ハネムーン

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2014年9月12日〜14日付 全米興行成績第91位 4000ドル。

 

2館の限定公開で初登場91位、最大3館しか公開されなかったアメリカのSFホラー『Honeymoon』です。監督は女性のLeigh Janiakでこれがデビュー作。ワールドプレミアは2014年3月のサウス・バイ・サウスウェストで、2014年のトリエステ国際SF映画祭で特別賞を受賞しました。

 

ベアとポールは新婚です。2人は結婚式を挙げた後、そのまま湖のほとりにあるキャビンにやってきました。ここで2人のハネムーンを過ごすのです。辺りは森に囲まれ、湖の向こうの方にポツリ、ポツリと隣人の家が見えます。近所を散歩し、小さなレストランをしている湖のそばの家を発見したのでそこでご飯を食べようと2人は立ち寄りました。しかしレストランはやっていないようで、レストランの主人の男はなんだかいらだっているようでした。その男は偶然にもベアの子供時代の知り合いでした。奥さんの具合があまりよくないようでした。夜明けに目覚ましが鳴り、釣りでもしようと準備を始めて外に出たポールはまだ外が真っ暗なのに気付きます。そこでベッドに戻るのですが、そこにはベアの姿がありませんでした。家中を探してもいなくて、心配になったポールは森の中の方まで探し回りました。その森の中で呆然と立ち尽くすベアを発見。家に連れ帰りますが、彼女はどうしてそんなところにいたのか記憶がないようでした。この時をきっかけに、ベアがなんだか違う人間のように思われていきます。

 

この映画はあちこちの紹介サイトで見ると賛否両論(日本では否定的な意見が多いようです)ですが、わたしはすごく良かったです。昔のUFOものの雰囲気(子供向けの関連本みたいな感じです)をすごく感じさせる映画で、森の中を明るく照らし出す謎のまばゆいばかりの光、森の中にただ立ち尽くす妻、近所の夫婦の様子のおかしさ、妻の太ももにある謎の傷跡(近所の奥さんにも同じ傷跡を発見します)、昔の事を覚えてなかったり性格が違うように感じるなどの様子の変貌など、次第にゾクゾクするような恐怖がジワジワとくる感じがします。具体的に何があったのかはあえて描かれずに物語が進行するので、この部分に不満を持つ人もありますが、わたしはかえってそれが良かったと思いました。具体的に何がどうなっているのか、目的は何なのか、といった事が不明のままのほうが、より異常性が際立って怖く感じる事ができました。派手なシーンなどは無い小粒な作品ですが、わたしにはすごくガツンとくる映画です。

 

監督はLeigh Janiak、出演はBeaにRose Leslie、PaulにHarry Treadaway、WillにBen Huber、AnnieにHanna Brownです。

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