ムカデ人間

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2010年4月30日〜5月2日付 全米興行成績第71位 1万2000ドル。

 

1館の限定公開で初登場71位、そこから最終的に19館まで拡大されて最高44位までいったオランダ発のホラー映画『The Human Centipede (First Sequence)』です。ドイツのマッドサイエンティストが旅行者を誘拐して禁断の手術を施すというとんでもない内容です。人間の口の部分と別の人間のお尻の部分を結合させて(内臓的に直結させます)、人間ムカデを作るというお話。監督のトム・シックスはこの後、シリーズを2本作りました。

 

昔、体がくっついたシャム双生児の分離手術をしていたドイツ人の医師ヨーゼフ・ハイターはある野望を抱いていました。そこで麻酔銃を手に獲物を狙います。幸い、林の中で大(トイレが近くに無いらしく)をしようとしていた男を眠らせ拉致します。

旅行中のアメリカ人の女性2人組み、リンジーとジェニーは車が森の中でパンクしてしまいます。助けを求める為に森の中をさまようと、そこに大きな屋敷を発見しました。2人はその家の主人に助けを求めます。主人は家の中に雨が降り始めたためにずぶ濡れになった2人を招きいれ、睡眠薬で眠らせます。主人はヨーゼフで、目が覚めた2人はベッドに縛り付けられているのを知ります。ヨーゼフは2人の女性の前で、その前に拉致していた男を殺します。数日後、今度は女性と同じ位の体格の日本人男性を連れてきました。そしてボードを使って3人に説明します。四つんばいになった3人のそれぞれに、肛門と口をつないで(内臓レベルでつなぎます)消化関連を3人で1個の生き物として行う人造のムカデ人間を作るのです。

 

概要からすごいグロな映画かなと思いますが、実際はそんな直接的なシーンは無い、比較的見やすい映画です(映像的にということで)。内容はすごいです。前の人の排泄物を次の人が口から取り込んでさらに消化するという、生物学的に出来るのかなあと半信半疑な設定や、そもそも冒頭の外で用を足してる人を拉致するというシーンからかなりバカバカしい展開を予想する映画です。ただ排泄物を栄養源にするという内容は日本でも「家畜人ヤプー」といった例がありますが(こちらはかなりそれらしい説明があります)、こちらは未来の技術を使っているという点で大きく異なります。映像的にはドクターのヨーゼフの怪演はいいですが、ムカデ人間の接合の状態があまりそれらしく見えない所、個人的にはちょっと位置がずれてるんじゃないかと思いますが、そこには俳優の気持ちだとか色々と察するものがあったのかもしれません。登場人物を極力減らした物語、ほぼひとつの屋敷で展開されるのといい、低予算が目立つ作りになっています。もう少しムカデ人間の異様さを前面に押し出した内容だったらその怪作ぶりがもっと凄くなったのになあ、というちょっと残念な作品でした。

 

監督はTom Six、出演はDr Josef HeiterにDieter Laser、LindsayにAshley C. Williams、JennyにAshlynn Yennie、KatsuroにAkihiro Kitamuraです。

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