ハンナ

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2011年4月8〜10日付 全米興行成績第2位 1237万ドル。
ジョー・ライト監督、主演シアーシャ・ローナンの2度目のタッグとなるアクション映画です。前回のタッグ作品『つぐない』は、第65回ゴールデングローブ賞作品賞と第61回英国アカデミー賞作品賞受賞した作品でした。作中の主人公ハンナは16歳ですが、それを演じたシアーシャ・ローナンも撮影当時16歳でした。

北極に近いフンランドの深い森の中でハンナはお父さんと2人で暮らしていました。そして毎日殺しのテクニックと、様々な知識を徹底的に仕込まれたのです。小屋にはラジオもテレビもなくて、本は百科事典と隠しているグリム童話の本だけでした。そしてそのグリム童話の本にはお母さんの写真が挟んでありました。
ある時、いよいよハンナが外の世界へ出ることになりました。小屋にあったスイッチを押すと、いよいよここを離れることになるのです。お父さんはスーツ姿になり1人で小屋を離れます。まもなく小屋にCIAの一隊がやってきてハンナは捕まってしまいました。ハンナはマリッサという人に会いたいと泣き出します。マリッサが現われハンナを抱きしめて落ち着かせているその時、突然ハンナはマリッサを殺します。ハンナの目的はマリッサというCIAの女性の暗殺だったのです。しかし本物のマリッサは別にいました。そしてその少女が、自分を亡き者にする為に送り込まれた暗殺者であることを知ります。ハンナはCIAの秘密基地から一人で脱出、逃亡の生活の始まりです。マリッサとハンナ、どちらが殺すか、殺されるか、の追いかけっこが始まります。

といったお話です。ハンナは物心ついたときからお父さんと2人だけの生活しか知りません。暗殺者としての技術は超一流なのですが、世間的な知識は百科事典だけです。そのギャップから、どうしてもちぐはぐな言葉や行動になってしまうのですが、とある家族との交流によってそれがどんどんなくなり、普通の女の子になっていくといったところがよかったと思います。そしてハンナの身の上に関係する隠された真実が明らかになります。『つぐない』では殺人鬼に殺されてしまった少女の役でしたが今回は一転、殺す側になりましたね。こういった殺人兵器が自分とは接点のなかった家族のふれあいによって人間らしさを取り戻す(人間らしさが生まれる)というストーリーは、『リーサル・ウェポン』なんかにも通じるんじゃないでしょうか。映画の雰囲気はどちらかというとシリアス路線で、決して明るい内容ではないですが、かといって暗いというわけでもないので見やすいです。ハンナがどう見てもか弱そうに見えるそのギャップもいい感じになっているので中々の良作だと思います。

 

監督はJoe Wright、出演はHanna HellerにSaoirse Ronan、Erik HellerにEric Bana、Marissa WieglerにCate Blanchett、SophieにJessica Bardenです。

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