美女と野獣

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2017年3月17日〜19日付 全米興行成績第1位 1億7475万ドル。

 

オープニング・ウィークエンドの記録は歴代10位、トータル興行収入5億401万ドルは歴代12位と、共に恋愛物としては歴代1位を記録したディズニーの『Beauty and the Beast』です。ディズニーアニメの実写化作品としては初めてディズニー自らが製作を行ったもので、1991年のアニメ版の実写リメイクとなります。元々は民話やそれを基にしたボーモン夫人版など原点となる物語がありますが、このディズニー版は大きくストーリーが異なっていて、家具や食器などがしゃべるといったファンタジーはディズニーの代表的な特徴でもあります。日本でも7週連続No.1を記録しました。

 

王子は美しいものだけを好み、それ以外は軽蔑するような人でした。ある舞踏会の日に一晩泊めて欲しいと1人の薄汚い老婆が転がり込んできました。王子はあざ笑い老女の申し出を断ります。すると老女は美しい魔女の姿を現し、王子を獣に、家来たちを家具や食器に変えるという呪いをかけたのでした。魔女は一輪の薔薇を差し出し、この薔薇の花びらが全て落ちてしまう前に心から人を愛し、愛される事を学ばなければ呪いは永遠に解けない、といいました。こうして城は雪に覆われ、村の人々からも城の記憶は全て消されてしまったのでした。

数年後、城の近くのビルヌーブ村にはお父さんのモーリスと2人で暮している本ばかり読んでいる風変わりな娘ベルがいました。村人からは変わり者とのレッテルを貼られていますが、ガストンは彼女が好きで妻にしたいと望んでいます。しかし乱暴で自分勝手、うぬぼれやのガストンとの結婚なんて絶対嫌です。次の日の朝、モーリスは手作りのオルゴールを売りにパリに向かいます。ベルはお土産にバラを1輪お願いするのでした。モーリスは森の中で迷ってしまい、さらに狼に襲われてしまいます。間一髪逃げ切った彼は、雪の中に(6月なのに)佇む巨大な城を発見しました。一休みさせてもらいますが、しゃべるティーカップに驚いて逃げようとしたモーリスは、庭にバラが咲いているのを発見してベルのお土産にと1輪取ります。すると城の城主がバラを盗んだ罪で彼を幽閉してしまったのでした。馬だけが家まで帰ってきましたが、それを見たベルはお父さんに一大事が起こった事を悟ります。そこで馬に案内をさせて城にたどり着きました。そこには恐ろしい姿をした野獣がいて、お父さんは一生捕らえられたままだといいます。そこでベルは自分が身代わりになる事を申し出ます。

 

印象としては本当に1991年のアニメ版の実写リメイクです。かなり忠実なリメイクで、冒頭の町や登場人物の紹介を兼ねる歌の部分もよくあのアニメ版を映像化したな、とびっくりしました。設定も細かな違いはあるものの、ほとんどアニメ版と同じです。ですので良く言えば安心して観られる展開、悪く言えば真新しさがないといえると思います。それでも元々がとても感動するお話なので、実写化でもそのレベルは落ちていません。実写のシーンもとても素晴らしい出来でした。当初ベルを演じるエマ・ワトソンはどうかなあ、とちょっと不安視していたんですが、オリジナルのあの気の強い女性に意外にも合っていたのは驚きです。すぐに違和感無くなりました。もっとびっくりしたのはルミエールをユアン・マクレガーが演じていた事。配役を知らずに観ていたので全くわかりませんでした。フランスなまりのアクセントはかなり苦労したようですが、奥さんがフランス人なので協力してもらったのかも。家では奥さんと娘たちはフランス語をしゃべったりするようで、自身はフランスなまりでしゃべってもメキシコなまりになってしまったとも言っています。気になる点としては、ビーストの顔がちょっとやさしめにしてあるところでしょうか。あれじゃあ、あんまり怖くありません。もっと怖い姿をしていたほうが、中々愛してもらえない、という心情がもっと感じられたかもしれません。それでもリメイク作品としてはかなりレベルの高い映画です。

 

監督はBill Condon、出演はBelleにEmma Watson、BeastにDan Stevens、GastonにLuke Evans、MauriceにKevin Kline、LumièreにEwan McGregorです。

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