメイン昨日はデン・ハーグにあります。町の中心にダム広場があり、そこから蜘蛛の巣のような広がり方をして町が広がっています。同じように運河も放物状に張り巡らされていて、これは世界遺産に登録されています。

設定されている賞は観客賞となるシルバー・スクリーム賞、ヨーロッパ映画の最優秀を決めるメリエス・ダルジャン、国際コンペティション部門の審査員が決定する最優秀作品賞のブラック・チューリップ賞、若い審査員によって選ばれるムービーゾーン賞があります。シルバー・スクリーン賞は1992年に日本の「アキラ」、2005年に香港の「カンフー・ハッスル」、2008年にスペインの「レック」、2012年にインドネシアの「レイド」が選ばれました。

 

2017年度に出品された作品は次の通りです。長編のみご紹介します。

 

78/52 / Aloys / Always Shine / Are We Not Cats / Bad Black / Belief: The Possession of Janet Moses / Berlin Syndrome / Buster's Mal Heart / The Bar / Deliver Me / The Darkness / The Death and Life of Otto Bloom / The Eyes of My Mother / For the Love of Spock / Free Fire / Get Out / Girl Asleep / Guardians / The Girl with All The Gifts / The Greasy Strangler / Happiness / Headshot / Hounds of Love / I Am Not a Serial Killer / K-Shop / Kaleidoscope / Killing Ground / Kuso / Loop / Wonder Woman and Beyond / Man Underground / Maniac / Molly / My Entire High School Sinking Into the Sea / The Master Cleanse / Nova Seed / Opera / Operation Mekong / The Untamed / Raw / Red Christmas / Samurai Rauni / Skins / Slash / Suspiria / The Surrealist Ball / The Transfiguration / Will You Be There? / Without Name

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

ブラック・チューリップ賞 Are We Not Cats

メリエスダルジャン長編  Skins

メリエスダルジャン短編  Neck and Neck

ムービーゾーン賞     I Am Not a Serial Killer

シルバー・スクリーム賞  Get Out

 

ブラック・チューリップ賞に選ばれた『Are We Not Cats』は、彼はたった1日の間に仕事とガールフレンド、そして彼のアパートを失いました。彼は人生をリスタートさせようと考えますが、そこで奇妙な習慣を持つ女性と知り合います。その習慣とは髪の毛をを食べることでした、というアメリカのお話。

メリエスダルジャン長編に選ばれた『Skins』は、人々が数多くの奇形をシェアする奇妙な世界。彼らがみな直面する問題は、誰か彼らを受け入れてくれる人を見つける事です、というスペインのお話。

メリエスダルジャン短編に選ばれた『Neck and Neck』は、オセロとデスデモーナの夫婦のベッドでのシュールな官能は宙ぶらりんの電話で邪魔されます。電話はオセロの心に毒を注入していきます、というシェイクスピアの「オセロ」を元にしたイギリスの5分のアニメ。

ムービーゾーン賞に選ばれた『I Am Not a Serial Killer』は、葬儀屋の息子ジョンは社会病質者と診断されている15歳。彼は死体への異常な愛情、他人を思う気持ちの欠如などかなり危ない精神の持ち主です。そのジョンが住む町で連続殺人事件が起こります。その死体には体の一部がありませんでした。そんな時、ジョンは隣に住んでいるクロウリーという名のおじいさんが男を殺し、その内臓を食べるところを目撃します、というアメリカのお話。

シルバー・スクリーム賞に選ばれた『Get Out』は、カメラマンで黒人のクリスの恋人は白人のローズです。彼女の実家に挨拶にいく事になりますが、ローズが家族に自分が黒人であることを言っていないことが気がかりでした。ところが両親はクリスを歓迎。一安心ですが、その家の使用人はすべて黒人。さらに家族の言動に徐々に違和感を覚えるクリスですが、その町では黒人が行方不明となる事件が頻繁に起きていたのでした、というアメリカのお話。

