監禁/レディ・ベンジェンス

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2015年6月26日に限定公開されたアメリカのホラー・スリラー『Bound to Vengeance』です。

Vengeanceは復讐って意味ですが、日本タイトルのレディ・ベンジェンスっていうのは微妙。revengeと同じ意味ですが、revengeが自分が復讐するのに対し、vengeanceは他の人のために復讐するときに使うようです。ちなみに復讐にはavengeもあって、revengeが個人的な復讐なのに対し、avengeは正義による復讐なのだそうです。

 

イブはどこかの地下室に監禁されていましたが、男が食事を持ってきたときを見計らって隠し持っていたレンガで頭を乱打し、男から鍵を奪い取ります。反対に男の足を鎖で鍵をかけ、外に逃げ出しました。そこは一面荒野の中にある一軒屋。しかも車はありますがキーが見当たりません。家の中を家捜しして銃と弾を見つけ出し、さらに男を動かすために長い棒にコードを取り付けたものを首に巻かせます。イブは家の中を探し回ったときに自分に関する写真などが大量にあり、誘拐が計画的に行われたらしい事、自分以外にも複数の女性の写真もある事を発見しました。そこでその女性の所に案内させようとします。誘拐の男フィルは最初は拒否しますが、イブは執拗にフィルを痛めつけ、取引を行います。他の犠牲者4人の場所を教えたらフィルを病院に連れて行く(フィルは大怪我をしているので)と。最初の場所に到着すると、そこには黒人の女性ニーナが監禁されていました。しかしニーナな極度の興奮状態にあり、ニーナに対しても暴れた上に逃亡し、庭で転んでそこに転がっていた草をかき集める道具の歯に刺さって死んでしまいます。

 

普通の女性監禁ものっていうのはどうやって逃げ出すかとかそういうところに焦点が置かれるのが多いですが、この作品はそれは早々に終わってその後の犯人を痛めつけながら他の犠牲者を救い出そうとするという、これまでとちょっと視点の違うお話です。面白いのはこれは状況を考えると妥当なんですが、同時に監禁されている女性が複数なので犯人も実は1人ではなくて複数いるという部分です。それでもアメリカ映画だからか、比較的残酷なシーンはなく、主人公も結構大丈夫で安心して観られます。物語が進行していくにつれて大きくなる疑問としては、どうしてすぐに警察にかけこまないで自分で助けようとするのか、という部分です。実際他の犯人がやって来て危ない場面もあります。これは後半明らかになるある事実から、わたしは最初からイブは警察に知らせずに自分で復讐する事を決めていたんじゃないかと思います。内容説明である「イブが決して知ってはいけなかった秘密」というのは、かなり大げさな表現。わたしはこれは「イブが知っておいた方がいい秘密」だと思いますけどね。予想外に良作だと思います。

 

監督はJosé Manuel Cravioto、出演はEveにTina Ivlev、PhilにRichard Tyson、LeaにBianca Malinowski、RonnieにKristoffer Kjornesです。

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