グッドナイト・マミー

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2015年1月9日〜11日付 オーストリア興行成績第21位 1万2000ユーロ。

 

第88回アカデミー賞の最優秀外国語映画賞のオーストリア映画としてエントリーされた、オーストリアのホラー『Ich seh, Ich seh』です。オーストリア映画賞の最優秀作品賞・監督賞・撮影賞・メイキャップ賞などを受賞、その他ファンタスポアの審査員賞、ジェラルメ国際ファンタスティック映画祭の審査員賞、シッチェス国際ファンタスティック映画祭のシルバー・メリエスなど多くの賞を受賞しました。

 

美容整形手術を受けたお母さんが家に帰ってきました。一卵性双生児のエリアスとルーカスは会いに行きますが、お母さんの顔全体をミイラのように覆う包帯に驚いてしまいます。見える部分といったら目と口だけでした。3人は辺り一面畑の近代的な家に住んでいます。優しいお母さんのはずなのに、包帯を巻いているお母さんはどこかイライラしていて様子も怖い感じがします。エリアスだけに話しかけ、あからさまにルーカスを無視したりもします。お母さんは家に閉じこもり、一日中ブラインドを下げて家の中では静かにしているように双子に指示します。ふたりがいたずらをして叱る時も、辛らつに驚くほど残酷に怒るのでした。エリアスとルーカスはそのお母さんの変わり様に不審を抱きます。ひょっとしたら今この家にいるのは本当のお母さんではないんじゃないかと。そこでふたりは本物かどうかを確かめる為に行動を起こします。

 

顔を包帯で隠した女性は本当のお母さんなのか、という子供にとってはかなりショッキングな謎を中心として展開していくオーストリアのホラーです。本物かニセモノか、という2者択一の展開ですが、本物だからどうだ、とかニセモノだから真実はこうだ、という予想を大きく裏切る終盤の展開にはビックリでした。ちょっと何を考えているか分らないような双子、お母さんどころか恐ろしいバケモノみたいな様子(姿も行動も)の女性という少ない登場人物で、一体お母さんに何があったのか、という点がかなりポイントになってきます。そして驚きの終盤とラストの意味深なシーン。ホラーとしての派手なシーンやショッキングなシーンは少ない(ある事はあります)ですが、ジワジワ来る、特に観終わった後からも来る怖さというのがかなり大きな映画です。真相に近づくためのヒントが色々とありますが、わたしは観ながらわかりませんでした(笑)。

 

監督はVeronika FranzとSeverin Fiala、出演はお母さんにSusanne Wuest、エリアスにElias Schwarz、ルーカスにLukas Schwarzです。

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