2016年度 ブエノス・アイレス・ロホ・サングレ 結果発表

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2016年10月27日〜11月6日にかけてアルゼンチンのブエノス・アイレスで行われたロホ・サングレの結果が発表されました。

南米大陸2大ファンタスティック映画祭のひとつで2000年から開催されていて、今年で第17回。国際映画とラテンアメリカで製作された映画を中心に、アルゼンチンで唯一のファンタスティック系の映画祭となります。部門は大きく分けて国際コンペティション部門、イベロアメリカ・コンペティション部門、アルゼンチン・コンペティション部門、新作部門となります。このイベロアメリカというのはスペインとポルトガルの植民地だった国々全体を差す言葉で、南アメリカ大陸を中心に北アメリカ大陸のメキシコ、さらにはスペインやポルトガルまでが含まれます。

 

さて規模の大きな映画祭なので、長編のみご紹介します。

 

国際コンペティション部門

Night of the living Deb / Peelers / Tonight she comes / The Entity / Ataúd blanco: El juego / Psiconautas / Bad blood / Attack of Lederhosen Zombies / Daylights’s End / Embers / Let her out / Origin / La valija de Benavidez / Karate Kill

イベロアメリカ・コンペティション部門

A Percepção do Medo / Inicuo / Proyecto L / Maligno / Rendezvous / Vulcania / 5 AM / Gritos del bosque / Clarisse ou alguma  / Espejo Horizontal / Através da Sombra / El gran Jacinto / El dia que prohibieron el asado / Phil Marcus, investigador privado

Novedades部門

Good Tidings / My Little Sister / Revenge / Ballad in Blood / Dearest Sister / Colonel Panics / Child Eater / The Northlander / Gehenna: Where Death Lives / Assassination Classroom: Graduation / The Windmill Massacre / Creepy

Bizarra競争部門

The ungovernable force / Videoclub / Badas monster killer / The ungovernable force / Frankenstein Created Bikers / El puterío de los horrores / La gracia del muerto / Peste en Tacua / Endohell

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

国際コンペティション部門

最優秀作品賞   Embers

最優秀監督賞   Daniel de la Vega "Ataud Blanco"

最優秀主演女優賞 Paula Brasca "Valija de Benavidez"

最優秀主演男優賞 Rikard Bjork "Origin"

最優秀脚本賞   Attack of the Lederhosen Zombies

最優秀特殊効果賞 Peelers

イベロアメリカ・コンペティション部門

最優秀作品賞   Atraves de sombra

最優秀監督賞   Francisco “Paco” Bardales and Martín Casapía "Maligno"

最優秀演技賞   Mel Maia and Xande Valois "Atraves da Sombra"

審査員特別賞   Espejo Horizontal

特別賞      Vulcania

演技特別賞    Rendezvous

Bizarra競争部門

最優秀作品賞   El puterío de los horrores

観客賞      Karate Kill

 

国際コンペティション部門の最優秀作品賞に選ばれた『Embers』は、陰鬱な未来でいくつかの正体不明のウィルスが地球規模で蔓延し、地球の人口の大部分が感染しました。この病気に感染していない人々は以前の生活を求めて希望の無い戦いをしています。空腹に耐えながら、淡々と生き続けていく人々を描くポーランドとアメリカの合作。

最優秀監督賞に選ばれた『Ataud Blanco』は、バージニアは誘拐された娘を救い出すために不可能に挑もうとしています。恐ろしい事故の後、彼女は娘を救い出すためにたった1日のチャンスを手に入れます。しかしその行く末において、彼女は死よりももっと恐ろしいものがある事を知る事になるのです、というアルゼンチンのお話。

最優秀主演女優賞に選ばれた『Valija de Benavidez』は、ベナビデスは美しくて有望な画家と結婚した美術教師です。ある夜、夫婦は口論し彼は大きなケースを手にして家を飛び出し、自分の精神科医の所に逃げ込みます。その精神科医コラレス博士の邸宅でベナビデスは暗い秘密を発見する事になります、というアルゼンチンのお話。

最優秀主演男優賞に選ばれた『Origin』は、3人の科学の学生は老朽化細胞に対する突破口を発見します。しかし彼らの1人が末期の病気と診断されたのち、科学の限界を超えた実験をしようと決意します、というスウェーデンのお話。

最優秀脚本賞に選ばれた『Attack of the Lederhosen Zombies』は、若いプロのスノーボーダーのスティーブは彼が引き起こした悪ふざけの結果高収入の撮影を失ってしまいました。彼のガールフレンドのブランカと仲間のスノーボーダー、ジョシュは山に取り残されてしまいます。彼らはシーズン最後の徹夜のパーティをしていたバーのある避難所を探しました。事態はさらに悪くなります。地元の起業家によって科学的な実験がゾンビと野生動物の変異体の拡大を爆発的に広めてしまったのでした、というオーストリアのお話。

最優秀特殊効果賞に選ばれた『Peelers』は、小さな町のストリップ・クラブのオーナーは、彼女のバー、彼女のストリッパー、そして彼女の生活を守る必要があります。暴力的な感染した常連客が最後のクロージング・ナイトに現れたのです、というカナダのお話。

