ミックス。

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2017年10月21日〜22日付 日本興行成績第1位 2億3500万円。

 

映画「ALWAYS」やドラマ「リーガル・ハイ」の古沢良太によるオリジナル脚本のコメディ・ドラマ。石川佳純、水谷隼など実際の卓球選手も多く登場しています。新垣結衣と瑛太のダブル主演となっています。この映画で新垣結衣は第60回ブルーリボン主演女優賞を受賞しました。監督の石川淳一と脚本の古沢良太のタッグは2015年の「エイプリルフールズ」以来2度目。古沢良太は「キサラギ」の脚本もしています。

 

子供の頃からお母さんに卓球のスパルタ教育を受けていた多満子は、お母さんが亡くなると当時に卓球をやめ、普通の女の子として生きていく道を選びました。「渚テクノロジー」という会社に就職して地味な生活を続けるうちに、いつしか27歳になり相手がいないという事が深刻な問題になりつつある状況です。ある日会社内でカッコいい人と出会い、その人はこの会社の卓球部に所属していた江島晃彦といいました。2人は次第にいい仲になっていきます。そんな時、新しく入ってきた小笠原愛莉が卓球部で江島のミックスの相手となります。2人は大会で優勝するほどの強さを誇り、周囲も2人の仲を噂し始めました。そして、多満子は2人の決定的な瞬間を目にしてしまうのでした。傷心で会社を辞め、田舎に帰る電車の中で、多満子は痴漢のような行動をしている男に注意をします。しかしかなり酔っ払っていた為に、相手に向かって吐いてしまいました。家に帰ってみると、お父さんは借金をしていてその返済にお店(お父さんはタクシーの運転手ですが、お母さんがしていた卓球の教室がまだ残っていました)を売ろうと考えていました。そこでその店に行く途中、かつての姉貴分で元ヤンキーの弥生と再会します。

 

最初の3分の1くらいはコメディの中にも負の部分の要素が強く、見ていて気持ちが沈んでしまいます。多満子の心境に重ねているんでしょうけど、中々辛いものがあります。それが、好きな人とその人を取った女性との幸せそうな姿(2人は卓球の大会で優勝して有名になっています)を見て、自分も大会に出て2人に勝ってやろうと目論見ます。しかし、卓球教室に来ているのは農業の傍ら練習している夫婦、引きこもりの高校生、電車でケンカしたうらぶれた男といった面々、そして少しは出来る弥生。ここからスポ根のノリに変わっていきます。この中盤あたりから俄然面白くなりました。快進撃を続ける、という訳には行かず、途中まで順調に行っていたのに挫折があったり、いよいよといった所で大問題が起こったりと、順風満帆には行かないそれぞれの模様がとっても楽しく観られます。最後は胸のすくような展開ではありませんが、心が暖かくなるような気持ちになります。こういう終わり方もいいですね。

 

監督は石川淳一、出演は富田多満子に新垣結衣、萩原 久に瑛太、吉岡弥生に広末涼子、江島晃彦に瀬戸康史、小笠原愛莉に永野芽郁です。

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