ブレア・ウィッチ

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2016年9月16日〜18日付 全米興行成績第2位 957万ドル。

 

1999年に大ヒットした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の正統な続編(ブレアウィッチ2は劇中で前作は映画のフィクションとなっていますので)となる『Blair Witch』です。今回は前作で行方不明になった3人の学生の1人ヘザーの弟が姉を探そうとするお話です。監督は「サプライズ」のアダム・ウィンガード。第1作目は最初27館の限定でスタートし、拡大公開の1101館で2920万ドルを記録しました。今回はその3倍もの上映館数ですが、数字は3分の1程度と17年前の物価の差があってもこれだけの差をつけられてしまっています。これはかなり低い数字でしょう。それでも500万ドルの製作費でトータル4520万ドルまで行ったので、製作側としてはOKだと思います。当初「The Woods」のタイトルで予告されていました。

 

メリーランド州バーキッツヴィルの森で学生3人が行方不明になって20年年後の2014年。失踪した3人のうちのひとりヘザーの弟ジェームズはYouTubeで姉ではないかと思われる人物が映った廃墟の映像を発見します。彼は姉の生存を信じていましたが、この映像を見て確信を持ちます。そこで友人のピーター、アシュリー、リサを伴ってあの森に入る事にします。リサは映画制作科の学生で、ジェームズの捜索を「The Absence of Closure」というタイトルのドキュメンタリーにしようと考えていました。そこで1994年の遺されたフィルムから事態を予測し、ハンドカメラから頭に取り付ける小型カメラ、そしてドローンによる上空からの撮影といった現代のハイテクを利用する事にします。この時は当事者のジェームズでさえ、バーキッツヴィルで起こった事に対してそれほど真剣には考えていなかったのでした。現地で動画を投稿したレーンとタリアに合流します。撮影した場所を教えてもらう代わりに2人の同行を条件にされた4人は渋々許可する事にしました。いよいよ森に入り最初の夜、辺りで木の倒れる音のようなものが頻繁にしてきていました。そして次の日の朝、テントの周りにあの木を束ねて人型にしたものが沢山ぶら下がっていたのです。しかしそれがレーンの仕業である事が発覚、同時に彼らは動画がヤラセであることを知り失望したのでした。仕方なく森を出る事にするのですが、ひとつの方角に向かって歩き続けているにも関わらず、彼らはテントを張った場所に戻ってきてしまいます。こうして森から出られなくなってしまうのでした。

 

前作の大ヒットから17年ぶりの続編という事で期待大でしたが、続編という観点から言うと残念な作品となっていました。ホラーとしてみるとそれなりに怖く、例えばテントが突然空に上昇してしまうだとか、森の中に突如現れた廃墟の中の異様な様子など映像的に怖くなるシーンは多いです。4人と2人が仲間割れで別行動となり、さらに4人も徐々に姿を消していくというホラー定番の流れ、想像を絶する超常現象のような魔女の力のような存在なども映像に力が入っています。ところでわたしは前作が大好き(ホラー映画の中では1番だと思っています)なんですが、その最も大きな理由はこれが魔女の呪いなのか、それとも悪魔崇拝を本気で信じてやっている人間なのか、そのどちらも考えられる怖さにあります。映画の中でも3人のひとりは町の人間が嫌がらせをしてると主張してましたもんね。ピーター・フォンダの「悪魔の追跡」もそうですが、わたしはこの映画はそういった狂信的な人間がやってるという見方でしたので、こちらの映画の展開にはどちらかというと醒めてしまいました。こっちは完全に魔女(のような人間ではないなにか)でしたから。物語の流れも前作を大まかになぞるような、続編というよりはリメイクみたいな感じて同じ印象を受けます。終盤のあの展開は、好意的な意見もチラホラありますが、わたしはどうかなという、否定的な感想でした。この映画を観るに際して第1作目を観ましたが、やっぱりあちらは傑作だと思います。

 

監督はAdam Wingard、出演はJames DonahueにJames Allen McCune、Lisa ArlingtonにCallie Hernandez、Peter JonesにBrandon Scott、Ashley BennettにCorbin Reid、LaneにWes Robinson、TaliaにValorie Curryです。

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