2017年4月21日〜23日付 全米映画興行成績 Top 5

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2017年4月21日〜23日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模での公開となる新作は4本。その中で最大規模の2417館で公開されたのは、キャサリン・ハイグル主演のエロティック・スリラー『Unforgettable』。テッサは元夫のデビッドがジュリアと幸せな婚約をした事により、自身の結婚の本当の終わりが来た事にギリギリの所で対処していました。ジュリアはついに夢の男性を手に入れたと信じていますが、彼女はテッサの嫉妬により究極の悪夢を迎える事になります、というお話。ですが478万ドルというかなり低い数字に終わってしまっての8位でした。反対に1508館と1000館近く少ないドキュメンタリー『Born in China』の方が479万ドルと数字の上では僅差ですが、上映館数を考慮に入れると大きく負けています。2番目の規模となる2251館で公開されたのはオスマン帝国の末期を舞台に医学生のマイケルと美しく洗練されたアナ、そして有名なアメリカのジャーナリストのクリスの三角関係を描くドラマ『The Promise』ですが、こちらは409万ドルの9位でした。今週末のTop 5は先週とほぼ変わらない状況で、「The Fate of the Furious」が3840万ドルで2週連続のNo.1ですが、先週の61%落ちと落差がかなり大きいのが気になります。

 

1(1) The Fate of the Furious 3840万ドル

2(2) The Boss Baby 1271万ドル

3(3) Beauty and the Beast 966万ドル

4(5) Going in Style 491万ドル

5(4) Smurfs: The Lost Village 488万ドル

 

さて来週ですが、全国規模の公開となる新作は1本。2800館以上での公開が予定されている『The Circle』は、「美女と野獣」の大ヒットがまだこの間のエマ・ワトソンとトム・ハンクス共演による「つながり過ぎた世界」を描くスリラー。ただ大きなヒットとなるかは微妙なところで『The Fate of the Furious」の3週連続No.1でしょうかね。来週は静かな週末になりそうですが、その次の週末にはディズニーの「Guardians of the Galaxy Vol. 2」が控えています。

江戸川乱歩「白髪鬼」より 宝石の美女

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昭和54年1月6日にテレビ朝日で放送された天知茂主演の江戸川乱歩の美女シリーズ第7弾『江戸川乱歩「白髪鬼」より 宝石の美女』です。原作は「富士」に昭和6年4月号〜昭和7年4月号まで連載された江戸川乱歩の同名小説で、この原作にはさらに原作があります。もともとはマリー・コレルの小説「ヴェンデッタ」を基に黒岩涙香が翻案した小説「白髪鬼」で、それをさらに江戸川乱歩が翻案しました。トータル的な内容は、殺されて埋葬された主人公が墓の中で蘇生して、恐怖のために白髪と化して復讐鬼となる物語。

宝石泥棒・西岡が脱獄しました。彼は今まで盗んだ宝石をどこかに隠していてまだ発見されていません。仲間の協力で脱走に成功しましたが、彼はその仲間さえも殺してしまうのです。そして隠し場所(岩をくりぬいて作られた洞窟のような部屋になったお墓)に向かってみると、棺桶のひとつに隠しておいた宝石はなくなっていたのでした。射殺された仲間はその死に間際、警察に西岡は変装用の白髪のかつらを用意していた事を話します。
1年前に主人の大牟田敏清を海の事故で亡くして未亡人になっていた瑠璃子がお風呂に入っていたとき、窓の外に白髪の不審者がいるのを発見しました。警察に届けたところ、西岡かもしれないという事でその行方を追っていた浪越警部と明智小五郎(西岡逮捕の時に力を借りた関係で今回も協力をお願いしていました)がやってきます。この家には瑠璃子の他に妹の豊子、夫が面倒を見ていた画家の川村が住んでいます。そして夫が亡くなってこの家にはあまり財産が残っていなかったことから、近くの別荘を売りに出していたのですが、その買い手・里見が現れます。彼はサングラスに顔に大きな傷、そして見事なほどの白髪でした。瑠璃子に非常な興味を持ったようです。彼はあまりある財力を見せ付けるように瑠璃子に接近していきました。本当は瑠璃子と川村は愛人関係にあり、邪魔になった夫の敏清を崖から突き落として殺害したのですが、絵の売れない画家である川村に見切りをつけて、里見に心が傾き始めていたのです。しかしこの里見という男はどことなく敏清に似ていました。最初は夫が生きていたのかと思ったほどです。しかし医者の住田(彼女は虚偽の死亡診断書を書くことにより共犯者となっています)は確かに死んでいたと証言しました。そして再び白髪の男が家に現れます。豊子が後を追いかけ、里見に疑惑を持っていた川村はその隙に里見の泊まっているホテルに電話をしましたが、彼はちゃんと部屋にいました。犯人は本当に西岡なのだろうかとわからなくなった矢先、豊子が死体で発見されます。

