デビルスピーク

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

1981年に製作されたアメリカのホラー『Evilspeak』です。

撮影は3週間に渡って行われ、サンタ・バーバラからロサンゼルスのサウス・セントラルにある廃教会で撮影されました。DVDの解説によると、撮影の為に表面上改装されて、以前ここで働いていた司祭が間違えて教会の前で膝をついてお祈りを捧げたのだそうです。この教会は3日後のクライマックスの撮影の時に焼け落ちました。1987年に再公開されたときに再編集され、3分以上のシーンがカットされました。この時カットされたシーンは、クライマックスのゴアシーンのほとんどとコンピューター画面のテキストイメージです。現在ではノーカット版と再編集版の両方を観る事ができます。クーパー・スミスを演じたクリント・ハワードによると、監督のエリック・ウェストンがMPAAに提出したオリジナル・バージョンは完成版よりももっと長く、アンレイテッド・バージョンよりも多くの流血シーン、ゴアシーン、ヌードシーンがあったそうです。特に長かった部分はシャワー室でブタに襲われるシーンと最後の対決のシーンでした。

 

悪魔崇拝のリーダー、エステバン神父とその信者たちはその信仰からスペインの海岸近くにある教会から破門されます。しかし彼らは悪魔崇拝をやめることはしませんでした。

現代、スタンリー・クーパースミスはアメリカの士官学校の士官候補生です。お金持ちが集まる学校ですが、新しい学校の方針から身寄りのない子供も預かる事になり、彼もそのひとりでした。所属しているサッカーでよく失敗する事も含めて、貧しい出身から他の生徒からいじめの対象にもなっています。ある時、処罰のために教会の片付け作業を命じられたクーパースミスは、その地下室の壁のとある部分が空洞になっている事を知り、その先に隠されていた部屋を発見します。そしてそこには悪魔崇拝の事を記した本がありました。ここはエステバン神父の部屋だったのです。クーパースミスはラテン語で書かれた本の翻訳をパソコンを使って行います。本にはエステバン神父の日記と、黒ミサの方法について書かれていました。教室のパソコンを使うのに制約が多い事から、彼は自分のパソコンをエステバン神父の部屋に持ち込んで、黒ミサの方法を入力していきますが、そのパソコンがひとりでに動き始めます。

 

同級生や先生にいじめられるクーパースミスがエステバン神父の黒ミサを行う事によって惨劇が起こるというお話です。1981年の映画ですが、結構残酷なシーンもあり、最後のシーンはサッカーのチームの生徒とコーチの先生が悪魔の力によって残酷な死を遂げる様が描かれます。かなり怖いシーンで、この部分はオリジナル版の方の「キャリー」に似ているなあと思いました。悪魔崇拝をテーマにしているので、流れる音楽もそんな感じのものです。いじめられっ子のクーパースミスですが、勝手な行動もまま見られる事から、あまり彼に感情移入する事ができないという問題点があります。そのためこれまでいじめられていたクーパースミスが仕返しをするという構図なんですが、すっきり感はありません。ただいじめてた方もかなり酷いいじめなので、同情感もありません。パソコンと黒ミサとの関連性が観ていてよくわからなかったんですが、全体的には儀式が成功してクーパースミスが悪の力を手に入れたんだなあという事は分るので、映画としてはきちんと楽しめました。

 

監督はEric Weston、Stanley CoopersmithにClint Howard、SargeにR. G. Armstrong、Reverend JamesonにJoseph Cortese、CoachにClaude Earl Jonesです。

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