イベロアメリカ・コンペティション部門の最優秀作品賞と最優秀演技賞に選ばれた『Atraves de sombra』は、ローラはコーヒー農場に住んでいる2人の孤児の先生として雇われています。徐々に彼女は子供たちがそこに住む邪悪な霊の影響下にあることを感じ始めます、というブラジルのお話。

最優秀監督賞に選ばれた『Maligno』は、病院で血の虐殺が行われたのち、最も残虐で強力な森の霊は魔術の儀式によってパビリオンに捕われます。数十年後、その壁は壊され、邪悪な力が目を覚まします。若いティーンがその霊に憑依されたとき、彼女のお母さんは、娘の命を奪ってその壊滅的な残忍な力を取り戻す前に霊を止める方法を見つけ出さなくてはなりません、というペルーのお話。

審査員特別賞に選ばれた『Espejo Horizontal』は、LautiとFloraは鏡を通じて別の世界を見ます。一緒に作り出される力はすべてを変える力を持っています、というアルゼンチンのお話。

特別賞に選ばれた『Vulcania』は、Vulcaniaは謎のリーダーによって率いられている小さな孤立したコミュニティです。このコミュニティは四方を山に囲まれた農村で、慈悲深いリーダー、アダムによって支配されていました。ここでは誰もが何も考えず、受動的に鋼の生産をしています。そしてそれを外の世界に販売していました。しかしコミュニティの誰も、外の世界に行く事は禁止されています、というスペインのお話。

演技特別賞に選ばれた『Rendezvous』は、シモーネはフランスの老朽化した農家を継承し、夫のエリックと2人の子供と共にそこで生活する事にします。彼女の夢は多忙な生活を離れてのんびりと暮らす事でした。彼女は恋愛に巻き込まれ、状況は混沌としていきます。彼女のゴールを見失い、彼女は夢と野望を取り戻す方法を見つけ出さなくてはなりません、というオランダのお話。

Bizarra競争部門の最優秀作品賞に選ばれた『El puterío de los horrores』は、プラはカクテルバーの美しいマダムです。狼男、最近弟から分離したシャム双生児、意地悪な女性たちに囲まれた彼女、というアルゼンチンのお話。

観客賞に選ばれた『Karate Kill』は、寡黙でストイックなケンジは女優業を夢見てロスに留学していた妹のマユミに連絡が取れなくなったことからロスへとむかいます。マユミはテキサスの辺境にある謎の組織キャピタル・メサイアに捕らえられていたのでした。ここでは教祖バンデンスキーが運営する超高額の会員制サイトで中継する、本物の拷問や強姦、殺人をおこなっていたのです、という日本のお話。

ボーン・レガシー

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2012年8月10日〜12日付 全米興行成績第1位 3814万ドル。
ロバート・ラドラムの小説を基にしたジェイソン・ボーンのシリーズ第4作となる『ボーン・レガシー』ですが、当のジェイソン・ボーンはニュースで流れる写真でしか登場しません。今回はスピンオフというような内容のもので、同時に行われていた別のアウトカム計画に参加していたアーロン・クロスが主人公となります。

アラスカでアウトカム計画の訓練を受けていたアーロン・クロスですが、ジェイソン・ボーンによるCIAの非道な計画の世間への暴露によって、いろんな計画が中止となっていきました。証拠を消すために、それぞれの計画に参加している者も始末し始めます。同様にアーロンもそこにいた小屋ごと爆撃によって始末されますが、間一髪逃げ出していました。自分に内蔵されていた発信機を取り出すと、それを動物に飲ませ、その動物の死をもって自分は死んだものと思わせたのでした。
さらに関係者を消すために、計画参加者の健康管理と調査を行っていたマルタ・シェアリング博士を殺害しようとエージェントが派遣されていましたが、それもアーロンが救い出します。アーロンは計画の際服用していた2種類の薬が切れてしまうので、それを手に入れたいと申し出ますが、博士の手元にはありませんでした。そのクスリはマニラで製造されていたのです。今のままでは追ってが迫ってきて2人とも危険な状況です。2人は協力して追っての追跡をかわしつつ、マニラのクスリを製造している場所へ向かいます。一方追跡側の国家調査研究所のリック・バイヤーは、別のラークス計画の作戦員を2人に送り込みます。これはアウトカム計画よりももっと進んだ、感情のない人間兵器を作り出す計画だったのです。

といったお話です。主人公のアーロンを演じるジェレミー・レナーですが、どうしてもジェイソン・ボーンのマット・デイモンがかっこよすぎたので、見劣りがしてしまいます。アクションとかは派手でいいと思うのですが、このシリーズの見所(特に第1作目なんか)は、記憶を失ったジェイソンが、わからない状態のままでとにかく逃げる、そして見に覚えがないのに格闘術だとか、武器の使い方を知っていて戸惑うといった展開が魅力だったので、それが最初からないお話なので、普通のアクション映画みたいな感じでした。

