キュア 〜禁断の隔離病棟〜

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2017年2月17日〜19日付 全米興行成績第10位 435万ドル。

 

全米2704館で公開されて初登場10位になったアメリカのSFホラー『A Cure for Wellness』です。スイスのアルプスにある謎のリハビリテーションの秘密を巡るお話。アメリカ、ドイツ、ルクセンブルグをベースとしたプロダクションによる製作で、撮影はドイツで行われました。その中には毎年30万人以上が訪れる観光地となっているホーエンツォレルン城も含まれます。映画の脚本は、1924年のThomas Mannの小説「The Magic Mountain」にインスパイアされて作られたそうです。2017年のフライト・メーター・アワードの最優秀撮影賞、ゴールデン・トレイラー・アワードの最優秀スリラー賞などを受賞していますが、4000万ドルの製作費に対して2660万ドルの興行収入と、興行的には良くありませんでした。

 

ニューヨークの非常に大きな金融サービス会社で働く若く野心的なロックハートは、会社の危機にあたり会社のCEOのローランド・ペンブロークを連れ戻すように会社の重役から任務を受けます。ペンブロークはスイスのアルプスにあるウェルネス・センターに滞在して帰る意志がないように伝えてきていました。会社の合併を阻止するためには彼のサインが必要なのです。ロックハートはスパに到着、しかし施設では面接時間は終了との事で会わせてくれません。ロックハートは館長でドクターのウォルメルに詰め寄り、もうしばらく後に会う約束を取り付けます。一時町に戻ろうとした彼は、その道中交通事故に遭います。そしてベッドの中で気がついた時には3日が経っていたのでした。片足を骨折してしまい、しばらく治療となってしまいます。会社には連絡しておいたということなので、ロックハートはペンブロークを施設内で探して彼に戻るように説得しました。ようやく帰ることに合意したペンブロークですが、何故かそのすぐ後彼は容態が急変したということで会えなくなってしまいます。何かを隠しているような館長や職員の態度、施設内にいる「特別」と言われる謎の少女、そして執拗に水を飲むように勧められ、さらに彼は幻覚を見始めます。

 

ランニング・タイム146分とかなりの大作ですが、それを思わせない中々スリリングな映画でした。ホラーというよりはサスペンスに近い感じかな。ペンブロークを連れ戻そうと施設に向かいますが、本人には中々会えず、会ってみると帰りたくないといわれます。さらに帰る気になった矢先に容態が急変して施設から出られないと、何かありそうな雰囲気です。ロックハートも足を怪我して精神的に良くないと治療を勧められます。それに水をとにかく飲むようにと怪しさ全開。麓の村の人たちは施設の人たちを嫌っているとか、この施設(城を利用しています)にはかつて城主とその妻(純血を望むために妹と結婚して子供を作ろうとしていました)が村人によって殺されたという話もあり、使用人が謎のトンネルに出入りしたりと古くからある典型的なスリラーのようでした。前半部分と後半部分で大分印象が変わるので、ここをよしとするとダメとするかで大きく評価が変わりそうです。わたしは思っていたのと違う方向に向かっていったので、割と良かったという印象でした。謎の部分は驚愕の、という程ではないですが、気持ち悪いシーンとか結構あるので、ホラーとしても十分楽しめる内容だと思います。ハンナ役の少女ミア・ゴスは、シャイア・ラブーフの奥さんです。

 

監督はGore Verbinski、出演はLockhartにDane DeHaan、Dr. Heinreich VolmerにJason Isaacs、HannahにMia Goth、Roland PembrokeにHarry Groenerです。

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