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映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2017年1月26日〜29日付 ロシア興行成績第1位 3億9427万ルーブル。

 

ロシア国内2番目の規模で、公開2週目の「XXX: The Return of Xander Cage」の約4倍の興行成績を記録したロシアのSFドラマ『ПРИТЯЖЕНИЕ』です。この映画の脚本は、2013年10月13日にモスクワの南部ビリュリョボで発生した暴動にインスパイアされて作ったのだそうです。この暴動は10日にロシア人男性が外国人と思われる男から殺されたという事件(目撃者は男性の婚約者だけでした)から、外国人労働者が沢山いる地区でのデモの際、容疑者が潜んでいると疑いのかかった青果市場を襲った事から暴徒化、380人が逮捕されるという事態になりました。映画はロシア映画としては4番目にIMAX 3D版も作られた映画となった、ランニングタイム132分の大作です。

 

ユリアは高校生の女の子です。お母さんは亡くなっていて、軍人のお父さんと2人暮らしをしています。彼氏のチョーマはワイルドな人で、より親密になろうとしているいい雰囲気です。流星群を見る事が出来ると多くの人たちが空を見上げていて、ユリアの友達スヴェタも屋上で流星を見ていますが、ユリアとチョーマはそれよりも2人でいちゃつく方がいいとの事で友達の部屋を借りました。突然空から巨大な宇宙船が飛来。多くの建物に衝突しながら町の真ん中で止まりました。その衝突にユリアたちのいたビルも巻き込まれ、ユリアは怪我を、スヴェタは亡くなってしまいました。軍は宇宙船に接近して宇宙人とコンタクトを取ります。テレパシーでメッセージが伝えられ、彼らは宇宙船を修理したら立ち去るといってきました。一方、友達を宇宙船に殺されたユリアはチョーマたちとともに宇宙人に復讐をするために立ち入り禁止の宇宙船のある地域に潜入します。そこで異様なスーツの宇宙人に遭遇したユリアですが、ビルが崩れて落ちそうになるところをその宇宙人は助けてくれたのでした。しかしチョーマたちがかけつけ宇宙人を攻撃し、宇宙人ははるか下に落下していきました。下に下りてみるとスーツだけが残されて宇宙人はいません。しかし死体が数体転がっている中の1体の傷が新しいのを見てユリアはそれが宇宙人である事を察知します。しかしチョーマにはそれを教えず、後で1人で彼のもとにやって来ます。

 

冒頭の落下シーンは凄いですが、基本的に派手なシーンはここだけです。宇宙人と人類との戦いものかな、と思っていたんですが、実はETみたいな、いい宇宙人と人間とのコミュニケーション(さらに男性の宇宙人と女性の地球人との恋愛要素もあり)を描くドラマでした。怪我を負っている宇宙人ヘイコンをこっそり病院に忍び込んで(医師がユリアと知り合いです)輸血を試みたり、地球の習慣や常識、食べ物や考え方など異なる環境に戸惑うヘイコンや、徐々にユリアとの距離が縮まっていく過程などが、結構丁寧に描かれていると思います。内容そのものは破天荒なんですが、中々楽しめると思います。ワイルドな彼氏だなあと思っていたら、公判からちょっと危険な存在になってきて、それが終盤に繋がるという展開や、ヘイコンの心の変化(これは反対に仲間の宇宙人からすると興味深いものだそうです)が人間らしいとか、ストーリーは先が気になって面白いです。序盤の始まり方やポスターなどから超大作みたいですが、思った以上に小粒な映画なので、その辺で肩透かしを食らう人もいるかも。

 

監督はFyodor Bondarchuk、出演はЮлия ЛебедеваにИрина Старшенбаум、АртёмにАлександр Петров、ХэконにРиналь Мухаметов、Валентин ЛебедевにОлег Меньшиковです。

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