もともと映画のジェイソン・ボーン・シリーズが、ロバート・ラドラム原作のシリーズに対して随分と変更をしていて、ほとんど別物というところまでなっているので、映画は新しいシリーズとして見た方がいいのですが、映画のできは結構好きだったので、このスピンオフに関しては今ひとつの感がありました。このジェイソン・ボーン・シリーズとしてみたとき、やっぱりこの作品は内容からなのか、主演が変わってしまったからなのか、興行的にも大分ダウンしてしまっています。第1作目は1億2166万ドル、2作目は1億7624万ドル、3作目は2億2247万ドルとどんどんアップしていたのですが、この4作目になって1億1320万ドルと、1億を越えたもののこれまでと比べるとかなり落ちてしまいました。1作目と近い数字のようにも見えますが、1作目が2002年、4作目は2012年と10年もの差があるので、同じ数字でも比較はできません。

インモータルズ 神々の戦い

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2011年11月11日〜13日付 全米興行成績第1位 3220万ドル。
ギリシャ神話のテセウス、ミノタウロス、ティタノマキアを題材とした『The Cell』のインド出身の監督ターセム・シンのアメリカ映画です。世界征服を企てるハイペリオンと、それに立ち向かうテセウスの物語を軸に、ゼウスやアテナ、ヘラクレスやポセイドンも登場するという神話の物語。製作当初は「War of Gods」というタイトルでした。

テセウスがお母さんと暮らしている小さな村も、ハイペリオン率いる軍が迫っているために避難を余儀なくされていました。子どもの頃から剣の練習をしてもらっている老人のもとを訪れていたとき、村が襲われテセウスの目の前でお母さんが殺されます。復讐をしようとするテセウスですが、相手が多すぎます。結局囚われ捕虜となってしまいます。
巫女パイドラは未来を見る能力を持っています。そしてハイペリオンがエピロスの弓と呼ばれる伝説の神器を使ってタイタンを復活させるビジョンを見るのでした。エピロスの弓を手に入れるにはパイドラの力が必要と知っているハイペリオンは、巫女と影武者(3人の影武者の女性と一緒にいる事でどれが本物かわからなくしているんです)を捕らえます。しかしパイドラはその捕らえられた場所でテセウスに会い、彼が今後の未来において重要な役割を果たす事を知り、数人の捕虜と一緒に脱出する事にします。
一方ゼウス(実はテセウスに剣を教えていた老人の正体はゼウスでした)は、人間の信仰心を得るためには神々は人間のする事に手を出してはいけないということで、ポセイドンやアレスに手を出さないようにきつく言います。
お母さんを埋葬するために村に戻ったテセウスは、その墓地でエピロスの弓を発見します。しかしそれと同時にハイペリオンの部下ミノタウロスに襲われます。なんとか倒すものの、傷口から毒がまわりテセウスは倒れてしまいます。それを必死に看病していたパイドラとテセウスは恋に落ちていくのです。

といったお話です。『タイタンと戦い』と同じギリシャ神話をベースとしたアクション映画ですが、こっちの方がずっと面白かったです。ゼウス、ポセイドン、アテナ、ヘラクレス、アレスといった神々が登場するのですが、こっちの方が神々しいというか、神様って感じが良く出ていました。そして剣や槍を持って、結局復活してしまうタイタンの軍団(たくさんいます)と戦うシーンなんかは、人間とは違う動きを独特なカメラワークで描いているところはかっこよかったです。そして神でも死んでしまうというショッキングな展開、タイタンと神との戦いはかなり熾烈です。そういう神々の戦いもあるのですが、やっぱりメインはテセウスとハイペリオンの戦い、人間同士の戦いがメインで描かれているので、サブタイトルの神々の戦い、っていうのはちょっと違うかな。

テセウス役にヘンリー・カヴィル、悪役も板についているハイペリオン役にミッキー・ローク、パイドラ役にフリーダ・ビントー、スタブロス役にスティーブン・ドーフ、ゼウス役にルーク・エヴァンズです。
2012年ASCAP Film and Television Music AwardsのASCAP Awardsを受賞しました。

アイアンマン3

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2013年5月3日〜5日付 全米興行成績第1位 1億7414万ドル。
ここから2週連続のNo.1(3週目は「Star Trek Into Darkness」に1位を奪われました)となって、2013年度の年間2位となっています。こちらの方も年末に公開された「The Hunger Games : Catching Fire」に残念ながら1位を奪われてしまいましたけど。この1億7414万ドルというオープニングは「アベンジャーズ」に次ぐ歴代2位、トータル興収4億901万ドルは歴代14位、ワールドワイドでのトータルは歴代6位となる大ヒットを記録しています。
「アイアンマン2」の続編ではありますが、どちらかというと「アベンジャーズ」のすぐ後の続編っていう感じでした。「アイアンマン2」が公開されたあと、配給会社のパラマウントとマーベル・エンターテインメントの親会社であるウォルト・ディズニーが喧嘩してしまい、3作目が保留となってしまいました。そこでディズニーは「アイアンマン3」と「アベンジャーズ」の世界配給権をパラマウントから買い取って、製作はパラマウントが残りました。契約ではパラマウントはこの映画の興行収入のうちの9%を得る事になっているそうです。

