ヒドゥン

映画 comments(0) - こぶたのゆう



1987年10月30日〜11月1日付 全米興行成績第6位 249万ドル。


全米1045館というこの週末4番目の規模で6位という結果でした。ちょうどアメリカでは「危険な情事」が7週連続No.1という大ヒットを記録している最中でしたが、アメリカの興行的には今ひとつ物足りませんでした。ただ海外ではかなり高評価で、アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭ではグランプリ、ファンタスポルトでは最優秀監督賞、シッチェス国際ファンタスティック映画祭では最優秀主演男優賞と国際批評家賞を受賞しました。特にアボリアッツでは同じく出品された「ロボコップ」のグランプリが確実視されていた中でのダークホースでした。日本でいうと「アナザヘブン」に似た感じの映画です。

ジャック・デブリーズはロスの銀行を襲撃、駆けつけた警察とカーチェイスとなります。何発も拳銃の弾を撃ち込んでようやく食い止めました。彼はここ2週間のうちに多くの殺人と強盗を繰り返していたのでした。しかしそれまでは普通の善良な市民だったのです。この事件を担当しているロス市警の刑事トム・ベックにロイド・ギャラガーというFBI捜査官がやってきます。2人は組んで捜査することになるのですが、正直トムにはロイドに付き合っている暇はないのでした。彼はデブリーズを探していました。デブリーズは収容先の病院で死亡した事が確認されますが、その際同室にいた重病患者のジョナサン・ミラーがいなくなりました。デブリーズの口から何らかの生物が出てきてミラーの口の中に入り込んだのです。そしてその後ミラーは信じられない事に意識不明だったのが、自分で歩き出したのでした。ロイドは今度はミラーを探すと言い出します。ミラーはミュージック・ショップに入ってテープをポケットに入れ始め、それを見咎めた店員を撲殺します。そして同時に奪ったラジカセで大音量を響かせながら、町で目にしたフェラーリを気に入り、そのお店の人たちを皆殺しにして奪うのでした。今度はミラーの周りで多くの死人がでるようになったことを目の当たりにしたトムは、ロイドが何かを知っていると確信します。ところが今度はそのミラーがストリップ劇場の楽屋で死体となって発見され、そのお店のストリッパー、ブレンダがいなくなりました。

ストーリー的にもなかり完成度の高い映画だと思います。特にFBI捜査官のロイドの独特なキャラクターはインパクトが強くて、この映画の後にデビッド・リンチがそのキャラクターの作り方を高く評価していたので自身のテレビ番組「ツイン・ピークス」に同じようなFBI捜査官として登場させたとも言われています。さらに宇宙人の設定も宿主の肉体にダメージを負っても宇宙人自体には影響しないだとか、ロイドが持っている銃は宇宙人自体には効果があるが人間の体には効果がない(組織が違うから)だとか、細かい部分の設定が結構面白いです。お金の掛かった大作ではないですが、アイデアが結構優れている作品だと思います。心に余韻の残るあのラストはすごいです。

監督はJack Sholder、出演はトム・ベックにMichael Nouri、ロイド・ギャラガーにKyle MacLachlan、ジャック・デブリーズにChris Mulkey、ジョナサン・ミラーにWilliam Boyett、ブレンダにClaudia Christianです。

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