『Upstream Color』はすごく難解な映画

日記 comments(0) - こぶたのゆう



2013年シッチェス国際ファンタスティック映画祭に出品された、奇妙なライフサイクルを描く難解な物語『Upstream Color』です。監督は、自主制作SF映画『Primer』で、発明したタイムマシンで時空を移動する度に、画面の人物がいつの時代の人なのかわからなくなっていく難解な映画を作ったシェーン・カルース。この映画もかなり難解のようで、ここに描かれるライフサイクルの説明・答えは用意されていなくて、見た人がそれぞれ考えないといけないようです。

グラフィック・デザイナーのクリスは、クラブで知らないうちに男に薬を飲まれてしまいます。するとクリスはなんと男の言いなりになってしまいました。なんでもいう事を聞くクリスから、男は全財産を奪います。その薬の中には青い葉の蘭から採取できる線虫が入っていたのです。その線虫が彼女のシステムの中に入り込んだのです。男が去ったあと、自分の皮膚の下で這っているかなり長く成長している線虫を発見します。彼女はキッチンナイフでそれを取り去ろうとしますが出来ませんでした。
彼女は山奥でサンプリングした自然の音を地面に撒いている男と出会います。彼はクリスを手術し、体の中の芋虫を取り出しました。そしてそれを豚に移植するのでした。クリスはハイウェイで捨てられた車を見つけ、自宅へ帰ります。家に帰るとパーティでもしたかのように家の中は散らばり、シーツには血がついていました。それを掃除したあと仕事に向かうのですが、連絡もなく何日も仕事をサボっていたため、クビになってしまいます。
ある日クリスはジェントルマンのジェフと電車の中で出会います。無意識のうちに2人は感覚を越えたレベルでつながります。2人は何度か逢っているうちに一緒に一晩を過ごしたのでした。2人は同じ経験をしていることに気付きます。2人は物理的精神的にお互いの痛みを感じるのです。
クリスは妊娠した事を感じました。その頃クリスから寄生虫を移植された豚が橋から投げ落とされ、同時にクリスは流産してしまいます。川に流された豚の死骸のそばには青い蘭が咲きました。そしてクリスとジェフは記憶を共有していることを発見するのです。実はジェフも芋虫に寄生された過去を持つ人だったのです。

2013年のサンダンス・フィルム・フェスティバルでもプレミア上映されました。そして特別審査員賞を受賞しています。
出演はクリスにAmy Seimetz、ジェフにShane Carruth、サンプラーにAndrew Sensening、シーフにThiago Martinsです。監督のShane Carruthは、監督と出演の他に、製作・脚本・音楽・撮影・編集もしています。日本でいうと塚本晋也みたいです。

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