2018年度 イマジン映画祭 結果発表

映画祭 comments(0) - こぶたのゆう

 

2018年4月11日〜21日にかけてオランダのアムステルダムで行われたイマジン映画祭の結果が発表されました。この映画祭は映画愛好家と一般の人たち両方に、歴史的及び新作のホラー、ファンタジー、SF映画を紹介する目的で行われています。Foundation AFFFによって組織され、Film Fund and the City of Amsterdamから助成金を受けています。もともとは1991年に設立されたアムステルダム・ファンタスティック映画祭が前身で、2009年に現在の名称に変更されました。

設定されている賞は観客賞となるシルバー・スクリーム賞、審査員賞となるブラック・チューリップ賞、ヨーロッパ映画に特化したメリエス・ダルジャン、若い審査員から選ばれるムービーゾーン賞があります。シルバー・スクリーム賞では、過去には「カンフー・ハッスル」や「REC」、「Get out」が受賞していますし、グランプリとなるブラック・チューリップ賞では2013年に「おおかみこどもの雨と雪」が受賞しました。

 

アムステルダムはオランダ最大の都市で首都です。ですが、国会や中央官庁、王宮など首都機能の多くはデン・ハーグにあります。町の規模はアムステルダムとロッテルダムに次ぐ大きさですが、ここが事実上のオランダの首都ともいえます。そんな微妙な位置のアムステルダムですが、中央駅を中心に網目の状に広がる運河や多くの無総督時代の豪商の邸宅、アンメ・フランクの家など観光として見る場所も多いです。このアムステルダムの運河は世界遺産にも登録されています。

 

2018年度の出品作品は次の通りです。

 

長編部門

Along With the Gods: The Two Worlds (Singwa hamgge) / Les Affamés / Brawl in Cell Block 99 / Compulsion (Compulsión) / The Changeover / The Cured / A Day / Dhogs / Downrange / Embrace Me / The Endless / Family / Four Hands / Ghost Stories / Glass Garden / Hagazussa - A heathen's curse / How to Talk to Girls at Parties / Human, Space, Time and Human / Incident in a Ghost Land / Isle of Dogs / Junk Head / King Cohen / Let the Corpses Tan (Laissez bronzer les cadavres) / The Lodgers / Mayhem / Mom and Dad / Mon mon mon Monsters / My Friend Dahmer / The Man With the Magic Box / November / Pyewacket / The Place / Revenge / Salyut - 7 / The Scythian / Terrifier / Tiere (Animals) / Tigers Are Not Afraid / Tower. A Bright Day / Tragedy Girls / Unsane / World of Darkness

短編部門

Black Label / Downside Up / Rien ne va plus/ RIP / Holy F++ck / Viola Vs. the Vampire King / We Summoned a Demon / Besoin Dead / Birthday / Mouse / The Sound / Latched / Judgement / Julkita / Count Your Couses / Real Artists / Sons of Bitches / Lunch Ladies / Caronte / Dystopian: Lovesong / Exhale/Expire / The Boogeys / Overrun

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

シルバー・スクリーム賞  Isle of Dogs

ブラック・チューリップ賞 Tiger Are Not Afraid

メリエス・ダルジャン長編 The Place

メリエス・ダルジャン短編 Downside Up

 

シルバー・スクリーム賞に選ばれた『Isle of Dogs』は、近未来の日本が舞台。犬インフルエンザの大流行によって離島に隔離された犬たち。12歳の小林アタリは愛犬スポッツを探し出すために小型機を盗んで犬たちが隔離されているゴミ処理場の島「犬ヶ島」に向かいます。その島で出会った5匹の犬たちと一緒に行動する事になった彼は、事態の裏に大きな陰謀がある事を知ります、というアメリカとドイツの合作。

ブラック・チューリップ賞に選ばれた『Tiger Are Not Afraid』は、エストレアは10歳、彼女のお母さんが失踪してしまい、エストレアは5人の孤児からなる子供たちのグループに入って生きていく事になりました。失踪中のお母さんの幽霊が現れたとき、彼女は自分の精神状態がおかしくなったのではと考え始めます、というメキシコのお話。

長編部門のメリエス・ダルジャンに選ばれた『The Place』は、不思議な男はいつも同じレストランの同じテーブルに座っています。彼は実行する仕事と引き換えに8人の訪問者の願いを叶えるために準備をしています。男は誰にも実行不可能な仕事を設定する事はしないと宣言、それぞれの要求は倫理的な原則に反します。しかし願いを叶えるためにはそれぞれの仕事を達成しなければならないのです。警察官のEttoreは強盗に盗まれたお金を見つけ出す必要がありますが、そのために誰かを血まみれにしなければなりません。シスターChiaraは信仰を失った人を見つけたいと望んでいますが、そのために妊娠しなければなりません。メカニックのOdoacreは表紙の女の子とのセックスを望んでいますが、そのためには子供の面倒を見なければならないのです、というイタリアのお話。

短編部門のメリエス・ダルジャンに選ばれた『Downside Up』は、全人口がダウン症の人々で構成されている世界で、そこに馴染もうと苦しんでいるノーマルの男の子を描くベルギーの15分のお話。

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