おひかえあそばせ

ドラマ comments(0) - こぶたのゆう



1971年4月7日〜1971年9月22日まで毎週水曜日夜8時から日本テレビで放送された石立鉄男主演のドラマです。後に大人気シリーズを次々に生み出した石立鉄男とユニオン映画シリーズの第1弾でもあります。放送回数は全13回。8人が並んで映っている写真の一番上左が石立鉄男ですが、結構2枚目ですね。昭和17年生まれなのでこの時29歳でした。

定年が目前に迫った池西猪太郎は、同僚の進めで一軒屋を格安で購入します。狭い団地に娘6人とおしくら饅頭のように生活していたので、猪太郎にとって一軒屋を買うというのは長年の夢だったのです。奥さんとは死別していたので男手ひとつで娘たちを育ててきたのでした。一軒屋のもとの持ち主は小早川という初老のバイオリニストで、フランスで暮らす事になったのでこの家が不要になったのです。ただし購入条件のひとつとして、子供の薫の部屋だけはそのまま薫に残して欲しいというものがありました。それさえ除けは破格の安さだったのです。猪太郎は条件を飲んで契約成立となります。
いよいよ引越しとなりました。池西家の5人の娘はみんな個性的です。結婚して今は家を出ている長女・さくら、しっかりもので男嫌いとの噂もある次女・梅子、性格はおっとりしているが柔道がものすごく強い三女・すみれ、男友達をこき使う新米記者の四女・菊枝、大学生で演劇部に所属していてしょっちゅうベソをかいている五女・あやめ、末っ子でおませな中学生の六女・つぼみ。みんなで協力して引越しを終わらせますが、そんなとき一人の若い男性が尋ねてきます。そして訳がわからない女性たちを尻目にその人はすたすたと2階の部屋へ入っていってしまいました。薫という名前のために女性だとすっかり思い込んでいたのですが、実は薫というのは男性だったのです。同じ屋根の下に他人の若い男性が一緒に住むのに抵抗がある娘たちは、一致団結して薫をこの家から追い出そうとあの手この手を考えますが、薫もさるもの、負けじと反撃してくるのでした。

という現代でいうとラブコメです。今の時代でみるとベタな展開ですが、昭和46年当時では結構画期的なストーリー展開だったんじゃないでしょうか。40年以上前の様子が描かれていて、そのレトロ感が結構好みです。薫と娘6人の中で最初に知り合いになるのが4女の菊枝ですが、初対面は最悪。2度目に出会っても喧嘩ばかりですが、あんなやつ、といいながらも次第に気になる存在になってしまう薫をめぐって、なんと男嫌いと評判の次女・梅子とのバトルがなかなか見もの。2人ともあんな男は大嫌いといいながら気になってしまう女心と、それをお互いがギクシャクしながら探りを入れる姉と妹の関係は楽しいです。しかもそれに一番最初に気付くのが末っ子のつぼみです。このつぼみは一番最初に薫と仲良くなるんですよね。公的に一番最初の6姉妹の中での仲間となります。

クレジットを見ると主役はお父さん池西猪太郎役の大坂志郎。オープニングのクレジットでもトップです。そして長女さくらに富士真奈美、次女梅子に宮本信子、三女すみれに嘉手納清美、四女菊枝に岡田可愛、五女あやめに鳥居恵子、六女つぼみに津山登志子、すみれのことを好きになってしまう男性の大下に山本紀彦。
ラストが今ひとつ未消化に終わったためか、後に同じ石立鉄男『雑居時代』でリメイクされることになります。

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