2018年度 サン・セバスチャン・ホラー&ファンタジー映画祭 結果発表

映画祭 comments(0) - こぶたのゆう

 

2018年10月27日〜11月2日にかけてスペインのサン・セバスチャンで行われたサン・セバスチャン・ホラー&ファンタジー映画祭の結果が発表されました。この映画祭は1990年からスタートして、今年で第29回を迎えます。若い世代の人たちを映画にひきつける事を目的として設立され、現在は全ての年代の人たちを対象としたイベントとなっています。映画の上映だけでなく、ストリート・ショウ、パフォーマンス、音楽、展覧会、コミックの紹介など多岐に及んでいます。ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭連盟に加盟していて、短編のみですが2004年からメリエス・ダルジャンが選ばれています。

標準表記サン・セバスティアンはスペインのバスク州ギプスコア県にある県都です。ここはスペイン北部に位置してすぐ近くにフランスの国境があります。バスクはスペイン語の他に地元の言葉バスク語があって、公共放送2チャンネルのうちのひとつはバスク語のみで放送しています。

設定されている賞はメインとなる観客賞、審査員に選ばれるいくつかの賞があります。長編映画の観客賞は、2017年は「Errementari」、2016年は「Train to Busan」、2015年は「Turbo Kid」でした。日本映画としては、2005年に「SURVIVE STYLE5+」、2000年に「バトル・ロワイアル」が観客賞に選ばれました。

 

2018年度の出品作品は次の通りです。主なものをご紹介します。

 

長編部門

Overlord / He's Out There / Abrakadabra / Assassination Nation / Border / The Dark / Ghostland / The House That Jack Built / いぬやしき / Mandy / Monstrum / Muere, Monstruo, Muere / El año de la plaga / The Field Guide to Evil / Liverleaf / Nightmare Cinema / Trauma / Summer of '84 / Piercing / カメラを止めるな / What Keeps You Alive / The Wind / The Witch

国際短編部門

Aurore / Baghead / La Couleur de tes lèvres / Deer Boy / Hot Dog / Helsinki Mansplaining Massacre / Graines / Espedizio Handia / Library of God / Das Mädchen im Schnee / Oscar's Bell / Pandora / Who's That at the Back of the Bus? / Two Puddles / Santa in August / Spoiler

スペイン短編部門

Basoan / Condamned / El escarabajo al final de la calle / Flotando / Pink Milk / Limbo / Ipdentical / La Guarida / La Proeza

 

各勝者は次のようになりました。

 

観客賞

最優秀長編映画賞 カメラを止めるな

最優秀短編映画賞 Baghead

最優秀スペイン短編映画賞 El escarabajo al final de la calle

審査員賞

最優秀短編映画賞 Baghead

メリエスダルジャン Helsinki Mansplaining Massacre

 

ブロゴス・デ・オロ賞 Border

 

観客賞の最優秀長編映画賞に選ばれた『カメラを止めるな』は、人里離れた山の中でゾンビの自主映画を撮影しているクルーたち。リアリティを求める監督のため、なかなかOKが出ません。そんな時、本物のゾンビに襲われる事になってしまいます。しかし本物が登場した事で興奮した監督は、クルーが襲われる中、撮影を続行します、という日本のお話。

最優秀短編賞と審査員賞の最優秀短編映画賞に選ばれた『Baghead』は、ケビンは悲しみにとらわれ、死者だけが答える事ができる答えを持っています。彼の調べは彼をパブの裏の貯蔵室に導きます。そこで彼が見つけたものは…というイギリスの15分のお話。

最優秀スペイン映画賞に選ばれた『El escarabajo al final de la calle』は、アマデオは善良な人間です。彼はバレンシアの小さな村に住んでいて、妻が死んで以来、義理のお父さんの世話をする事に自分を生贄のように捧げています、というスペインの19分のお話。

メリエスダルジャンに選ばれた『Helsinki Mansplaining Massacre』は、全てを説明したいだけの脆弱なエゴを持った男たちからの絶望的な生き残りをかけた女性のもがきを描くフィンランドの15分のホラー・コメディ。

ブロゴス・デ・オロ賞に選ばれた『Border』は、ティナはスウェーデンの密輸の監視をする税関職員です。彼女は人里離なれた森の中に、ローランドという犬のトレーナーと一緒に住んでいます。ある日国境で、ティナは子供の写真が一杯入ったメモリーカードをなんとか見つけようとします。ティナには特別な能力がありました。それは匂いで物を見つけ出すことができるというものです。そのカードには児童ポルノの写真がありました。彼女はその写真を撮影した人物を見つけだす指示を受けます、というスウェーデンのお話。

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