バーニング・オーシャン

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2016年9月30日〜10月2日付 全米興行成績第2位 2022万ドル。

 

2010年4月20日にメキシコ湾沖合い80キロの石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」が爆発して大量の原油がメキシコ湾に流出した事故を基にしたディザスター映画『Deepwater Horizon』です。7月16日までに流出した原油の量は78万キロリットルで、その被害規模は数百億USドルといわれています。当時126人が働いていて、11人が行方不明、17人が負傷しました。

 

メキシコ湾沖約80キロメートルのところにある石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾン。そこで働くマイク・ウィリアムズは、現場監督のジミー・ハレルと一緒に再びディープウォーター・ホライゾンに向かいます。現場では石油を掘る予定が大幅に遅れている事から地質の検査をカットしようとしている施設の持ち主BP社のドナルド・ヴィドリンたちとハレルが揉めます。結局BP社を説得してなんとか減圧試験はする事になりました。その試験で急激な圧力の上昇を確認したものの、別の症状から機械の不具合でこうなる事もあるとの指摘をBP社からされ、別の試験をします。実は装置の一部に岩石などが詰まっていて、別の試験では圧力の上昇が計測されないという事態が起こっていました。一部の計器では圧力の上昇を計測したものの、それなら泥が噴出するはずだという主張の通り泥は出てきていません。そのため作業は始められることになりました。そして4月20日の夜、爆発炎上する事になります。

 

物語の半分は施設が爆発炎上するまでの経緯をかなり細かく描いていきます。大企業と利益関係からの作業の短縮、従業員の命を預かっている事から検査には慎重な監督、経費削減のため設備に多くの不具合がある状況などが丁寧に描かれていきます。そしていよいよ事故が起こるんですが、その部分はとにかく凄い迫力です。原油に火がつく状態なので周りが火の海になります。そこからはどうやって脱出するかという点に物語が映ります。とにかく爆発の状況が大きすぎるので、原油の流出を止めようだとか(当初その動きもありました)被害を最小限にしようとかいう余裕がありません。とにかくなんとか脱出しないと、という感じになっています。ですので後半は脱出という事だけに焦点が絞られていました。全体的にはマイク・ウィリアムズ、ジミー・ハレル、ドナルド・ヴィドリンを中心に描いていきますが、その他の人たちの描かれ方が少なかったように感じました。そのため、災害の規模や酷さが人のレベルで今ひとつ小規模に感じられます。その辺がちょっと物足りないかな。

 

監督はPeter Berg、出演はMike WilliamsにMark Wahlberg、Jimmy HarrellにKurt Russell、Donald VidrineにJohn Malkovich、Andrea FleytasにGina Rodriguezです。

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