ノー・エスケープ 自由への国境

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2016年4月15日〜17日付 メキシコ興行成績第5位 996万ペソ。

 

「ゼロ・グラビティ」の監督アルフォンソ・キュアロンの息子ホナス・キュアロンが監督した(お父さんはプロデュースに参加しています。お父さんの兄弟のカルロス・キュアロンも参加)メキシコのスリラー『Desierto』です。第89回アカデミー賞の最優秀外国語映画のメキシコ部門として選ばれました。トロント国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞しています。

 

メキシコから不法にアメリカに密入国してより良い生活を求めようとしているグループがいます。途中で車が故障してしまい、彼らは歩く事になってしまいますが、彼らをアメリカに入らせる仕事を請け負っているメンバーのリーダーは、近道のために砂漠を横断する方法を取ります。でも他のメンバーは、複数の殺害事件のあった砂漠を通る事は危険だと考えていました。急いで道を進むグループについていけないメンバーが現れ始めます。しかしメインのグループは待ってくれませんでした。絶望的な気持ちで遠くの彼らを見ていた遅れたメンバーは、1人の男が車でやって来てメインのグループに気付くのを知りました。そして男はライフルで、メインのメンバーを全員射殺します。ライフルの男はサムといい、この一帯を活動範囲にしていました。ウサギを狩ったりしていますが、不法入国者をも殺害していました。彼にはトラッカーという犬の相棒がいますが、遅れたメンバーはそのトラッカーによって発見されてしまいます。他にも密入国者がいたことを知ったサムは、皆殺しをするために行動を開始します。

 

1人のライフルを持った男(皆殺しを目的とした無慈悲な人物です)と逃げる密入国者の5人という構図になってから、俄然面白くなってきます。殺す側は1人の初老の男性ですが、ライフルの扱いや人を殺す事に対して慣れているようで、最初は一方的な展開となってしまいます。1日目が終わって何とか生き延びたのは息子に会うために国境を越えようとしているモイセスと、暮している町が危険だからとアメリカに逃げようとしている女性アデラだけになってしまいます。しかし、サムの車を見たことからこの車を盗んで逃げようという考えが浮かび(モイセスは車の整備が出来るので、キーが無くても車を発車させることができます)、形勢逆転かとおもいきや、ライフルでアデラが撃たれてしまうという、ハラハラの展開が待っています。基本的に低予算っぽさが沢山の映画ですが、描き方や物語の展開はとてもいいと思います。派手な展開がないので地味な印象となりますが、かなり丁寧な作りになっていると思います。

 

監督はJonás Cuarón、出演はMoisesにGael García Bernal、SamにJeffrey Dean Morgan、AdelaにAlondra Hidalgo、MechasにDiego Catañoです。

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