キング・オブ・エジプト

映画 comments(1) - こぶたのゆう

 

2016年2月26日〜28日付 全米興行成績第2位 1412万ドル。

 

1億4000万ドルの製作費をかけてワールドワイドのトータル興行収入1億5000万ドル、アメリカ国内だけでは3100万ドルという低い数字になってしまった古代エジプトを舞台にしたファンタジー・アクションアドベンチャー『Gods of Egypt』です。映画はアメリカの製作の下、オーストラリアで撮影が行われました。第37回ゴールデン・ラズベリー賞(アカデミー賞の前に「最低」の映画を選んで表彰するものです)で5部門にノミネートされました。この数字は37回の中では2番目に多いものでしたが、幸い(?)にも受賞はゼロでした。

 

古代エジプトのもうひとつのバージョンの時代。エジプトの神々は人間とともに生活していました。そのエジプトの国を治めているのはオシリス。今日はそのオシリスが王座を息子のホルスに譲る日でした。そこにオシリスの弟のセトが現れ兄を殺します。王国を含めた人間たちの地域を治めるように命じられたオシリスに対し、不毛の砂漠を治めるように命じられたセトは兄に対し長年の恨みと王としての権力を欲していたのです。ホルスは父の仇とこの叔父と戦いますが、反対に両目を奪われてしまいます。ホルスと恋仲にあったハトホルがセトの妃となる事でホルスは命を救われることになりました。王国はセトの軍勢に支配され、死者の国での評価はお金で決まるようにされてしまいます。

1年後、人間のベックは奴隷として働かされていました。駈落ちした妻のザヤはセトの主任建築士ウルシュの下で働いていますが、セトの戦いで奪った宝物の保管庫の地図を見る事ができ、ここにホルスの目があると確信します。ベックは神々の事を信仰してはいませんが、心から信仰しているザヤのお願いでホルスの目を盗み出す事になりました。見事成功しますが、ザヤとの町の脱出の際、ウルシュの放った矢がザヤに当たってしまいます。死んでしまったザヤを連れてホルスの所に向かったベックは、目を返す条件にザヤを生き返らせてくれとホルスに交換条件を出します。

 

全くのオリジナルストーリーで語られるこのお話、エジプトの神々の設定も大まかなものは本来のものを使用していますが、ほとんど別ものといってもいいくらいの改変が行われています。神話ではホルスはオシリスとイシスの子で、父の敵であるセトを征伐しますし、ハトホルは死者を冥界に導くとされます。映画での神々は本来の姿を現すとまるで金属の姿みたいなロボットみたいな感じになりますし、流す血は金と、凄い設定になっています。古代エジプトですが、それを舞台にしたSFのノリで観るのがいいのかなあとも思います。物語は定番の流れ、正義が最初は負けて、苦難を乗り越えて最後は悪に勝つ、という流れがあって、そこに軽いノリが加わって気軽に観れるエンターテインメントみたいな感じ。それなりに楽しめるのでわたしはよかったと思います。最後の戦いが、それまでと違ってこんなのでやられちゃうの?っていう風なのですが、それまでがあちこちに吹っ飛びながらの激闘でそれほど怪我をしていなので、あっけなく感じてしまいました。

 

監督はAlex Proyas、出演はHorusにNikolaj Coster-Waldau、BekにBrenton Thwaites、ThothにChadwick Boseman、HathorにÉlodie Yung、ZayaにCourtney Eaton、SetにGerard Butlerです。

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