2018年度 ビルバオ・ファンタスティック映画祭 結果発表

映画祭 comments(0) - こぶたのゆう

 

2018年5月4日〜12日にかけてスペインのビルバオで行われたビルバオ・ファンタスティック映画祭の結果が発表されました。今年で23回目という結構歴史のある映画祭です。規模は小さいですが設定されている部門は多く、9日間開催という期間もジャンル映画祭としては長いです。展示と活動では、Azkuna Zentroaの実験室、ジョー・ダンテのプレゼンテーション、「ファンタスティック映画の女性による方向性」と題したミーティング、FXメイクアップのマスタークラスなどが開催されました。

ビルバオはバスク州にある町で、100万人以上の人口を抱える大都市で、森林や山、海といった自然豊かな場所でもあります。バスク地方に文化や観光を繁栄させているビルバオ・グッゲンハイム美術館は巨大な軍艦のような形をしたユニークな建物です。

 

2018年度の出品作品は次の通りです。長編映画のみご紹介します。

 

The Strangers: Prey At Night / Rock Steady Row / Chimera / Trauma / Replace / Bad Match / Matar a dios / Vuelven / Downrange / Salyut 7 / The Endless / A Day / Housewife / Mayhem / November / Touched / Hostile / Revenge / Framed / Black Hollow Cage / Portrait of Jennie / Errementari / Encuentros en la Tercera Fase / 78/52 / Dhogs / The Love Witch / La Matanza de Texas / Call TV / Les Affames / La Casa de los Horrores / Necronomicon / Extraterrestrial / La Noche de los Muetros Vivientes / Compulsion / Still/Born / Los Crazies / Game of Death / The Woman / Atraccion Diabolica / Madraza / White Settlers

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

国際競争部門

最優秀作品賞    Mayhem
観客賞       Vuelven

最優秀脚本賞    Vuelven

監督賞       November

最優秀短編映画賞  Bailaora

最優秀バスコ短編賞 Ziren

最優秀短編観客賞  Rip

パノラマ部門

最優秀作品賞    Dhogs

最優秀短編アニメ賞 À CHACUN SA MALÉDICTION

最優秀短編映画賞  Bye Bye Baby

 

国際競争部門の最優秀作品賞に選ばれた『Mayhem』は、若い弁護士デレクはとても悪い日を過ごしています。彼は無実のミスの責任を嫁せられて上司からクビにされたところでした。今彼は職場復帰をお願いするために最上階のCEOを訪ねようとしています。ただそれにはひとつの問題がありました。人間を殺人マニアにしてしまうウィルスが発生し、ビルはロックの状態になってしまったのです、というアメリカのお話。

観客賞と最優秀脚本賞に選ばれた『Vuelven』は、エストレアは10歳、彼女のお母さんが失踪してしまい、エストレアは5人の孤児からなる子供たちのグループに入って生きていく事になりました。失踪中のお母さんの幽霊が現れたとき、彼女は自分の精神状態がおかしくなったのではと考え始めます、というメキシコのお話。

監督賞に選ばれた『November』は、このお話は魔法、ブラックユーモア、ロマンティックな恋愛に満ちた物語です。舞台はエストニアのとある村。そこでは狼男、ペスト、霊が歩き回っています。村人たちの主な問題は、この寒くて暗い冬をどうやって生き延びるかです。そしてその目的達成のためにはタブーは存在しないのです。人々は互いに盗みを働きます。ドイツ人の荘園領主からだったり、悪霊からだったり、悪魔からだったり、そして時にはキリストからも。自分の魂を守る為、それらを盗もうとするクリーチャーたちにクラッツと呼ばれる木製のものや金属のものを与えます。メインとなる主人公は村の若い少女Liinaは村の少年Hansに絶望的な一人寂しく恋愛感情を持っています。彼女の憧れは少女を人狼にさせ、冷たい池の中にジャンプするのです。彼女は愛の名の中に死ぬ準備が出来ています、というエストニアのお話。

最優秀短編映画賞に選ばれた『Bailaora』は、監督Rubin Steinによる、「Light & Darkness」「Tin & Tina」に続く三部作の最終作。スペインの15分のお話。

最優秀バスコ短編賞に選ばれた『Ziren』は、キャロルは最近パートナーを失い、彼女はこの悲劇的な出来事を乗り越える事ができません。医者は彼女に彼を生き返らせるという実験的な方法を話します。キャロルは彼女の人生を永遠に変えてしまうであろうこの重大な決断をどうするか考えなくてはなりません、というスペインの15分のお話。

最優秀短編観客賞に選ばれた『Rip』は、小さな見捨てられた村で1人の女性が彼女の夫の葬式の準備を最新の注意をはらってしています。彼女は計画に従って全てが進む事を望んでいます。ゲストに良い印象を持ってもらうことは彼女にとって非常に重要なのです、というスペインの16分のお話。

パノラマ部門の最優秀作品賞に選ばれた『Dhogs』は、あるタクシー運転手は家から離れようとするとあるビジネスマンのラモンを拾います。ラモンはホテルに降ろしてもらう前に家族の事について運転手と語ります。バーで彼はアレックスと会います。アレックスはラモンにあからさまにセックスしようと持ちかけてきます。「人に不快な思いをさせるのが好き」と彼女はいいます。この映画は観客の視線のもとで振舞われる浅ましく、動物的な人間を描く3つの物語です、というスペインのお話。

最優秀短編アニメ賞に選ばれた『À CHACUN SA MALÉDICTION』は、超自然的な人間が日常生活の一部となっている町で、2人のルームメイトは定期的な問題に直面しています。その問題とは、彼らの家は正体不明の生物によって蝕まれているということでした。彼らは彼らの方法で、この害虫の問題の解決策を見つけようとします、というベルギーの8分のお話。

最優秀短編映画賞に選ばれた『Bye Bye Baby』は、若い女性は静かな夜を過ごそうとしています。友達からの電話のあと、全てのことがうまくいかないようです。家に鎖で繋がれるような不可解な出来事で苦悩と混乱の感情が育っていき、ある疑問が彼女の頭の中をよぎります。本当に彼女はこの家にひとりなのでしょうか?というスペインの15分のお話。

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