サイゴン・ボディガード

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2016年12月16日〜18日付 ベトナム興行成績第1位

 

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を押さえて興行収入・観客動員数ともに1位を記録したベトナムのアクション・コメディ『Vệ Sĩ Sài Gòn』です。監督は「太秦ライムライト」でファンタジア映画祭のシュバル・ノワール賞を受賞した落合賢。監督は日本人ですが、出資・キャスト全てベトナムで製作されたベトナム映画です。外国人が始めて監督したベトナム映画になるそうです。

 

ボディガードの仕事をしているトリンとビエンは幼なじみで親友同士です。2人はボディガードでもコンビを組んでいます。しょっちゅう失敗をしているビエンの尻拭いをしているトリン、そんな2人に新しい仕事が入ってきます。依頼人はなんとビエンの妹のティ。彼女は大企業のレ・ミルク社の社員なのですが、社長が亡くなって急きょ息子のヘンリーが留学しているアメリカから帰国するのでした。後継者問題からボディガードを依頼する事になり、理事会が終わるまで警護をしてほしいという内容でした。実はトリンとティはお互い相思相愛なのですが、ビエンはトリンに妹に手を出すなと釘をさしています。トリンも親友を裏切る事はできないという気持ちから2人の関係は進んでいません。ティはそれをもどかしく思っていました。ヘンリーを迎えに空港にいきますが、そのヘンリーはなんだか横柄な感じ。しかし、亡くなったお父さんとその会社に対する気持ちは本物のようです。葬儀会場での警護の最中、トイレに行っていたヘンリーは組織化された誘拐グループによって連れ去られます。怪しい女性に睡眠薬を注入されたビエンはなんとかトリンにその事を伝えます。しかし追跡も空しくヘンリーは連れ去られ、犯人グループも逃亡してしまいました。途方に暮れる2人ですが、その路上のフォーを売っている露店のおにいちゃんが、なんとヘンリーにそっくり。トリンとビエンは、ヘンリーを取り返す間そのおにいちゃんフックを替え玉にする事を思いつきます。

 

わたしとしては、予想をはるかに上回るツボの入り方ですごく面白かったです。アクションとしてはそれほど凄いものではなく、どちらかというとコメディの方に重点が置かれています。特にビエンを演じるタイ・ホアはベトナムの売れっ子俳優で、かなり面白い人です。トリン役のキム・リーも二枚目の真面目一点張りという訳ではなくて、それなりにコミカルな役もしています。2人の掛け合いはとても楽しかったです。ビエンの妹ティを演じたチー・プーも綺麗な人なのにノリがよくっていいですね。わたしが特に良かったと思うのは、ヘンリーとフックの2役をしたベー・チャン。後半はちょっと混ざってしまいますが、最初の方の全く性格の違う2人の演じ分けはすごいです。映画としては軽い香港映画のノリで、ほとんどシリアスはシーンはないので安心して見れます。ハッピー・エンドなんて最初からお約束のようなものですしね。でもハッピー・エンド好きのわたしには全く気になりませんでした。悪役もどこか憎めない感じがあって、最後まで楽しい気分で観る事ができました。カー・アクションというか、チェイスがスクーターというのもホー・チミンならではで面白かったです。定番のストーリー(よくある話です)ですが、わたし的には高得点でした。

 

監督はKen Ochiai、出演はThái Hòa, Kim Lý, Chi Pu, B Trần, Diễm My, Khương Ngọcです。

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