1999年の大晦日、スイスでパーティに出席していたトニー・スタークはそこで植物学者のマヤ・ハンセンと意気投合し、彼女の部屋へ向かいます。途中エレベーターでA.I.M.を創設したアルドリッチ・キリアンから話を聞いて欲しいと申し出があり、承諾したのですがそのまますっぽかしてしまいます。
2013年、アベンジャーズの戦いから1年が経っていましたが未だにトニーは自分の非力(ソーやロキと比較して)から不眠症やパニック障害を患っていました。その頃アメリカではマンダリンという指導者のもと、爆破テロが頻繁に行われていました。さらにペッパーの所にキリアンが現れ、彼の研究を見せます。それは人間の脳の未使用領域を利用して人の能力を飛躍的に向上させようとするもので、この事業をペッパーの会社(前作でトニーから社長に抜擢されました)と共同で行おうという提案をされますが、軍事的に恐ろしい事に利用される恐れがあるところからポッツは断ります。警備主任のホーガンは彼を怪しいと睨みあとをつけますが、キリアンがスーツケースを謎の男に渡し、その中に入っていた薬品を男が使用したとたん高熱を発しながら爆発してしまい、ホーガンも巻き込まれるのでした。ホーガンが重傷を負って昏睡状態に陥った事から、これは自分に対する挑戦と受け取ったトニーはマスコミを通じて犯人たちに挑戦状を叩きつけます。そして自宅の住所を公表して宣戦布告したのでした。しかし敵はマスコミのヘリに武装して自宅に近づき、総攻撃を受けてしまいました。その時自宅にいたマヤとペッパーをなんとか助け、自分もアイアンマンのスーツを着用して脱出、行き先は調査目的で登録していたテネシー州の田舎町でした。そしてその場所に不時着したところでスーツが壊れてしまいます。その町は謎の男が爆死したと(その男はその後登場しています)されているところでした。しかしスーツは故障、世間ではトニーは死んだとされていました。彼はその町で知り合った少年ハーレーの助けを借りて事件を調査、さらにはスーツの修理を行います。ところがそこに体が光り、恐ろしい能力を備えた数人がこの事件の真相に近い人物を消しさろうとこの町にやってくるのです。

今回は(今回もですか?)中々完璧に完成したアイアンマンのスーツが手に入らない状態での戦いが続いて、そういった意味でハラハラドキドキというのと、特殊な能力を手に入れた人たちはそのパワーで金属をも溶かす力を持っていたりと基本的には敵は人間なんですが、宇宙人みたいな感じです。今回もトニーの戦う理由は愛する人(ペッパーですね)を守るという事に徹底していて、それは見ていて清々しい感じもします。バットマンでは両てんびんにかけられて苦悩するシーンなんかありましたから。アメリカのヒーローものの中ではこの「アイアンマン」シリーズが一番明るい感じがして私は好きです。一時期低迷していた時もあったロバート・ダウニーJrですが、このアイアンマンで一躍トップスターとなりました。薬物の問題からアイアンマンの製作スタジオからも絶対に雇わないとまで言われていたんですが、オーディションで他の人たちよりも遥かにすごい演技を見せて見事にこの役を手に入れました。このトニー・スターク役は、原作ファンからも絶賛されているようです。

監督はShane Black、出演はトニー・スタークにRobert Downey, Jr.、ヴァージニア・ペッパー・ポッツにGwyneth Paltrow、ローディにDon Cheadle、キリアンにGuy Pearce、マヤにRebecca Hallです。

2016年11月25日〜27日付 全米映画興行成績 Top 5

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2016年11月25日〜27日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模での公開となる新作は4本。その中で最大規模となる3875館で公開されたのは、今年2本目となるディズニー・アニメーション・スタジオによる新作『Moana』。前作「Zootopia」が3827館で公開されて7506万ドルを記録しましたが、今作は5663万ドルと、前作よりは低いスタートとなりました。このオープニングは2014年の「Big Hero 6」の5621万ドルに近いもので、2012年の「Wreck-It Ralph」4903万ドル、2010年の「Tangled」を上回るものです。先週1位になった「Fantastic Beasts and Where To Find Them」が約40%落ちとその落ち具合を少なくしたものの、それを1000万ドルちょっと上回っての1位獲得となりました。アメリカではThanksgiving Dayの長期休暇に合わせての公開で、この5日間の過去のオープニング興行成績での歴代2位(歴代1位は「Frozen」の9359万ドル)です。この時期はディズニーが映画をぶつける事が多いようで、歴代1位〜6位を全てディズニーが、Top 10内でも7位の「Four Christmases」以外はすべてディズニーです。

 

2番目の規模となる3160館で公開された『Allied』は、監督ロバート・ゼメキス、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤール共演のロマンティック・スリラーで、1270万ドルと低めで4位になりました。さらに低いのは2920館で公開された『Bad Santa 2』。こちらは617万ドルの7位、2382館で公開された『Rules Don't Apply』は158万ドルで12位という結果に終わっています。

 