これは原作がすでに犯人の視点(復讐の物語ですので)で書かれているもので、ドラマもその辺はあえて変更していません。犯人は大体察しがつきますし、今回は殺される側も前に敏清殺害に関与していた人たちばかりなので酷い犯人という訳でもありません。そのため恒例の明智が変装を解くシーンも特にびっくりするような事はありませんでした。反対に犯人役(これは書いてもかまわないと思います。大体犯人を隠さないような作り方になってますから)の田村高廣の存在感がすごく大きく描かれています。明智役の天知茂が霞んでしまうくらいです。犯人の復讐が成功するのか失敗するのか、このラストは背筋がゾッとするような展開となっています。このシリーズでは『エマニエルの美女 江戸川乱歩の「化人幻戯」』が同じ感じでした。こういう終わり方はかなり心に残りますが、私は好きです。

監督は井上梅次、出演は明智小五郎に天知茂、里見重之=大牟田敏清に田村高廣、大牟田瑠璃子に金沢碧、川村に小坂一也、浪越警部に荒井注です。
そういえば田村高廣という人は「古畑任三郎」の田村正和のお兄さんで、さらにその下に田村亮もいて田村三兄弟とも呼ばれていました。本当はもう1人いて次男・田村俊麿ですが、この人はマネージャーをしていて俳優ではありませんでした(一時期俳優をしていた時もありますが本業ではありません)。この末っ子の田村亮ですが、ロンドンブーツ1号2号の田村亮とは別の人ですが、家が近くで面識はあるそうです。

アメイジング・スパイダーマン2

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2014年5月2日〜4日付 全米興行成績第1位 9160万ドル。

リブートされた新シリーズの第2弾となる『The Amazing Spider-Man 2』です。前作の第1弾が前シリーズを含めて一番低い成績となってしまったスパイダーマンですが、オープニングはその8815万ドルを上回る9160万ドルを記録する事ができました。しかしトータルの興行成績は2億285万ドル(それでも2億ドルは立派ですが)でシリーズ中一番低いものとなってしまっています。アメリカでも2億ドル越え、ワールドワイドでも7億ドル越えとそれほど心配になる程の低さでもないと思うのですが、どうやらスパイダーマンに求められるのはこんなものじゃなさそうで、製作費と宣伝費のトータルから見ると良くない状況のようです。そこでパート3は2018年に延期、パート4は未定といった様子。一部の情報では「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」のマーベル・シネマティック・ユニバーサル・フィルムズの一連のシリーズに組み込むために再度リブートされる話もあります。

スパイダーマンとして町の平和を守るピーター・パーカーがアレクセイ・システビッチの暴走するトラックを止める際に助けた電気技師マックス・ディロンは、無理やり押し付けられた残業の際誤って事故を起こし電気を操れる体と変貌します。それまで目立たない存在だった彼はこの変身によって一躍注目を浴びるようになりましたが、大好きだったスパイダーマンが登場する事によって注目の的が彼に移ってしまい、自分は怪物と野次される事に怒りを覚えました。そしてスパイダーマンを敵とみなします。マックスはスパイダーマンの水を使った攻撃によって捕らえられますが、特殊犯罪人を収容している刑務所内で次のチャンスを狙います。
ピーターは前回の戦いの際命を落としたグウェンのお父さんジョージ・ステイシーから娘とは別れてくれという遺言を忘れる事ができません。ついにはグウェンと関係を終える選択をするのでした。そのグウェンはオズコープ社で働いていますが、そこのCEOノーマンが亡くなり、会社は息子のハリーが引き継ぐ事になります。しかしオズボーンの一族にはある病気が遺伝されていました。この病気が次第に体を蝕んでいくのですが、それはちょうど今のハリーの年齢から始まるのです。そこでハリーはオズコープ社がかつて研究していたクモの再生能力を利用する事にします。スパイダーマンの活躍を見て、この研究の成果だと見抜いたのでした。そこでどうやら知り合いらしいピーターにスパイダーマンから血を分けて欲しいというお願いをするのですが、ピーター(スパイダーマン)はこの事が親友であるハリーの命を奪いかねないという危険から断る事にするのでした。さらにハリーはオズコープ社の重役たちによる追い出しにあい、オズコープ社の中にクモの研究の毒がまだ残っている事を知った彼は、同社が管理している刑務所の中に収容されているマックス(エレクトロ)を仲間に引き入れる事にします。

