ゾンビ・ガール

映画 comments(1) - こぶたのゆう

 

「グレムリン」で知られるジョー・ダンテ監督のコメディ・ホラー『Burying the Ex』です。2015年1月にImage Entertainmentが映画上映権を取得して、同年ビデオ・オン・デマンドでリリース。ロッテン・トマトではレートが28%と低かったものの、サターン・アワードで最優秀DVD or Blu-rayリリースを受賞しました。2015年6月にはベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティションにて上映、その1年後主演のイェルチンは車の事故で亡くなりました。自分の車と門に取り付けられた郵便受けの間に挟まれていて、急な坂を何かの原因でエンジンをかけたままの車が下ってきて(家から門まで下り坂だそうです)挟まれたのではとみられています。享年27歳でした。

 

ホラーが大好きなマックスには、綺麗だけど性格がきついガールフレンドのエブリンがいます。半分兄弟のトラビスにも強く当たり、自身はエコロジーに関心を持っていてマックスにも強制します。ある日アイスクリーム屋に入るとホラーをテーマにしたアイスを売っているのを見て喜んだマックスは、そこの店主のオリビアとホラー映画の話で意気投合。それを面白くないと感じたエブリンはオリビアにもきつく当たります。精神的にも限界を感じていたマックスはトラビスに相談し、彼女と別れたほうがいいとアドバイスを受けていました。そこで公園に呼び出して別れを切り出そうとしていた矢先、目の前でエブリンが車に轢かれて亡くなってしまいます。別れようと思ってはいたもののいざ亡くなると辛い日々を送っていたマックスは、トラビスに勧められて見に行ったレトロのホラー映画の上映会の帰り、オリビアと再び会います。彼女も元カレとの事で辛かった思い出から話が弾み、それをきっかけにマックスはオリビアに心惹かれるようになっていきました。オリビアもマックスに好意を抱いていて、2人の仲は進んでいったのですが、そんな時死んでお墓に埋められたエブリンが部屋に帰ってきます。

 

死んだ元カノが体が腐りながら家に戻ってきて、前と同じように暮し始めるというホラー的な要素と、新しくオリビアという女の子といい雰囲気なのにエブリンが帰ってきてしまい、お互いにバレないようにするという二股的なコメディ要素が特に目立つ作品。交通事故のシーンとかかなり安っぽい(B級的というのではなく合成まるわかりの安っぽさです)のでどうかなあと思っていましたが、エブリンが帰ってきてからの展開はコメディ部分が特に楽しく感じました。マックスの煮え切らない態度具合もいいですし、エブリンのヒステリックな役も申し分ないです。オリビアとの進展が急過ぎはしますが、もともとエブリンが死んでいるのに生き返るというあり得ない設定なのであまり気になりません。全体的にコメディ要素の強い作品なので、気楽に観られるところがいいです。映画館というより、深夜テレビで観るホラー映画としては十分な面白さになっていると思います。

 

監督はJoe Dante、出演はMaxにAnton Yelchin、EvelynにAshley Greene、OliviaにAlexandra Daddario、TravisにOliver Cooperです。

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