ウルフコップ

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2014年にカナダで製作された低予算のホラーコメディ『Wolfcop』。アメリカ、カナダでは限定的な公開、イギリスではソフトのみのリリースでした。撮影は2013年10月からカナダ中西部にあるサスカチュワン州レジャイナとその周辺で行われました。ここは監督Lowell Deanの前作「13 Eerie」でも撮影に使われた場所です。この映画ではレトロ・スタイルを意識して製作されています。

 

ウッドヘブンの小さなコミュニティのアルコール漬けの警官ルー・ガルーは日々を仕事中の居眠りかジェシカのバーにいるかに使っています。彼の友達のウィリーが、自分が経営している店の裏庭で若者たちが何やらおかしな事をしているようだから見に来て欲しいと頼まれます。現場に向かってみると、ガルーはそこで縛られている男を発見、すぐさま後ろから何者かに殴られて気を失ってしまいました。目が覚めると自分の部屋のベッドに横になっています。そして自分のお腹に何かのマークが刻まれていたのでした。その日からガルーの感覚が非常に鋭くなり、ヒゲも剃ってもすぐにまた生えてきます。現町長の対抗馬として出馬していたウォレスがその朝死体で発見され、首が動物にやられでもしたように激しく痛んでいました。そこで32年ぶりに町の祭を中止する事になったのです。ガルーは同僚のティナから32年毎に祭が中止になっているという事を聞き、それに関心を持つようになります。その夜いつものようにジェシカのバーで、珍しく調べ物をしていたときガルーは気分が悪くなります。同時期に店を閉めようとしていたジェシカは数人の男がお店の外をうろついているのを目撃しました。この男たちはバーを襲おうとしていたのです。ガルーはトイレに駆け込んで吐きますが、体に異変が起こり狼男へと変身してしまいます。そしてその場に居合わせた男たちを血祭りに上げていきます。

 

狼男のメイクはチープで、全体的に低予算バリバリの映画です。ダメ警官が何者かによって狼男にされ、月の夜に狼男に変身したガルーは後先を考える事なく暴走します。これはまずいだろう、という事までバンバンしていき、これでは収拾できないと見ている方が心配するくらいですが、出演者(暴走の度合いが心配なのはガルーだけじゃありません)はそんな事お構いなし。それがいい意味でブラックユーモアになっているところは感心しました。あまりに現実的ではない展開ですが、リアルに描こうという姿勢は一切なく、そんなの気にしない気にしないというような感じの描き方でかえって好感が持てます。悪者たちとのバトルもやり過ぎのかなりグロテスクな演出です。目を背けたくなる程ですが、作ってる側がそれを楽しんでいるような、悪ノリな感じです。続編も作られたようで、好きな人はかなり好き、というような映画だと思います。

 

監督はLowell Dean、出演はLou Garou/The WolfCopにLeo Fafard、TinaにAmy Matysio、Willie HigginsにJonathan Cherry、JessicaにSarah Lindです。

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