シン・ゴジラ

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2016年7月30日〜31日付 日本興行成績第1位 6億2461万円。

 

ここから2週連続No.1、最終興行収入82億5000万円の大ヒットとなった東宝製作のゴジラシリーズの第29作目『シン・ゴジラ』です。今回はファミリー路線ではなくシリアスな政治色を色濃くした大人向けの作品に仕上がっています。第40回日本アカデミー賞では最優秀作品賞・最優秀監督賞・優秀主演男優賞(長谷川博己)・優秀助演女優賞(石原さとみ/市川実日子)・優秀音楽賞・最優秀撮影賞・最優秀照明賞・最優秀美術賞・最優秀録音賞・最優秀編集賞を受賞、その他第38回ヨコハマ映画祭の特別大賞、第71回毎日映画コンクールの日本映画大賞、第59回ブルーリボン賞の作品賞など多くの賞を受賞しました。最終的に82.5億円を記録し、2016年の年間興行収入の第3位(上は1位の「君の名は。」250億円、2位の「スター・ウォーズ フォースの覚醒」116億円です)となりました。

 

11月3日御前8時30分頃、東京湾羽田沖の大量の水蒸気が噴出し、同時に東京湾アクアラインでもトンネルの崩壊事故が発生しました。原因を海底火山等の自然災害の発生と見て対応を進める日本政府ですが、現場にいた人たちからの動画の投稿では正体不明の巨大な生物らしきものが映っていたのです。矢口内閣官房副長官はその存在の可能性を口にしますが、他の人たちは相手にしてくれません。いったんは自然災害での対応が決まりかけていましたが、その時テレビで巨大な生物の尻尾の映像が流され事態は一変してしまいます。専門家の意見から上陸はあり得ないとの事でしたが、その生物は陸に上がり這うようにして移動を進めます。さらに途中で進化し、直立二足歩行までするようになったのでした。自衛隊の攻撃命令が下されいよいよ攻撃という時になって逃げ遅れていた人を発見、攻撃は中止されます。しかしその生物も方向を変え海に戻っていったのでした。この事件は2時間強で死者・行方不明者100人以上という惨事をもたらしたのでした。再び巨大生物が現れる事が予想されるため、矢口を事務局長とした巨大不明生物特設災害対策本部が設置、さらにアメリカから大統領次席補佐官と大統領特使が極秘に来日し巨大生物は牧吾郎という学者が研究していた生物であるという情報を日本側に流します。牧はこの生物に「Godzilla」と名付けていました。牧は行方不明になっていて、彼の残した暗号化された資料など、ゴジラの謎を解く鍵を巨災対は渡されます。牧の資料から、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得るという、完全生物である事が分ります。さらに短時間での進化から、この先どのように変化していくのが予想もつきません。そんな中、4日後の11月7日、ゴジラが鎌倉に再上陸します。そしてその姿は前回と大きく変わり、さらに倍近い大きさに成長していたのです。

 

これまで幾つかのゴジラ映画は観たことがありますが、その中では一番の面白さでした。ディスカッションしてできるだけリアル志向で作られたようで、現実に日本にゴジラが現れたときの日本政府の対応はこんな感じになるだろうなという部分がリアルに感じました。日本のいい部分、悪い部分も描かれ(自虐的です)、政治色の強い反面それに対する批判の色もかなり濃いように思います。町の大惨事、一般の人たちの状況は必要最小限に抑えられ、日本政府(及び自衛隊)とゴジラとの戦いに焦点が絞られているので、バトルという図式がはっきりしていて観ていてその展開が分り易かったです。フルCGという事ですが、少し気になったのは前半から中盤のゴジラの動きがあまり動物的に感じられなかったところ、ただゴジラのパワーの凄まじさが描かれるところは凄いの一言です。こんなスペクタクルなシーンがリアリに日本映画も描けるようになったんだなあと驚きました。特に終盤のゴジラを倒すために高層ビルを破壊してゴジラに向かって倒させるところや、ゴジラから出される光線によって町が破壊されるすごさは日本映画では初めて見たように思います。これらのシーンはハリウッド大作に全然引けを取らない出来栄えだと思います。リアルに徹した分、終盤がちょっとあっけなく感じましたが、それでも久々に観る日本映画の大作だと思います。

 

総監督は庵野秀明、監督及び特技監督は樋口真嗣、出演は矢口 蘭堂に長谷川博己、赤坂 秀樹に竹野内豊、カヨコ・アン・パタースンに石原さとみ、大河内 清次に大杉漣、東 竜太に柄本明です。

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