チーム・バチスタの栄光

映画 comments(0) - こぶたのゆう



2008年2月9日〜10日付 日本興行成績第2位 2億6447万円。
この週末最大規模で公開されてアベレージでも上を行った「デスノート」のスピンオフ作品「L:Change the World」に負けて2位となってしまいましたが、第4回このミステリーがすごい大賞を受賞した海堂尊のデビュー作で人気シリーズの第1弾。大賞受賞時のタイトルは「チーム・バチスタの崩壊」でした。
さらにこの映画版とは別にドラマ版もあって、2008年10月14日から12月23日まで全11回で放送されています。こちらの方は人物設定の変更だけでなくて真犯人の変更などかなり原作を変えている部分が大きいのが特徴です。私が一番最初に見たのはこのバージョンでした。

東城大学医学部付属病院には、世界に誇る心臓手術のひとつバチスタ手術の専門チームがあります。フロリダから呼び寄せた心臓外科医・桐生をリーダーとするこのチームは驚異の成功率を誇り、「チーム・バチスタの奇跡」とまで呼ばれていました。しかしそのチームが請け負った手術が3件立て続けに死亡となってしまいます。チームとしてはミスはなく、かえっていつもより完璧だったと思えるほどだったのです。そこで桐生は院長にこの件を調査する事を依頼、巡り巡って不定愁訴外来(通称グチ外来)の田口に内部調査を命じました。しかし聴き取りを行ってみてもなんの問題も発見できないことから、これは不運な死亡が続いたのだと結論付けたのでした。ところが厚生労働省の役人・白鳥が登場。田口を助けに来たとして、この件を再調査する事を宣言。はっきりとこれは殺人であると断言したのでした。

厚生労働省大臣官房秘書課付技官・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長の肩書きを持つ白鳥圭輔は阿部寛が演じるんですが、変人・怪人物ぶりではテレビ版の仲村トオルよりも良かったです。相手を怒らせたりする部分なんか抜群。本来グチ外来の田口公平を女性に変更した田口公子役の竹内結子ののほほんとした性格ぶりと対照的で、ドラマよりも登場人物の感じが良かったと思います。テレビ版では田口は熱血漢といった風でしたから。ただ反対に映画の方が今ひとつだったなと思えるのが犯人像です。犯人の動機や性格、考え方といった犯人がわかってからの犯人の描き方がちょっと少なすぎのように思えます。あっさりしすぎなんですね。もう少しその異常な考え方(ねじれ具合とでもいいますか)を丁寧に描いた方がより怖さが多くなると思うんですが。でもこの物語は原作が結構しっかりしてるので、ドラマ版・映画版どちらを見ても面白いと思います。

この田口・白鳥シリーズはこのあと2006年10月に発表された「ナイチンゲールの沈黙」、2007年4月の「ジェネラル・ルージュの凱旋」、2008年11月の「イノセント・ゲリラの祝祭」、2010年9月の「アリアドネの弾丸」、2012年「ケルベロスの肖像」、2014年3月の「カレイドスコープの箱庭」と続きます。2014年3月29日にはテレビ版の映画版として『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」が公開されました。

監督は中村義洋、出演は田口公子に竹内結子、白鳥圭輔に阿部寛、桐生恭一に吉川晃司、垣谷に佐野史郎、酒井に玉山鉄二、大友に井川遥、氷室に田中尚樹、鳴海に池内博之です。

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