時をかける少女

映画 comments(0) - こぶたのゆう



1983年7月16日に公開された大林宣彦監督、原作・筒井康隆による同名のジュブナイル小説の映画化。当時16歳の原田知世の初主演作品でもあります。大林監督の「尾道三部作」の2作目に数えられていて、ロケの多くが広島県尾道市で行われました。この映画は大ヒットして、年間2位になっています。有名な主題歌(映画ではラストに流れます)は、歌を原田知世が、作詞・作曲を松任谷由実が担当しています。

新学期の4月16日の土曜日、芳山和子と堀川吾朗、深町一夫の3人は放課後の理科教室の掃除当番です。堀川・深町の2人がゴミを捨てに行っている間に後片付けをしようとしていた和子ですが、実験室に誰かがいるような気配がしました。こっそり行ってみると試験管が床に落ちていて、そこから白い煙が出ています。そのまま和子は気を失ってしまいました。
その日から妙な事が起こり始めます。月曜日和子は学校へ登校、その夜地震が起きて吾朗の家の隣が火事になります。大事に至らなかったので安心して家に帰る途中、和子は誰かに襲われたのでした。ところが目が覚めてみると布団の中。しかも月曜日なのです。授業は昨日やったのと全く同じです。どうやら月曜日をもう一度繰り返しているようでした。この事を深町に相談すると、テレポーテーションとタイムトラベルを同時に行うタイムリープを和子はしたんじゃないかということでした。和子がこの能力を持つようになったのは、あの土曜日の実験室からでした。何かを知っている深町に、和子は本当の事が知りたいと詰め寄ります。そして真実を知るためのタイムリープが始まるのでした。

今から30年も前の映画ですが、素晴らしい名作だと思います。序盤は白黒と部分的なカラーを効果的に使った演出、中盤はタイムリープによる異常な状況下が少し気味悪く描かれていきます。そして終盤のタイムリープは、当時の映像技術ですが、コマ撮りや色彩の変化などでそれを表現(この辺は「ハウス」を思い出させます)、そして最後は心に染み渡るような余韻を残す終わり方といった完成度の高い映画ではないでしょうか。

 

監督は大林宣彦、出演は芳山和子に原田知世、深町一夫に高柳良一、堀川吾朗に尾美としのりです。

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