REVENGE / リベンジ

映画 comments(0) - こぶたのゆう

 

2017年に製作されたフランスのアクション・ホラー『Revenge』です。

レイプされて殺されそうになった女性が復讐するというお話です。2017年のトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門でプレミア上映されました。富川国際ファンタスティック映画祭のグランプリ、カルガリー・アンダーグラウンド映画祭の最優秀作品賞、モンスター・フェストの最優秀長編国際映画作品賞、ノクターン・マドリッド国際ファンタスティック映画祭の最優秀監督賞と最優秀女優賞、シッチェス国際ファンタスティック映画祭の最優秀監督賞を受賞しました。主人公の女性ジェンはアメリカ人なので映画は英語をメインで進みますが、3人の男性同士の会話ではフランス語が話されます。

 

ジェンはフランス人のお金持ちリチャードと不倫の関係にあるアメリカ人女性です。2人はリチャードとその仲間スタンとディミトリがハンティング旅行に使っている人里離れた砂漠地帯にある家にヘリでやってきました。しかし到着予定より早くスタンとディミトリがやって来てしまいます。2人はリチャードに妻がいることを知っています。3人の男とジェンはお酒とダンスの楽しい夜を過ごしました。その時リチャードからペヨーテ(そのまま噛んだり煎じて飲んだりすると幻覚など精神的効果がある植物)を預かったので自分のペンダントに入れておきました。次の日の朝、リチャードはいなくてスタンと話すジェンですが、そのスタンが彼女の言い寄ってきます。そして強引に彼女を襲います。途中ディミトリがやってきますが、彼は彼女を助けようとはしませんでした。ジェンはそのままスタンにレイプされてしまいます。リチャードが帰ってきて様子がおかしいことから事の次第をスタンが白状します。リチャードはなんとか事を収めようとしますがジェンは承諾しません。そこで彼は腹を立ててジェンを殴ります。彼女は裸足のまま外に駆け出しました。事態が悪い方向に進んでいる事を悟った彼ら3人はジェンを崖のところまで追い詰めます。リチャードはすぐにヘリを呼ぶからと彼女を説得にかかりますが、安心した彼女を崖の下に突き落としてしまいます。崖の下では木の枝にお腹を貫かれたジェンの死体がありました。しかし彼女は死んではいなかったのです。

 

レイプされて殺されそうになった(実際瀕死の重傷を負います)女性が復讐をするというお話です。現実的かどうかは置いておいて、こういう展開のお話は結構あって、ひとつのジャンルになっています。ジェンが生きている事を知って3人の男性がその口をふさごうと彼女を追跡します。2人はバイク、1人は車でそれぞれが銃も持っています(そもそもハンティングに来ていますから)。ジェンがその中の1人ディミトリに見つかって痛めつけられている時、反撃に出て彼を殺したところから、銃も手に入れる事が出来ます。この場所にはヘリで来ているので逃げる事も助けを呼ぶことも出来ません。助かるためには相手を殺さないといけない、という状況がきちんと出来ています。殺すところ事態はそれほどでもありませんが、それとは違うところでこの映画はかなりグロテスクです。例えばお腹を枝が貫通して重傷のジェンが刺さっている枝を抜いて傷口を焼くシーンとか、スタンが足に深く刺さったガラスの破片を手で引っこ抜くシーンとか、見てて目を背けたくなります。リアリティという面では色々と気になるところも多いです。例えばジェンがお腹を枝が(結構太め)貫通するというかなりの重傷を負います。枝を抜いて傷口を焼く時には、持っていたペヨーテを食べて痛みを無くすという手段がとられますが、それ以降がそれほど重傷ではないように彼女が動き回る事ができるとか。終盤はそんなことがあった事まで忘れそうなほどの動きっぷりで、これなら落ちたときお腹を刺されたというのが無いほうがいいのではとも思います。さらに砂漠地帯ですが、ここで狩りって、どうなんでしょう。わたしはその辺詳しくないですが、ハンティングなら森の方がいいのではとも思います。そんなこんなはありますが、この映画はそういう些細な(!)部分は気にせず、復讐するヒロインを見てスカッとするのがいいのかなとも思います。

 

監督はCoralie Fargeat、出演はJenniferにMatilda Lutz、RichardにKevin Janssens、StanleyにVincent Colombe、DimitriにGuillaume Bouchèdeです。

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