1(-) Moana                  5663万ドル

2(1) Fantastic Beasts and Where To Find Them 4508万ドル

3(2) Doctor Strange               1373万ドル

4(-) Allied                    1270万ドル

5(4) Arrival                  1145万ドル

 

さて来週ですが、全国規模での公開となる新作は1本のみ。それも1500館という小さな規模の公開です。悪魔に憑依された人の意識の中に入りこむ能力を持った科学者を描くホラーですが、上映規模といい内容といい、Top 5に入るのはちょっと難しそう。注目は40%落ちという少な目の落ち具合だった「Fantastic Beasts」と、来週はどのくらい落ちるか注目の「Moana」の一騎打ちになりそうです。

ハード・ラッシュ

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2012年1月13日〜15日付 全米興行成績第1位 2434万ドル。
「テッド」を始めとして「Planet of the Apes」「Lone Survivor」「The Other Guys」などアメリカでは結構人気のマーク・ウォールバーグ主演のアクション・クライム・スリラーです。もともとはアイスランド映画「Reykjavík-Rotterdam」が原作で、こちらの方はアイスランドで2週連続のNo.1ヒットとなりました。このオランダのロッテルダムからアイスランドのレイキャビクに密輸するお話を、ハリウッドリメイクという事でパナマからアメリカに密輸する設定に変更されました。

昔は凄腕の運び屋だったクリス・ファラディですが、今では家庭を持って妻と2人の息子のために足を洗い警備保障の会社に勤めて幸せな生活をしていました。ところが妻のケイトの弟アンディが友人とコカインの密輸に失敗、そのため損失分のお金を戻さないと命はないと雇い主ティム・ブリッグスに脅されてしまいます。アンディと一緒に密輸をしていた友人は殺されてしまいました。今回だけという約束で、クリスは一度だけの密輸をする事を決心します。それは昔の仲間を集めてパナマから偽札の密輸をするというものでした。計画は完璧なはずでしたが、パナマの犯罪組織のボスがゴンザロに変わった事から精度の高い偽札の紙が入手不可能になりクリスの計画はピンチとなってしまいます。そこで直接ゴンザロと交渉しようとアジトへ向かうクリスですが、直接アンディにかかってきた電話で持っているお金でコカインを買うように指示をティムからされてしまいます。クリスは偽札の密輸はするけど絶対コカインはしないと心に決めていました。そこでアンディはこっそりそのお金を持ち出してしまいます。お金が紛失した事でゴンザロの強盗計画を手伝うハメになるクリスたち。偽の故障でパナマの港に足止めにしていた船の出発までの時間は僅か。果たして色々な障害を乗り越えてクリスは密輸を成功させることができるのでしょうか。

リメイクされた映画だけあってかなり練りこまれたお話と、真面目だけど随所に見られるユーモアがなかなか良かった傑作だと思います。妨害があったり裏切りがあったり、怪しまれている状態でどうやって密輸を成功させるかなど、日本でいうとルパン三世みたいなノリの映画(もうちょっと真面目ですが)で決して堅苦しい感じじゃありません。ですのでハラハラドキドキはしますが割りと安心して見られる映画でもあります。クリスの妻ケイトが脅しをかけられたりと怖いシーンもありますが、ラストは胸がスッとするようなちょっとしたどんでん返しもありの楽しい映画でした。

監督はBaltasar Kormákur、出演はクリスにMark Wahlberg、ケイトにKate Beckinsale、友人のセバスチャンにBen Foster、アンディにCaleb Landry Jones、ティムにGiovanni Ribisiです。

2016年度 ラゾールリール・フランダース映画祭 結果発表

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2016年11月10日〜15日にかけてベルギーのブルッヘで行われたラゾールリール・フランダース映画祭の結果が発表されました。映画祭のタイトルにフランダースとあるように、フランダース地方(フランドル地方)を中心とした映画祭で、ファンタジー、スリラー、アクション、コメディ、アニメなど幅広いジャンルを扱うフランダース地方唯一のジャンル映画祭です。設定されている賞は才能あるニューカマーに送られるヤングブラッド賞、ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭連盟に加盟しているのでメリエスダルジャン、そして観客が選ぶ観客賞とあります。

 

2016年度は次の作品が出品されました。

 

長編部門

The Master Cleanse / The Devil's Candy / Closet Monster / Slash / Teenage Cocktail / The Transfiguration / K-Shop / The Barn / Star Trek: The Motion Picture / The Survivalist / The Alchemist Cookbook / Origin / Pet / I Am Not A Serial Killer / Peelers / The Neverending Story / The Unseen / Sibylle / Der Bunker / The Tenants Downstairs / Enclosure / Amok / Sam Was Here / Terra Formars / The Noonday Witch / Rupture / Train to Busan

短編部門

Melies D'Argent

Hugo / Dawn of the Deaf / Olivia / The Five Wives and Lives of Melvyn Pfferberg / Vardoger / Down to the Wire / The Problemless Anonymous / The Incredible Tale of the Incredible Woman-Spider

Short Block Cinema

Un Ciel Bleu Presque Parfait / Iteration  / Curve / Ice Scream / The Egg / Black Ring

