タイガー 伝説のスパイ

映画 comments(0) - こぶたのゆう


2012年8月19日〜25日付 インド興行成績第1位 13億8850万ルピー。

公開初日だけで3億2930万ルピーという、これまで「Agneepath」が持っていた歴代オープニング初日記録を塗り替えての1位、さらに週末の興行成績10億160万ルピーも史上初の10億ルピー越えを記録しての歴代1位、トータル興行収入32億ルピーは歴代2位(1位は「きっと、うまくいく」でした)というものすごい記録を打ち立てたインドのアクション・コメディ『Ek Tha Tiger』です。でも現在ではこれらの記録は既に塗り替えられていますけれど。初登場の週は2位に約55倍もの興行収入の差をつけるという圧勝での1位で、ここから2週連続のNo.1、そして2012年度の年間1位となりました。

インドとパキスタンは敵対する国同士。それぞれの国の中では相手国の諜報部員が暗躍しています。インドの諜報局RAWの凄腕スパイのタイガーは特に目的も趣味もなく、次々来る任務を忠実にこなす日々でした。イラクで裏切り者を始末する任務が終了した次の任務は、パキスタンに兵器の機密を横流ししている疑いのあるダブリン大学のインド人教授に接近してその真偽を確かめる事でした。タイガーは教授の記事を書こうとしているジャーナリストに成りすまして近づきますが、その際教授の身の周りの世話をしている女子大生のゾヤと知り合います。彼女のツテで教授と知り合いになったタイガーですが、任務そっちのけでこれまで女性には見向きもしなかった彼には信じられない事にゾヤに心を奪われていきます。彼女もどうやら自分に好意を持ってくれているらしく、本気で2人の将来の事を考え始めました。そんなある時、教授が出かけている最中に教授の自宅のパソコンにアクセスしている者がいるとの連絡を仲間から受けます。現場に駆けつけてみると、そこにいたのはゾヤでした。彼女はパキスタン側のスパイで、パキスタンに情報を流していたのは彼女だったのです。

インドで大ヒットしたアクション・コメディ・ドラマですが、前半と後半(途中インターミッションが入るのはインド映画には多いようです)でかなり印象が違います。前半はシュワルツェネッガーの「トゥルー・ライズ」に似ている感じで、スパイである事を隠して冴えない中年男性を演じていますが、ところどころ意地というかプライドというか素を出してしまうというコミカルなノリです。後半はインドとパキスタンという敵対している国同士のそれぞれの諜報部員であるタイガーとゾヤが逃避行する訳ですが、こちらの方は「ロミオとジュリエット」のような感じで前半部分と比較するとグッとシリアスな展開となっていきます。色々な要素を多く詰め込んだ贅沢な内容ですが、割と無理なくそれぞれの要素が溶け込んでいるように思いました。この2国間の国際情勢を良く知らないので、リアリティ部分などは良く分かりませんが、知らない自分が見て十分楽しめる作品ではあります。アクション・シーンなどはハリウッド映画と同じレベルだと思いますし、インド映画ですが舞台はどちらかというと国外がメインとなっているのであまりそれらしさは感じません。エンターテインメントとしてすごく楽しめる映画です。

監督はKabir Khan、出演はTigerにSalman Khan、ZoyaにKatrina Kaif、GopiにRanvir Shorey、ShenoyにGirish Karnad、Professor Anwar Jamaal KidwaiにRoshan Sethです。
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