この新シリーズはどうしても前シリーズと比較される運命にあるんですが、映画としては面白いとは思いますが前シリーズの出来がよかった(と私は思います)ので、こちらは今ひとつ感が出てしまいます。気になったのは物語のテンポ。沢山のエピソードをてんこ盛りで入れた結果、ひとつひとつの描き方が急ぎ足にように感じました。原作となる漫画を見た事がないので自分のイメージとしてなんですが、サム・ライム版と比べるとリブート版はそれほどアメリカン・コミックしてないような印象を受けます。それに全体的に前シリーズ以上に暗い雰囲気に包まれてる雰囲気で、ヒーローもの特有のウキウキ感も少ないんじゃないでしょうか。苦悩するヒーロー像は悪くないとは思いますが、それだとバットマンとタブってしまうようにも感じます。
ラストから続編はどのように展開していくんだろうという期待感はあるので、ぜひ続編を見てみたいとは思いますが、果たしてこのシリーズ、今後はどのようになっていくのでしょうか。

監督はMarc Webb、出演はSpider-Man / Peter ParkerにAndrew Garfield、Gwen StacyにEmma Stone、Electro / Max DillonにJamie Foxx、Green Goblin / Harry OsbornにDane DeHaan、FeliciaにFelicity Jonesです。

2017年度 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭結果発表

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2017年4月4日〜16日にかけてベルギーのブリュッセルで行われたブリュッセル国際ファンタスティック映画祭の結果が発表されました。去年はグランプリとなるゴールド・レイブンに日本の「アイアムアヒーロー」が、準グランプリのシルバー・レイブンに韓国の「The Phone」と「Seoul Station」、そして特別賞に台湾の「The Arti the Adventure Begins」というまさにアジア一色でした。そんなブリュッセル国際ファンタスティック映画祭の今年はどのようになったのでしょうか。長編のみご紹介します。

 

国際コンペティション部門

ゴールド・レイブン Safe Neighborhood

シルバー・レイブン We Go On

シルバー・レイブン The Mermaid

特別賞       Vanishing Time: A Boy who returned

ヨーロッパ・コンペティション部門

メリエスダルジャン Small Town Killer

特別賞       Orbiter 9

7th オービット・コンペティション部門

グランプリ     Swiss Army Man

特別賞       Saving Sally

スリラー・コンペティション部門

グランプリ     At The End of the Tunnel

特別賞       Free Fire

 

観客賞       The Autopsy of Jane Doe

批評家賞      The Tunnel

 

国際コンペティション部門のゴールド・レイブンを受賞した『Safe Neighborhood』は、ルークは13歳の誕生日を数週間前に迎えました。しかし彼の両親は友だちとの夜の外出に際して彼にいつものベビーシッターのアシュリーを呼びました。長年彼女に片想いをしていた彼は、今夜が自分の気持ちをアシュリーに伝える最後のチャンスと決心。しかし彼のこのロマンティックな努力はショットガンと殺しの欲望を持った招かざる客の到着とともに中断されます、というお話。

シルバー・レイブンを受賞した『We Go On』は、死にものすごい恐怖心を持っているビデオ編集者のマイルズは死後の世界が実在することを証明した人に賞金を出すという新聞広告を出します。その中から3人の候補を選び、彼らに会いに行くというアメリカのお話。