Short Block Foyer

Driven / Kookie / Vicious / Under the Apple Tree / The Edge / Cambio/Change / Event Horizon / Ayb / When Susurrus Stirs / Tampoon / Nasty / Death Metal / Yo No He Sido / Gorilla / The Monster / Gryla / El Pescador

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

ヤングブラッド賞  The Transfiguration

特別賞       Sam Was Here

観客賞       The Tenants Downstairs

次点        Pet

メリエスダルジャン The Problemless Anonymous

 

ヤングブラッド賞に選ばれた『The Transfiguration』は、ニューヨークのクイーンズで、14歳のミロは部外者です。彼のクラスメイトたちに無視され孤立し、年上の子供たちからはいじめられています。彼はお兄さんと共有しているアパートに避難します。孤独からエスケープするために、彼は吸血鬼の世界に身を浸します。ミロは暗い秘密を隠しますが、新しい隣人のソフィが彼の新たな感情を導き出したことによりあるチャンスに遭遇しました。でもその事は彼の暗い衝動を抑えるのにはたして十分なのでしょうか、というアメリカのお話。

ヤングブラッド賞特別賞に選ばれた『Sam Was Here』は、1998年カリフォルニア州モハーベ砂漠。空に奇妙な光が現れます。セールスマンのサムはクライアントを求めて砂漠地域の幾つかの町をまわっていました。しかし町は閑散としています。彼の妻は電話に出ません。誰もが彼を避けているかのようです。彼の車が故障したとき、彼はこの敵対的な環境の捕虜となってしまいました。徐々に人々が現れ始め彼を殺そうとします。彼はターゲットとなり、彼は自分自身の身を守らなければなりません、というアメリカのお話。

観客賞に選ばれた『The Tenants Downstairs』は、一人の男が取り調べの警官に向かって語り始めます。男はマンションの持ち主でした。大学の近くにある古いアパートにある6つの空き部屋を貸し出したのです。住居者の条件は安定したサラリーマンや質素な家族、優秀な学生ではない事。そしてクセのある住人が集まりました。修行をしたら超能力が目覚めると信じているニートの学生、娘を奇妙なまなざしで見つめるお父さんと小学生の娘の2人家族、妻子のある年配の男性と若い男の同性愛カップル、OLをしながら多くの男と愛人関係を結ぶ美女、家庭内暴力の前科を持つ性的欲求不満の体育教師、白いワンピースを着て大量の赤いスーツケースと一緒に暮らしている女性です。ある日大家は下の部屋の白いワンピースの女性が自分の部屋に入れた男を殺すところを監視カメラで目撃します。翌朝その女性に話しかけると彼女は「日常の退屈な生活から非日常へと彼らを導く手伝いをしている」といいました。そこで大家もこれまで観察者だった住人に積極的に介入していこうとします、という台湾のお話。

観客賞次点に選ばれた『Pet』は、セスは動物シェルターで働いています。そして彼は数年間に渡って密かにホリーという名のウェイトレスに恋をしていました。彼女に懇願する彼の試みが繰り返し失敗に終わったとき、彼はホリーを彼の仕事に使っているかごの中に閉じ込める事を決めます、というアメリカとスペインの合作。

メリエスダルジャンに選ばれた『The Problemless Anonymous』は、悲しい事にイワンは完璧のために肯定的にテストを受けますが、この世界で完璧である事は違法です。国の法律では彼は欠陥のある世界に同化するためのテストを受けるために不完全クリニックに出席する必要があります、という13分のお話。

2016年度 フライトフェスト 結果発表

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2016年8月25日〜29日にかけて、イギリスのロンドンで行われたフライトフェスト映画祭の結果が発表されました。この映画祭は毎年オーガスト・バンク・ホリディの週末に開催されるもので、2000年に第1回が開催されて今年で第17回を迎えます。去年までのメインスポンサーはFilm4でしたが今年から新しいスポンサーを迎え、名前もホラーチャンネル・フライトフェストとなりました。この映画祭は開催日数の割に上映される映画の数が多く、今年もメイン・スクリーム部門とディスカバリー・スクリーン部門に分かれています。

 

各賞の勝者は次のようになりました。主なものをご紹介します。

 

メイン・スクリーム部門最優秀作品賞 Train to Busan

ディスカバリー・スクリーン部門最優秀作品賞 Under the Shadow

最優秀モンスター賞 Master Cleanse

最優秀デス賞    Johnny Frank Garrett Last Word

最優秀恐怖賞    Under the Shadow

 

メイン・スクリーム部門最優秀作品賞に選ばれた『Train to Busan』は、ソク・ウーは離婚した仕事中毒の男です。彼は自分の母親と娘のス・アンと一緒に暮しています。彼はあまりにも娘と離れていたので娘の誕生日のために任天堂のWiiを買ったのですが、子供の日に彼女にすでにそれを買っていたので娘がすでにそれを持っている事に気付いていませんでした。このかなり気まずい状況を変えるために、彼はス・アンの本当に欲しいものをあげる事に同意します。それは280マイル向こうにある彼女のお母さんの故郷プサンへの旅行でした。そこはソウルから列車で1時間ほどで行けます。ソク・ウーと彼の娘スー・アンはKTXに乗りました。この列車はソウルからプサンまで彼らを運ぶ高速鉄道です。しかしその道中、列車は数名の鉄道乗務員や他の搭乗者を殺すゾンビの群れによってオーバーランしてしまいます。KTXがプサンに向かって疾走する間、搭乗者たちはゾンビたちを相手に生き残るために戦わなければなりません、という韓国のお話。

