ザ・ハロウ/侵蝕

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2015年7月にイギリスで限定公開されたイギリスのホラー『The Hallow』です。元々のタイトルは「The Woods」でした。厳密にはイギリスとアイルランドの合作で、撮影はアイルランドで行われました。ワールドプレミアは2015年1月のサンダンス映画祭。2015年のスクリームフェストで最優秀監督賞・最優秀撮影賞・最優秀スコア賞・最優秀特殊効果賞・最優秀メイク賞を、ストラスブール・ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭でメリエスダルジャンを、トロント・アフター・ダーク映画祭で最優秀ホラー映画賞・恐怖映画賞を受賞しました。

 

植物と菌類の研究をしているイギリスの自然保護論者のアダムとその妻クレア、そして2人の赤ちゃんフィンはアイルランドの隔離された巨大な森に囲まれた村にやって来ました。アダムがフィンを背負って森の中を調査しているとき廃屋を発見します。そしてその中で死んでいる動物には何らかの黒い菌類のようなものが覆っていました。サンプルを取って顕微鏡で見ると、その菌は他のものを刺して取り込んでいるようでした。森に入り込むアダムを快く思っていない村の人々。彼らはこの森には近づいてはならないと忠告します。夜、フィンが寝ている部屋の窓が割れました。村人の嫌がらせではと思ったアダムが警察を呼びますが、警官は「森はハロウのものだ」と口走ります。アダムは森の中に何かがいると感じ写真を撮りますが、そこには何かが映っていました。次の日、アダムとフィンが町に行っている間に村人のコルムがやって来ます。彼はクレアに古い本を渡しました。コルムは再び警告します。村からキャビンに帰る途中車が停まってしまったアダムはエンジンルームをみますが、そこには黒い菌類が機械を覆っていました。トランクを開けて中を見ているとき突然背後から何者かに押されてトランクの中に閉じ込められ、恐ろしい力で車が揺さぶられました。後部座席を破って車内に戻った彼はフィンの無事を確認しますが、車の外には何かで車を引っかいたような恐ろしい傷跡がありました。

 

森の中に棲むクリーチャーに襲われる一家のお話ですが、ちょっと凝ってるのはクリーチャーの正体はどうやら人間らしい(とわたしは思いました)点です。正体不明の菌類(黒いねっとりしたもの)に犯されるとクリーチャーに変貌してしまうらしく、飼っている犬や主人公のアダムまで様子が徐々に変わっていきます。基本的に森の中にあるキャビンが舞台となるので登場人物もアダムとクレア(フィンは赤ちゃんなのでいるだけみたいなものです)とクリーチャーの群れに限定されていて、クリーチャーは赤ちゃんを奪おうとしているのでそれを阻止しようとします。日本でも観た人は中々評判良いようです。日本では劇場未公開ですが、物語の展開やクリーチャーの気味悪さ、どこから襲ってくるかわからないという怖さなど、ホラーとしての定番の怖さは十分で、結構レベル高いんじゃないでしょうか。ラストの怖さも十分です。菌類の正体が分らないまま終わるというのも良かったですね。

 

監督はCorin Hardy、出演はAdam HitchensにJoseph Mawle、Claire HitchensにBojana Novakovic、Colm DonnellyにMichael McElhatton、Garda DaveyにMichael Smileyです。

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