デモンズ

映画 comments(0) - こぶたのゆう



1985年10月4日にイタリアで公開されたランベルト・ハーバ監督のホラー『Dèmoni』です。閉鎖された映画館でのサバイバルを描いた悪魔もので、製作総指揮はダリオ・アルジェント。一般的にはゾンビものとされている傾向がありますが、実際にはラブクラフトのクトゥルフ神話を基盤としている悪魔ものです。

大学生のシェリルは地下鉄で仮面をつけた男に後を付けられます。怖くなって逃げますが男は追いつきます。そして手に渡されたのは映画の試写会のチケットでした。「メトロポール」という聞いたこともない映画館でした。シェリルはこれから会う友達のキャシーの分ももらいました。
映画館に行ってみると結構な人数の人が来ていました。その中でローズマリーという黒人女性がふざけて館内に飾ってある銀色の悪魔の仮面をつけますが、はずす時に頬に傷を作ってしまいます。シェリルとキャシーは映画館内で知り合ったジョージとケンという2人の男性と知り合い、彼らはシェリルたちの隣に座りました。
映画の内容は、ノストラダムスの墓を暴いた4人組がその呪いで次々に殺されるというホラー映画でした。その上映の最中、ローズマリーは頬の傷から再び出血を始めたのでトイレに向かいます。ところかその傷口から膿のような液体が大量に流れ出てきたのでした。ローズマリーが帰ってこないので、3人組(内1人は黒人男性)のもう1人の女性カルメンが様子を見に行きます。そして悪魔に変わり果てていたローズマリーに襲われたのでした。
映画の中ではロビーに飾ってあった銀色の仮面と同じ仮面をつけた男が悪魔となって、次々に仲間を襲い始めていました。そしてナイフを振りかざすと同時にスクリーンが切り裂かれ、後からカルメンが倒れこんできたのです。カルメンの爪が鋭く伸び、歯が抜け落ちて牙が生えてきます。観客たちは驚いて外に逃げようとするのですが、その時すでにドアは何者かによって閉じられていて、出ることができなくなっていました。そして悪魔と化したカルメンは劇場内の観客を襲い始めます。襲われた観客も悪魔と変わり悪魔の数がどんどん増えていきます。

閉ざされた映画館という狭い空間の中で繰り広げられる惨劇。そして一息つく暇もないくらいの早い展開。扉があるはずの出口が壁になっていて外に出られないという絶体絶命のストーリーに加え、悪魔の一人の背中から新しい悪魔が誕生してくるとかとにかく思わず引き込まれるお話です。さらに(なぜか)劇場内に展示してあったバイクにまたがり、同じく展示してあった日本刀を手にして悪魔をバッサバッサと切り倒していく漫画のような展開。いい意味でそのハチャメチャぶりが楽しめる映画でした。序盤に出てくる女の子ハンナにフィオレ・アルジェント。この人はダリオ・アルジェントの娘です。ラストはちょっと予想を裏切るようなびっくりの展開が待っている、スプラッターの名作です。

 

監督はLamberto Bava、出演はGeorgeにUrbano Barberini、CherylにNatasha Hovey、KenにKarl Zinny、KathyにPaola Cozzo、HannahにFiore Argentoです。

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