ディスカバリー・スクリーン部門最優秀作品賞と最優秀恐怖賞に選ばれた『Under the Shadow』は、1988年テヘランの人々はイラン・イラク戦争の破壊に対処しなければなりませんでした。爆弾が空から落ちるように進歩的な考えを持つ若い母親のShidehは、娘のDorsaと共に生き残るために最善を尽くしています。ある日ミサイルが彼女たちの住むアパートに打ち込まれましたがそれは爆発せず、その日から少女Dorsaは病気になってしまいます。彼女は時間が経つにつれてますます不穏な行動を起こすようになり、隣人の1人はジン(アラブ世界の人ではない存在)がうろついているといい始めます、というイランとヨルダンの合作。

最優秀モンスター賞に選ばれた『Master Cleanse』は、悪魔に殺される前に悪魔を殺すことはできるのでしょうか? ロマンティックな失恋を数年間引きずったのち、ポールは人生を再起動する事を決めました。心の毒や負担を浄化するように設計された山荘に参加します。しかしポールと他の患者たちがトラウマとなった経験よりもはるかに大きい冷酷な浄化システムの開始を発見したとき、事態はより奇妙になっていきます、というアメリカのお話

最優秀デス賞に選ばれた『Johnny Frank Garrett Last Word』は、1992年、テキサス州は修道女をレイプして殺害したとしてジョニー・フランク・ギャレットを処刑しました。何人かは彼は無実だったと信じていて、他の者も彼の精神は病んでいたと感じていました。彼の処刑から10年後、ジョニーの霊が彼に有罪判決をした人たちに呪いをかけたかのように死んでいきます、というアメリカのお話。

2016年度 モルビド映画祭 結果発表

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2016年11月2日〜6日にかけてメキシコのプエブラで行われたモルビド映画祭の結果が発表されました。2008年に作られた映画祭で、メキシコ映画のプロモーションの場やメキシコでのファンタジーやホラー映画の製作の長い伝統の復活を目的としています。映画祭が開催されるプエブラはメキシコのプエブラ州の基礎自治体のひとつで、そこのプエブラ歴史地区は世界遺産に登録されています。映画祭のプログラムはテーマ別のセクションに分かれています。ラテンアメリカ・セクション、グローバル・セクション、ニュー・ディレクターズ・セクション、ブルータル・ミッドナイト・セクション、トリビュート・セクション、フューチャー・リリース・セクション、チルドレン・セクションなどからなります。その他映画だけでなく芸術展覧会、テーマ別の講義、本の発表会、コンサート、そして伝統的なメキシコのプロレスの試合まで行われるという中々ユニークな映画祭です。ヨーロッパの映画祭ではないのでメリエスダルジャンの選出はありませんが、ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭連盟に加盟しています。

 

さて2016年度は次の作品が出品されました。主なものをご紹介します。

 

Sección global

Demon / The Wailing / Miruthan / Scare Campaign / Seoul Station / Shut in / The Mermaid / The Thinning

Sección latinoamericana

1974 / Ataúd blanco: el juego diabólico / Deseo, deseo / Downhill / El muerto cuenta su historia / La sangre del gallo / La valija de Benavidez / Las tinieblas / Madre / Tenemos la carne / Terror 5 / Inicuo: la hermandad / Los Tigres no tienen miedo

Selección 1/2 noche brutal

La noche del virgen / The Greasy Strangler / The Void

Sección nueva sangre

A Dark Song / Are we not Cats / Psiconautas, los niños olvidados / The Eyes of my Mother / Un Cadáver para Sobrevivir

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。長編のみご紹介します。

 

観客賞

ラテンアメリカ・セクション 1974

グローバル・セクション   The Void

プレス賞

ラテンアメリカ・セクション Madre

グローバル・セクション   Seoul Station

特別賞           The Mermaid

              La noche del virgen

              Ataúd Blanco

              La Valija de Benavidez

 

ラテンアメリカ・セクションの観客賞を受賞した『1974』は、1974年に姿を消した新婚カップル。彼らのホームビデオが発見され、それはメキシコの歴史の最も恐ろしい出来事のひとつを明らかにします、というメキシコのお話。

プレス賞を受賞した『The Void』は、日常的なパトロールの途中で、警察官のダニエル・カーターは道の上に倒れた血塗れの人間を偶然に見つけます。彼はその若い男を密かに最小の人員で運営している近くの田舎の病院に連れていきます。彼はそこで患者と職員が人間ではない何かに変換されていくのを発見。恐怖が激化するにつれて、カーターは必死の努力で地獄の航海の中、他の生存者たちを導いていきます、というカナダのお話

