稲川淳二の超こわい話 禁忌領域

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2010年7月23日にバンダイビジュアルから発売されたオリジナルDVD『稲川淳二の超こわい話 禁忌領域』です。
「稲川淳二の超こわい話 怨霊奇談」と同時発売でした。この作品も6話が収録されています。収録内容は「ねんねこの赤ちゃん」「カンボジア」「南房総の足跡」「曰くつきの家」「バックミラー」「宮野森特別区域駐車場」です。

「ねんねこの赤ちゃん」は人気のない田舎道を歩いていると向こうからねんねこを背負った女性が歩いてきます。赤ちゃんが激しく泣いているので様子をみようとすれ違いざまねんねこの中を覗いてみると…といったお話。
「カンボジア」は友人の加納さんとカンボジアへ心霊探訪に行った時の事。そこで泊まったホテルで体験した怪異は昔の大虐殺と関係がありました、というお話。
「南房総の足跡」は南房総にある廃墟を探検しに夜やってきた学生たち。もっと怖くしようということになり、廃墟の中で懐中電灯の灯りも消して怪談話を始めます。ところがそこにはもう1人学生たちではない何かがいました、というお話。
「曰くつきの家」は曰くつきの家を探しに行ったところ突然の雨。あたりは薄暗くなってしまいとりあえず宿を取ることにしました。ところが夜寝ていると誰かが部屋の中にいます、というお話。
「バックミラー」は木工業を営んでいる会社の先輩の車にはバックミラーがありません。先輩が言うには女が映るからだといいます。そのために先輩はバックミラーを取ってしまったのです、というお話。
「宮野森特別区域駐車場」は宮野森特別区域に車で遊びに行った男女4人。その中の1人の女の子がトイレに行きたくなり駐車場の向こうにある公衆トイレに入ります。薄暗い灯りの中個室に入っていると、だれも入ってきた様子もないのに突然水を流す音が聞こえてきました、というお話。

この6話の中で一番怖かったのは「宮野森特別区域駐車場」。薄暗い夜の汚れた人気のない公衆トイレというのはそれだけですごく怖いです。中に入らなくても外から見ただけで怖いです。薄暗い電灯に蛾なんかがいたりしたらもう最高です。駐車場には自分たちの車しかなかったし、2つあるトイレの個室の片方は使用禁止の貼紙がしてあるのに、その方から突然水を流す音がするなんて自分だったら心臓が飛び出しそうなくらいビックリしてしまうんでしょうね。霊感がないというか鈍感というか、幸いにもこれまでそういった心霊現象に出会ったことはないですが、だからといって決して信じていない訳ではなくて、やっぱりいそうだなと思ってしまいます。このお話のシチュエーションはありがちなのでより身近に感じる怖さです。
反対に「カンボジア」は出てくる霊も現地の人なので、どうも親近感(?)が湧かないというか怖さが半減してしまったように思います。やっぱり日本のお話の方が怖いと思うのは、生粋の日本人だからでしょうか。

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