新感染 ファイナルエクスプレス

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2016年7月15日〜17日付 韓国興行成績第2位 48億6100万ウォン。

 

431館というこの週末6番目の規模(1位の「Now You See Me 2」は1200館)で初登場2位、次の週には1785館に拡大されて272億6065万ウォンで1位になり、2016年の年間興行成績でも1位という記録的大ヒットとなった韓国のゾンビ映画『부산행』です。この映画には前日譚としてアニメ映画の「Seoul Station」があります。オリジナルのタイトルは「釜山行き」。英語タイトルも「Train to Busan」です。釜山は韓国南東部のある町で首都ソウルに次ぐ韓国第2の都市です。ものすごく沢山の賞を受賞していて、ファンタジア映画祭の観客賞、モリンス・デ・レイ・ホラー映画祭の観客賞、サン・セバスチャン・ホラー・アンド・ファンタジー映画祭の観客賞、シッチェス国際ファンタスティック映画祭の監督賞と特殊効果賞、トロント・アフター・ダークの観客賞と監督賞と最優秀ホラー映画賞などがあります。

 

ファンドマネージャーのソグは妻と別居していて、今はお母さんと娘のスアンと一緒に暮しています。娘の誕生日にWiiを買ってきましたが、仕事人間の彼は娘の事にもあまりかまっていなくて、すでに家にWiiがある事も忘れていました。そこで欲しいものをスアンに訪ねると、お母さんに会いに釜山に行きたいとの事でした。そこでソウル発釜山行きのKTX101列車に乗り込みました。その頃ソウル駅では何かのトラブルが起きていて、数名の人が暴れているようでした。5時30分に列車がスタートする直前、ひとりの女性が負傷した様子で乗り込みすぐにトイレに篭ります。さらに駅員が襲われるところをスアンは目撃しますが、お父さんはとなりで寝ていて話しそびれてしまいました。トイレの女性は外に出て通路に倒れてしまいます。それを発見した乗務員の女性は駆け寄って様子を見ますが、反対に女性に襲われてしまいます。襲われた人間はすぐに最初の女性のように凶暴になり、他の人間を襲い始めました。この事態に気付いた他の乗客たちは別の車両に慌てて逃げ始めます。ドアを閉めると開ける事をしない感染者に気付いたソグは、感染者を特定の車両に閉じ込めることにしました。次の駅の停車を待っていた彼らですが、運転手から次の駅には止まらないとのアナウンスがあります。そして駅の通過する際、窓からホームにいる人たちが感染者に襲われている所が見えます。

 

この映画は凄いです。数あるゾンビ映画の中でもパワーが半端ないです。ものすごい勢いで走って追いかけてくる感染者、その連なり方は「28日後」どころじゃなくて「ワールドウォーZ」に近い感じです。それに加えて「レック」以上に狭い空間。物語的に2時間持たせるのが難しいんじゃないかと思ってしまいますが、上手く物語を展開させていると思いました。音や人間の姿に反応するけど、あくまで反応で姿が見えなくなったとたんすぐに動きを止めてしまうだとか(それを利用する場面もあります)、音を立てちゃいけないところでお約束の展開だとか、役に立たないと思っていた人が最後に活躍するだとか、の定番の展開や、助かるためには一部の人間は犠牲にしないと、という展開から感染したんじゃないかと疑心暗鬼になるところなど、ゾンビ映画はこうだ、というのを結構ストレートに演出していて変格ものではない所は、真っ向勝負しているようで爽快でした。反対に物語の劇的な展開のために幾つか都合のいいものがあったのは気になりました。例えば、感染者が沢山いる車両を力ずくで突破するために、噛まれてもいいように腕などに物を巻きつけていくんですが、それが不十分で腕の一部なんか見えているのに、全く噛まれずに沢山の感染者の中を突破していく、という展開があるかと思うと、たった1人なのに簡単に噛まれてしまうシーンがあったりとか。それでも少しも中だるみする事なく、高いテンションで最後まで引っ張ることの出来る、久々に観るゾンビ映画の大傑作だと思います。

 

監督は연상호、出演は서석우に공유、성경に정유미、서수안に김수안、민영국に최우식、김진희に안소희です。

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