2020年度 ジェラルメ国際ファンタスティック映画祭 結果発表

映画祭 comments(0) - こぶたのゆう

 

2020年1月29日〜2月2日にかけてフランスのジェラルメで行われたジェラルメ国際ファンタスティック映画祭の結果が発表されました。この映画祭は1973年から1993年までアヴォリアッツで開催されたアヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭を前身として、1994年から現在のジェラルメに場所を移して新しくスタートしています。日本映画の受賞歴としては、2003年の「仄暗い水の底から」と2014年の「Miss Zombie」がグランプリ、2004年に「カタクリ家の幸福」が特別賞を受賞しました。今年審査員賞を受賞した『Howling Village』は清水崇監督の「犬鳴村」の英語タイトルです。6年ぶりに日本映画の受賞作が誕生しました。

ロレーヌ地方の湖の町として知られるジェラルメは、パリ東駅からTGVで2時間30分ほど行ったルミルモンからさらにバスで20分ほどの場所にあります。ここのお土産はベルガモットキャンディだそうです。

 

今年の映画祭に出品された作品は次の通りです。主なものをご紹介します。

 

長編映画競争部門

Snatchers / Howling Village / Blood Quantum / Vivarium / The Vigil / Sea Fever / Saint Maud / Répertoire des villes disparues / 1BR: The Apartment / The Room

短編映画競争部門

Tempus Fugit / Nouvelle saveur / Figurant / Dibbuk / Boustifaille

非競争部門

Jumbo / Warning: Do Not Play / The Lodge / SamSam / Rabit / Memory - The Origins of "Alien" / Leap of Faith: William Friedkin on "The Exorcist" / La Dernière Vie de Simon / I see you

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

グランプリ(長編) Saint Maud

審査員賞      Howling Village

批評家賞      Saint Maud

観客賞       1BR: The Apartment

ヤング審査員賞   Saint Maud

グランプリ(短編) Dibbuk

 

長編部門のグランプリ、批評家賞、ヤング審査員賞を受賞した『Saint Maud』は、住み込みの看護師モウドは、有名なダンサーで今は病気で広大な屋敷に閉じ込められたアマンダの家に到着します。最初、アマンダは気晴らしを提供するこの宗教的な若い女性に興味を持ちます。一方モウドは彼女の新しい患者によってとりこになりました。しかしモウドは彼女の見た目そのものの人物ではありませんでした。彼女は過去の暴力的な秘密と、彼女が神から直接受け取ったと信じているメッセージによって苦しめられています。彼女はアマンダの魂を救うために使わされた者であると確信します。必要なあらゆる手段によって、というイギリスのお話。

審査員賞を受賞した『Howling Village』は、臨床心理士の森田奏の周りで奇妙な出来事が起こり始めます。奇妙なわらべ歌を口ずさみながらおかしくなった女性、行方不明になった兄弟、繰り返される不可解な変死など。それにはひとつの共通点がありました。奏はその共通点となる心霊スポット「犬鳴トンネル」に向かいます、という日本のお話。

観客賞を受賞した『1BR:The Apartment』は、彼女の夢に従うために痛みに満ちた過去から逃れたのち、サラはに完璧なハリウッドのアパートを手にします。しかし何かが正しくありません。不眠症になり、奇妙な騒音と脅迫的な音に苦しめられ、彼女の新し生活はすぐに解明し始めます。彼女が恐ろしい真実を知った時には、時すでに遅かったのです。目の覚めている悪夢に捕らわれ、彼女は崩壊しつつある正気にしがみつかなければなりません、というアメリカのお話。

短編部門のグランプリを受賞した『Dibbuk』は、パリ19区のユダヤ人コミュニティのフリンジに住んでいる敬虔な男ダンは、明らかに正常でない夫のエリを調べるためにサラに呼ばれます。彼は、精密で厳しいエクソシストの儀式をするという10人のイスラエル人からなるグループ「Minyan」を組織します、というフランスの34分のお話。

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