レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2009年9月4日〜6日付 アイスランド興行成績第3位 42万クローナ。

 

アイスランド初のホラーとなる『Reykjavík Whale Watching massacre』です。アイスランド産スラッシャー・ムービーという触れ込みで、日本でも2011年6月4日から一部の劇場で公開されました。世界に広がった反捕鯨運動で仕事を失った一家が、ホエール・ウォッチングに来た観光客を殺すというお話。重要な出演者のひとりで裕木奈江が出ています。

 

ホエール・ウォッチングのためにアイスランドのレイキャヴィクに集まってきた観光客。友達と一緒にきたのに直前でひとりで乗船する事になったアネット、新婚旅行でアイスランドに来るはずだったのに、フィアンセが交通事故で亡くなってひとりでやってきたマリー、優しく頼りになる黒人男性レオン、酔っ払って他人にちょっかいをかけて嫌な思いをさせる男、3人の中年女性のグループ、日本人の年配夫婦とそのメイドです。年配の船長と若い乗組員の船が迎えに来て出発しようとしますが、そこに寝坊してなんとか船に飛び乗ってアネットが最後にやってきました。飛び乗った際に足に怪我をしてしまいますが、若い船員が優しく声をかけます。その優しさにアネットは船員の部屋にやってきますが、男は態度を豹変させてアネットに襲いかかりました。一方酔っ払いのフランス人男がふざけて船の柱の上の方に乗って喜んでいました。落ちたら危ないので船長が注意しに向かいますが、男が飛び降りた際に棒が落下して船長の体を貫通してしまいます。船員はその知らせを聞いてひとり逃げ出し、他のものは途方に暮れてしまいました。そんな時一艘の船が近づいてきました。助かったと思い観光客はその船に乗せてもらいますが、船はハーバーに向かうのではなく、大きな捕鯨船にやってきました。そしてこの船には他に2人の乗組員がいたのです。

 

あまり物語にひねりはないので、ストレートな殺人一家に巻き込まれた観光客たち、というお話となっています。が、この映画は一筋縄ではいきません。とにかくストーリーの展開が一貫していなくて複数のアイデアを強引にまとめた感じです。殺人一家に襲われる観光客ですが、そのなかの日本人夫婦のメイドがこの展開になって生き生きと行動し始めます。その辺にあるもので火炎瓶みたいなバッグを作って主人である夫人に持たせて殺人家族のお母さんの前に出させます。そしてもりで突き刺された時に火をつけるように教えます。夫人は死にますが、相手も火達磨になってしまいます。さらにいち早くみんなで乗ってきたボートを奪い(殺人一家よりも行動が早いです)、他の観光仲間を見捨てて逃げるという展開。この展開は殺人一家に襲われる観光客たちの物語とは別に展開されていきます。観光客たちは黒人の人を中心に戦いますが、殺人一家はそれを得意としている訳ではなくて結構弱いです。そういった感じで殺人一家に襲われる観光客というのは一応メインの展開ですが、いくつもある展開のメインであって、それ以外も多いので乱雑な感じがしました。それでも定番(ありふれた)ホラーではない面白味はあったと思います。寒々しい画面の色といい、アメリカ映画などにはない雰囲気があってわたしはよかったです。

 

監督はJúlíus Kemp、出演はAnnetteにPihla Viitala、EndoにNae(裕木奈江の海外での活動名です)、LeonにTerence Anderson、Marie-AnneにAymen Hamdouchi、NobuyoshiにCarlos Takeshiです。

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