ジャケット

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2005年3月4〜6日付 全米興行成績第10位 272万ドル。
エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイが共演したサスペンス『The Jacket』。一度死んだ男が生き返り、記憶障害になってしまったために殺人犯にされて精神病院に入れられてしまうお話ですが、そこからタイムスリップという展開に行ってしまう映画です。

湾岸戦争の時、子どもに撃たれた傷がもとで心肺停止状態になったジャックは、奇跡的に息を吹き返します。しかしその時の傷がもとで記憶障害という後遺症を持ってしまいました。ジーンとジャッキーという母娘の車を修理した後ヒッチハイクした男は、車を止められたパトカーの警官を射殺、警官の弾はジャックに当たってしまいます。警察に捕まったジャックはその記憶の不明確さから警官殺しの犯人にされてしまい、さらに精神病院に入れられてしまいます。そこでは拘束衣(ジャケット)を着せられ、死体安置用の引き出しの中に入れるという実験的な治療を行っていたのでした。こうする事により、攻撃的な患者は大人しくなるというのがベッカー医師の考えでした。その中に入れられたジャックは様々な記憶がありありとよみがえってくるのを感じますが、その時いつの間にか知らない場所に佇んでいたのです。そこで親切なウェイトレスに行き先を探してもらうのですが、自分がどこへ行くのか全くわかりません。クリスマスの寒い夜なので、このまま放っておくこともできず、ウェイトレスはジャックを一晩だけ泊めることにしました。しかし、その部屋に置いてあった兵隊の認識票を見た時、それが逮捕される前に出会った母娘の娘ジャッキーにあげた認識票だと気付きます。なんと目の前にいるウェイトレスはジャッキーだったのです。この間はまだ小さな子どもだったのに、目の前のジャッキーはすっかり大人になっています。あわててジャッキーを起こすと今は2007年である事を知ります。自分のいた時代は1992年なのです。そしてジャッキーが言うには、ジャックは1993年の1月1日に死んでいるというのでした。どうやら2007年にタイムスリップしていることに気付いたジャックは、これから自分の身に何がおこるのか、大人のジャッキーの協力を得て探る事になります。

といったお話です。よくできたお話ではありますが、矛盾点というか説明不足というかよくわからない点がいくつかありました。どうしてタイムスリップするのか、後遺症と関係があるのか、一度死んだ事が何か関係があるのかといった事が私にはわかりませんでした。ラストもこれは一体どういうことなんだろう、という謎でしたね。決して不満なラストではありませんが。

それほどヒットもしませんでしたし、どちらかというとマイナーな映画だと思うんですが、結構有名な人がたくさんでている映画です。ジャックの事を心配して助けようとする女医ローレンスにジェニファー・ジェイソン・リー、冒頭の殺人犯にブラッド・レンフロ(『クライアント』の少年です。25歳で亡くなりました)、患者仲間のルディにダニエル・クレイグなどです。あとタイトルの『ジャケット』はなぜジャケット? 拘束衣は付属品で、どちらかというと死体を入れる引き出しの方がメイン・アイテムのような気がするのですが。

 

監督はJohn Maybury、出演はJack StarksにAdrien Brody、Jackie PriceにKeira Knightley、Dr. Thomas BeckerにKris Kristofferson、Dr. Beth LorensonにJennifer Jason Leighです。

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