2017年度 ビルバオ・ファンタジー映画祭結果発表

映画祭 comments(0) - こぶたのゆう

 

2017年5月5日〜12日にかけてスペインのビルバオで行われたビルバオ・ファンタジー映画祭(FANT 2017)の結果が発表されました。今年で第23回目となる結構歴史のある映画祭です。ビルバオはスペインのバスク州ビスカヤ県にある町で、ビスカヤ県の県都です。スペインの北の方、フランスとの国境近くにある町で、このビルバオ都市圏はスペイン北部で最も人口の多い都市圏のひとつとなっています。映画祭の規模自体はそれほど大きくないんですが、8日間かけて出品される作品や設定されている部門は多く、わたしは結構注目しています。

 

2017年度の出品作品は次の通りです。主なものをご紹介します。

 

オープニング Pieles

オフィシャルセクション

1974 / Found Footage 3D / I Am Not A Serial Killer / La Noche del Virgen / Noctem / Seoul Station / The Evil Within / The Unseen / El Ataud de Cristal / Hiperspmnia / It Stains the Sands Red / Lake Bodom / Prevenge / Sweet, Sweet Lonely Girl / The Eyes of My Mother / The Void

ファンタジー・パノラマ

A Floresta das Almas Perdidas / La Sexta Almna / Peelers / El Cielo en el Infierno / Money / Therapy

アベンチュラ・オーディオビジュアル

Berberian Sound Studio / Equals / The Duke of Burgundy / Cine Basura / Into the Forest / THe Wailing

クロージング Pet

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。主なものをご紹介します。

 

オフィシャルセクション

最優秀作品賞 Seoul Station

最優秀脚本賞 I am not a Serial Killer

革新的監督賞 The Eyes of My Mother

短編審査員賞 La Voce

バスク短編審査員賞 Bestealdetik

短編観客賞  The App
ファンタジー・パノラマ

最優秀作品賞 A Floresta Das Almas Perdidas

最優秀短編賞 Einsten Rosen

 

オフィシャルセクションの最優秀作品賞に選ばれた『Seoul Station』は、各映画祭で多くの賞を受賞している韓国映画「Train to Busan」の前日譚を描くアニメ。血まみれのホームレスがソウル駅で死んだ後、ゾンビとして生き返ります。さらに他の人を襲い、襲われた人はさらにゾンビになってしまうという感染の拡大が爆発的に発生し、政府はソウル駅周辺を封鎖しようとします、というお話。

最優秀脚本賞に選ばれた『I am not a Serial Killer』は、アメリカ中西部のとある町にある葬儀屋の16歳の息子ジョンは死体や殺人に異常な興味を持っていてソシオパス(社会病質者)と診断されます。彼のいる町で体の一部が持ち去られるという連続殺人事件が発生し、殺人鬼に興味を持った彼は殺人鬼を探し始めますが、その正体は隣に住んでいる老人でした、というアイルランドとイギリスの合作。

革新的監督賞に選ばれた『The Eyes of My Mother』は、人里離れた農家で、以前はポルトガルで外科医をしていたお母さんは娘のフランチェスカを解剖学を理解させ、死に動じる事のないよう教育していました。ある午後、訪問販売員がお母さんを殺害し、フランチェスカは犯人を納屋に監禁して目玉と声帯を取り除き、ペットとして飼います。その後チャーリーも無口なお父さんも死んでしまった彼女はキミコという日本人学生と知り合いますが、フランチェスカは彼女を訪問販売員と同じように目玉と声帯を除去し、買い始めます、というアメリカのお話。

短編審査員賞に選ばれた『La Voce』は、産業規模で豚を殺している屠殺場で働くエドガーを描くお話。彼は仕事を愛し、酷い音痴ですがオペラを歌う事を愛しています。そしてとりわけ彼の夢の中のストリッパー、ジネットを愛しています。しかしエドガーが彼女に結婚を申し込もうとしていたその日、彼女がボスと寝ていた事を知ります。ショックは彼から声を無くし、屠殺場の豚の声になっていたのでした、という17分のお話。

バスク短編審査員賞に選ばれた『Bestealdetik』は、暗闇の中で石の家を建てる大工を描く15分のお話。

短編観客賞に選ばれた『The App』は、ベニートはモバイルアプリのおかげで幸せです。しかしアプリがあなた自身を殺す事を指示したらどうなりますか、という16分のお話。

ファンタジー・パノラマ部門の最優秀作品賞に選ばれた『A Floresta Das Almas Perdidas』は、失われた魂の森はポルトガルの最も有名な自殺の名所です。夏の朝、2人の人物がその森の中で偶然出会いました。リカルドは人生を諦めた老人。カロリーナは偏屈で不安定な若い女の子です。2人がここにやってきたのも他の人たちと同じ理由でした。2人は一緒に森を探検し、お互いに話を続ける事で自殺を延期することにします。しかし森の中を進むにつれて、このペアのうちの1人は他の理由でこの森の中にやってきた事が明らかになります。その人物は実際にはシリアルキラーなのです、というポルトガルのお話。

最優秀短編賞に選ばれた『Einsten Rosen』は、1982年の夏。テオはワームホールを見つけたといっています。彼の弟のオスカーは彼を信じていません。少なくとも今の所…という9分のお話。

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