シルバー・レイブンを受賞した『The Mermaid』は、間抜けの人魚Shanは強力な人間界の大物Xuanを殺すために送られます。Xuanの計画は海洋の生物の命に脅威をもたらすからです。敵であるにも関わらず彼らはお互いに恋に落ちてしまい、彼らを破壊するためにはどんなことでもする秘密結社のターゲットになってしまいます、という中国のお話。

特別賞を受賞した『Vanishing Time: A Boy who returned』は、工事現場の爆破作業を見物しに行った子供たちが失踪、唯一帰ってきたソンミンは大人の姿になっていました、という韓国のお話。

ヨーロッパ・コンペティション部門のメリエスダルジャンを受賞した『Small Town Killer』は、2人の商売人IbとEdwardは活気のない結婚生活に嫌気が差し、彼らが長年副業で稼いで隠しておいたお金で素敵な生活を送ることを夢見ています。2人は妻との壮絶な大喧嘩の後、共にお酒を飲み、ロシアのお金で契約する殺人者にそれぞれの配偶者を殺してもらう契約をします。しかし彼らはそれぞれの配偶者を過小評価しすぎていたのです。そしてそのことはIbとEdwardを恐怖のどん底に突き落とす事になります。

特別賞を受賞した『Orbiter 9』は、ヘレナは宇宙空間で両親の操縦するコロナの容器の中で生まれました。彼女がまだ子供のころ、酸素漏れが発生し生存の可能性が大きく減少しました。目的地に着くための十分な酸素がありません。そこで彼女の両親はヘレナが生き延びれるために自らを犠牲にしました。彼らは船を放棄し、救助信号を出しました。しかしヘレナはこれまでに両親以外の人間に会った事がありません、というスペインのお話。

7th オービット・コンペティション部門のグランプリを受賞した『Swiss Army Man』は、ハンクは無人島に置き去りにされます。彼は絶望し、首を吊って死のうとしたその時浜辺に横たわっている男の死体を発見しました。彼はその死体を森に運び、死体との共同生活が始まります。

特別賞を受賞した『Saving Sally』は、愛、モンスター、ガジェット、コミックブックの漫画家を志望しているマーティについての典型的なフィリピンのティーン・ムービー。マーティは秘かにガジェットの発明家で親友のサリーを愛しています、というお話。

スリラー・コンペティション部門のグランプリを受賞した『At The End of the Tunnel』は、事故で妻と娘を亡くし自分も車椅子の生活となったホアキンは貯金が底をついたために家の2階を人に貸します。そこに住み始めた母と娘のおかげで次第に元気になっていったホアキンは、ある日家の地下室で奇妙な物音を聞きそれが銀行強盗のためのトンネル堀りだと気づきそのお金を奪う事を思いつきます、というアルゼンチンとスペインの合作。

特別賞を受賞した『Free Fire』は、1978年のボストン。銃取引のために倉庫に集まった2組のギャング。しかしある事から交渉がこじれ、壮絶な銃撃戦になってしまいます、というイギリスのお話。

観客賞を受賞した『The Autopsy of Jane Doe』は、オースティンとトニーは親子の検視官です。彼らは謎の殺人事件の被害者(死因が不明です)を受け入れました。その若く美しい死体「ジェーン・ドゥ」を判別しようとしていくにつれて、彼らはますます奇妙な手がかりを見つけることになります。その手がかりは恐ろしい彼女の秘密の鍵を握っています、というイギリスのお話。

批評家賞を受賞した『The Tunnel』は、車のディーラーの仕事をしているジョンスはトンネルの崩壊に遭遇し車ごと生き埋めになってしまいます。手元にあるのはバッテリーの残りが78%の携帯と水のペットボトル2本、そして娘の誕生日にと買ったケーキだけでした、という韓国のお話。

スイスの映画興行成績について

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ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインに囲まれたスイス連邦は永世中立国として有名な国ですが、映画館の状況はどのようになっているのでしょうか。

