デス・ノート

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2015年にビデオ・オン・デマンドでリリースされたアイルランドのホラー『Let Us Prey』です。ワールド・プレミアは2014年4月のブリュッセル国際ファンタスティック映画祭。日本では有名な漫画と同じタイトル「デス・ノート」となりましたが、両者に関係は全くありません。ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭のシルバーメリエス、モリンス・デ・レイ・ホラー映画祭の観客賞、トロント・アフター・ダークの音楽賞を受賞しました。

 

警察官のレイチェルはパトロール中、スピードを出していた車が男を轢いたところを目撃します。車には血がついているものの、轢かれたはずの人物はいませんでした。取り合えず車の男シーザーを警察署に連行して留置場に入れます。警察署には上司のジムがいました。留置場には妻を殴って逮捕された教師のラルフがすでに入っていました。同僚のジェニファーとジャックはパトロール中のパトカーの中で仲良くやっています。2人はその後、シーザーの車に轢かれた男を警察署に連れてきました。男は何も話しません。怪我をしているのでドクターのヒュームを呼び出して治療をしてもらいます。そこでヒュームはフラッシュバックをみて、男が全てを知っていることを察知します。そのため彼は男を殺そうとし、レイチェルたちに取り押さえられました。こうしてヒュームも留置場に入れられる事になりました。さらにジムの信仰心を否定して怒りと買った男もまた、留置場に入れられる事になります。レイチェルは指紋照合から男が昔に既に亡くなっている事を知りました。男が所持していた手帳には様々な記号や名前が記されていて、名前を検索するとほとんどが亡くなっています。一方ドクターのヒュームの家族が電話に出ない事から、ジェニファーとジャックはヒュームの家に向かいますが、そこで妻と子供が殺されているのを発見するのでした。

 

かなり宗教色の濃い映画です。男の正体は最後まではっきりとはわかりませんが、大まかなところから悪人の罪を集める男という事が分ります。ポイントは男が自ら悪人を罰するのではない所。ビジョンを見せたり、何らかの影響は与えますが、最終的にはその悪い人たちが持っている悪意を倍増させるような感じでしょうか。それによってそれぞれが暴走し、あるものは自らを死に至らしめ、あるものは保身から他人を殺そうとし、さらには悪そのものを浄化しようとします。悪人を破滅させる事が正義(又は神の意志)と考えるとまた疑問の部分もあり、だからこそ男は神や天使ではないんだろうなと思います。警察署(といっても小さな事務所の規模ですが)に集まった人たちが救えないほどの悪人の集まり、というのはちょっと設定的に無理がありますが、だからこそ男が現れた、という風に前向きに考えるとして、すごく良くできていると思いました。全体的に静かながらもテンションが高く、最後まで緊張感が切れない展開は評価が高いです。

 

監督はBrian O'Malley、出演はSix(謎の男)にLiam Cunningham、Rachel HeggieにPollyanna McIntosh、Jack WarnockにBryan Larkin、Jennifer MundieにHanna Stanbridge、Jim MacReadyにDouglas Russellです。

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