劇場霊

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2015年11月21日〜22日付 日本興行成績第7位 5720万円。

 

1996年の「女優霊」の20年ぶりに製作された中田秀夫のホラー『劇場霊』です。

主演は当時AKB48にいた島崎遥香で、TBSで深夜に放送されたスピンオフドラマ「劇場霊からの招待状」(1話完結、全10話)ではAKB48のメンバー11人が主演を演じました。ワールドプレミアはエトランジュ映画祭。ジャパンプレミアは第28回東京国際映画祭でした。

 

雨の降りしきる夜、若い女性の前に等身大の人形が立ちはだかります。女性は突然倒れてしまいます。妹が異変に気付いて姉に近寄りますが、そこに人形が襲い掛かります。自分の作った人形に娘2人が殺された事を知ると、児島敬一は人形を始末しようとします。しかしバラバラにして、火をつけようとしたところで駆けつけた警察官に取り押さえられてしまいました。

20年後、水樹沙羅は芸能界に入って5年になりますが、死体の役など自分の納得いく役になかなかつけません。台詞など他の人のまで含めて全て暗記するなどがんばりは人一倍です。所属事務所からは「自分に何が足りないのか考えることが必要」と言われてしまいます。そこで錦野豪太の演出による新作舞台「鮮血の呼び声」のオーディションを受けてみるか、と事務所から打診されました。このオーディションには事務所の売り出し女優の葵も受けます。オーディションで葵とコンビを組んで演技を見せますが、その時葵はセリフを上手くいえませんでした。その際沙羅はセリフを教えてフォローするのですが、それが反対に葵の神経を逆なでしてしまいました。気落ちする沙羅ですが、その後彼女はこのオーディションに受かった事を知らされます。役は農民の娘ですが、それでも満足でした。しかし主演のエリザベート役に葵が受かった事を知らされると思い気持ちになります。それでも気を取り直して稽古に入りますが、そのお芝居で使用される人形は、あの児島家の人形だったのです。

 

わたしも傑作だと思う「女優霊」の続編(といっても内容自体は全く関係ありません。ただ○○霊というタイトルの関連性だけです)です。前作は前半から中盤にかけてはすごい傑作で、終盤の幽霊が出てきたところがいまひとつでしたが、意味深のラストといい、レベルの高いものでした。「リング」は原作を知っているとちょっと問題ありなのですが、単体で見ればそれなりにレベルの高いホラー映画だと思います。この中田秀夫という監督さんは、わたしから見ると作品の波が大きいように思います。「リング」や「仄暗い水の底から」などはいいですが、「クロユリ団地」や「MONSTERZ モンスターズ」などはどうかなあという感じです。そしてこの「劇場霊」ですが、映画の出来としてはまずまずだと思います。人形が人を襲うというものですが、人形なので特にリアルに人間に見せる必要はありません。ですので明らかに人形と分かる方がより怖さが増します。劇場で人形が人を襲うと分ってからのみんなが逃げるという展開はミケーレ・ソアビの「アクエリアス」に似てよかったです。ホラー映画としてはそれなりに楽しめる映画ですが、わたしはマネキンがとても怖くて(子供の頃怖い夢を見てビックリして起きた事がありました)、いまでもデパートとかのマネキンを見るとゾッとします。子供の頃も持っていた本にマネキンの写真が載っていて、怖くて紙を貼って見えなくしてたくらいです。ですので、普通の人よりも人形メインの展開なので怖く感じる部分はあると思います。それでもそこそこ面白いと思います。主演の島崎遥香についてはちょっと微妙。

 

監督は中田秀夫、出演は水樹沙羅に島崎遥香、野村香織に足立梨花、篠原葵に高田里穂、和泉浩司に町田啓太です。

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