スイスという国は首都はベルンですが、チューリッヒやジュネーヴの方が有名な国です。公用語として使われている言葉は、ドイツ語(スイスドイツ語。スイスで使われるドイツ語の方言です)・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語と4つもあります。そのためスイス連邦の正式名称は4つの言葉で4種類もある事になります。これはやっぱりスイスの歴史の複雑な事情(戦争や侵略などの歴史的な理由の他に地理的な理由もあります)によるもので、地域によって使われている言葉が異なるだけでなく文化にまで大きく影響を与えているようです。この国の人の収入は高い事で有名ですが、物価も高い事で有名です。

さて映画館や映画のヒット状況ですが、これら文化圏が大きく異なる国柄のようで、興行成績の集計もトータルでというよりは各文化圏(言語圏)での集計としているようです。ドイツ語圏・フランス語圏・イタリア語圏と3つに分類して集計しているものがポピュラーで、それぞれで独立したランキングを発表しています。その傾向を見ると、ドイツ語圏はドイツ国内の興行成績、フランス語圏はフランス国内の興行成績、イタリア語圏はイタリア国内の興行成績と大体同じランキングになるようです。その為同じスイス国内でも上映している映画が異なるという状況が発生しています。

例として2015年3月19日〜22日付のスイス興行成績を見てみると、

ドイツ語圏
1 Shuan The Sheep Movie
2 Divergent Series: Insurgent
3 Kingsman: The Secret Service

フランス語圏
1 Divergent Series: The Insurgent
2 Shuan The Sheep Movie
3 Still Alice

イタリア語圏
1 Cinderella
2 Divergent Series: Insurgent
3 Still Alice

となっています。それぞれの言語の母国とは上映作品がイコールじゃないので同じランキングという訳ではないのですが、1位になる傾向が言葉と文化に関係しているようにも見えます。映画館の数によるものとも考えられますが、それはそれでどの作品が期待されているかにつながってくるので、やっぱり言葉(文化)と映画とはつながりがあるように思いました。

2017年4月14日〜16日付 全米映画興行成績 Top 5

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2017年4月14日〜16日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模での公開となる新作は1本のみ。ヴィン・ディーゼルの大ヒットシリーズの第8弾となる『The Fate of the Furious』が4310館と過去最大規模で公開されました。その結果、1億ドルとなって今週末第1位になっています。この数字は2015年の前作「Furious 7」のオープニング1億4718万ドルには大きく及ばないものの、それでも2013年の「Fast & Furious 6」の9737万ドルを越えてのシリーズ第2位です。シリーズ全体を通してタイトルが紛らわしいですが、今作はワールドワイドのオープニング興行成績の歴代1位を更新という凄い記録を打ち立てました。それまでは2015年の「Star Wars: The Force Awakens」の5億2900万ドルでしたが、それを上回ってもの5億32500万ドルを達成しています。

 

2017年度の年間興行成績は現在1位は4億5464万ドルで「Beauty and the Beast」。2位の「Logan」の2億2162万ドルの2倍以上という数字です。3位は1億7340万ドルで「The LEGO Batman Movie」。4位は1億6754万ドルで「Get Out」。5位は1億6124万ドルで「Kong: Skull Island」です。今週末だけで1億ドルを記録した『The Fate of the Furious』が9位に入ってきていますが、来週は一気にジャンプアップして2位か3位あたりまで行くでしょう。この「Beauty and the Beast」のおかげで、ディズニーは今年公開の新作わずか1本で、5本公開したユニバーサルに迫る2位につけています。

 

1(-) The Fate of the Furious 1億ドル

2(1) The Boss Baby 1550万ドル

3(2) Beauty and the Beast 1360万ドル

4(3) Smurfs: The Lost Village 650万ドル

5(4) Going in Style 635万ドル

 

さて来週ですが、全国規模での公開となる新作は1本。元夫に異常な執着を見せる女を描くスリラー『Unforgettable』が2350館以上での公開を予定しています。その他クリスチャン・ベールの「The Promise」が2000館、1997年にアメリカのフェニックスなどで複数の光る飛行物体が目撃された事件を描く「Phoenix Forgotten」が1500館で、中国初の自然と動物がテーマのドキュメンタリー『Born in China』が1500館での公開を予定しています。『The Fate of the Furious」の2週連続No.1は固いですが、スリラーの『Unforgettable』や『Phoenix Forgotten』といった怖い映画がどこまで数字を伸ばせるか、に注目したいです。

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