狼男アメリカン

映画 comments(0) - こぶたのゆう



1981年8月21日〜23日付 全米興行成績第1位 462万ドル。
ジョン・ランディス監督作品で、現在ではカルト的な人気を得ている狼男もののホラー・コメディです。特に狼男に変身するシーンは、電気が灯っている明るい部屋の中での変身という、これまでになかった衝撃のシーンを作り出しました。その前に話題となった同じ狼男ものの「ハウリング」の変身シーンに刺激を受けての制作ですが、こちらの方は暗がりの中での変身だったのでそれに対抗しての明るい中での変身シーンに挑戦しました。これによって1981年のアカデミー賞でメイクアップ賞を受賞しています。

2人のアメリカ人の大学生デビッド・ケスラーとジャック・グッドマンはイングランドの北ヨークシャーを旅していました。暗くなってきたので彼らは「The Slaughtered Lamb」という名のパブに入ります。そこでジャックは五芒星の印が壁に描かれているのに気付きました。その事をパブの人たちに質問した途端周りの人たちの雰囲気が険悪になり、2人はパブを出て行きました。そのときパブの女将さんが満月には気をつけるように、道から離れないようにと言葉をかけました。しかし2人はその事を忘れていて、それを思い出した時には荒地の真っ只中にいたのです。そして獣のうなり声が聞こえます。突然大きな獣が襲い掛かりジャックがかみ殺されました。さらにデビッドにも襲い掛かった所で町の人たちがその獣をライフルで射殺、その場に倒れたのは裸の人間でした。
病院で治療を受けて落ち着いてきたデビッドですが、地元の人たちや警察は異常者による犯罪だと断定していました。しかし彼は狼が自分に襲い掛かってきた事をちゃんと知っています。さらに病院の中に死んだはずのジャックが、傷だらけの姿で現れました。彼が言うには自分たちを襲ったのは狼男で、自分の魂は狼男が死ぬまで安らぐことは出来ない、アンデッドとしてさまよい続けなければならないのでした。さらに狼男に襲われて一命を取り留めたデビッドは、次の狼男になるといいます。犠牲者が増える前に自殺をしろと勧めるのです。
病院を退院しても情緒不安定で、泊まるあてもないデビッドでしたが、病院で知り合ったナースのアレックスと親しくなりました。そして落ち着くまでアレックスのアパートにいる事になります。しかし満月の夜が刻一刻と近づいているのでした。

1981年の作品ですが、今見ても変身のシーンはすごい迫力です。当時はCGなんてありませんから、その特殊メイクは本当に目を見張ります。物語としてはシリアスな内容ではありますが、主人公のデビッドが明るい性格で所々コメディタッチの行動をするので全体的にコメディ・ホラーの感じが強いです。でもそれまで田舎が舞台だった狼男ものが、なんとロンドンのど真ん中に現れるという発想がなにより斬新だったんだと思います。ラストの場面ではロンドンのど真ん中、沢山の人たちがいる中で巨大な狼に変身したデビッドが暴れまわるシーンはすごかったです。日本で言うと渋谷のハチ公前のスクランブルの交差点に、夜の8時くらいの人通りの多い時間帯に巨大な狼の化け物が暴れまわる感じです。もう町はパニック状態ですね。

監督はJohn Landis、出演はデビッド・ケスラーにDavid Naughton、アレックス・プライスにJenny Agutter、ジャック・グッドマンにGriffin Dunne、ドクター・ハーシュにJohn Woodvineです。1997年には続編となる「ファングルフ/月と心臓」(An American Werewolf in Paris)が制作されましたが、スタッフやキャストはオリジナルには関わっていないので、関連性が薄いです。さらに2009年にはリメイクが発表されましたが、企画は遅れているようです。

コメント一覧
コメントする

 

無料ブログ作成サービス JUGEM