グローバル・セクションの観客賞を受賞した『Madre』は、Diana Prietoは妊娠していて彼女の自閉症の息子Martínの世話をしています。彼女の夫Tomásが数か月の間アジアの方に仕事に出かけている間、彼女を助けてくれる人は誰もいません。フィリピンからの才能豊かな看護師Luzがやってきた時、MartínとDianaとの関係が限界点を越えてしまいます。Martínの状態はLuzの監督下ですぐに改善を見せますが、Dianaの心配はMartínがタガログ語だけを話すようになった事でした。DianaはLuzが言葉の壁を利用してブードゥーを使って何か不吉な事をしようとしているようだと疑い始めます。

プレス賞を受賞した『Seoul Station』は、Suk-gyuは家出した娘を必死に探しています。彼はお金も労力も厭いません。彼の懸命の捜索の結果娘を発見することができました。彼の連絡先のひとつが娘を発見したと知らせてきたのです。しかし彼女がソウルの中心部で売春婦として働いているのを知った時、喜びは衝撃に変わります。Suk-gyuは娘に近づくために客を装うと考えました。しかし待望の恐ろしい再会の直前にソウル駅の近くでパニックが起こりました。その場所はホームレスで有名なところでしたが、彼らの1人が死んだその日に生き返り、他の者を襲い食べ始めたのです。アンデッドの人喰いは野火のように広がり、当局はシティ・センターを封鎖し、この大流行が終結するまで待とうと決めます。誰1人いなくなるまで…というお話。

特別賞を受賞した『The Mermaid』は、間抜けの人魚Shanは強力な人間界の大物Xuanを殺すために送られます。Xuanの計画は海洋の生物の命に脅威をもたらすからです。敵であるにも関わらず彼らはお互いに恋に落ちてしまい、彼らを破壊するためにはどんなことでもする秘密結社のターゲットになってしまいます、という中国のお話。

特別賞を受賞した『La noche del virgen』は、大晦日のパーティでナイーブな20歳のニコはその夜初体験を済ます準備をしていました。パーティの途中で彼の視線は狡猾で魅力的な大人の女性メデアと交差します、というスペインのお話。

特別賞を受賞した『Ataúd Blanco』は、バージニアは誘拐された彼女の小さな娘を救い出すために不可能を装います。事故の後、彼女は娘を救い出すために1日だけ生きるチャンスを手にします。彼女の行く手には、死よりも最悪のものがあることを彼女は知る事になるでしょう、というアルゼンチンのお話。

特別賞を受賞した『La Valija de Benavidez』は、ベナビデスは美しくて有望な画家と結婚した美術教師です。ある夜、夫婦は口論し彼は大きなケースを手にして家を飛び出し、自分の精神科医の所に逃げ込みます。その精神科医コラレス博士の邸宅でベナビデスは暗い秘密を発見する事になります、というアルゼンチンのお話。

2016年11月18日〜20日付 全米映画興行成績 Top 5

日記 comments(0) - こぶたのゆう

 

2016年11月18日〜20日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模での公開となる新作は3本。その中で最大規模となる4144館で公開されたのは、ハリー・ポッターから派出した新シリーズの第1弾『Fantastic Beasts and Where To Find Them』。そのオープニングは7500万ドルを記録して見事1位になりました。ただハリーポッター・シリーズと比べると、シリーズ中一番少ないオープニングだった「Harry Potter and the Order of the Phoenix」の7710万ドルよりも少し低いものでした。新シリーズとしては原作が無い分まずまずのオープニングだと思いますが、最終的な興行成績、そして続編の成績に注目でしょう。この作品は三部作として発表されて(続編は2018年11月公開の予定)いますから。

 

1945館という少なめの規模で公開されたヘイリー・スタインフェルド主演のドラマ『The Edge of Seventeen』は、上映規模も小さいですがアベレージもそれほど良くはなく、480万ドルで7位という結果でした。それよりもさらに低い結果となってしまったのが、1549館で公開されたマイルズ・テラー主演の実在のボクサーを描くドラマ『Bleed for This』。『Fantastic Beasts』以外は全体的に低い興行成績となった週末でした。

 

1(-) Fantastic Beasts and Where To Find Them 7500万ドル

2(1) Doctor Strange              1770万ドル

3(2) Trolls                    1750万ドル

4(3) Arrival                   1180万ドル

5(4) Almost Christmas               700万ドル

 

さて来週ですが、今年公開された「Zootopia」に続くディズニー・アニメーション・スタジオ製作第56作目の『Moana』が登場。勇敢な少女モアナが先祖が果たせなかった航海の続きをしようと南太平洋に出発するというお話。旅の途中でポリネシアの神マウイと出会った彼女は恐ろしい怪物たちと出会う事になります。公開規模は3700館を予定しているようです。2800館での公開を予定しているのはロバート・ゼメキス監督によるロマンティック・スリラー『Allied』。1942年を舞台にドイツ大使殺害のために抵抗勢力のフランス人兵士マリアンヌと偽装結婚したアメリカ情報官ですが、それが本当の愛に発展してしまうというブラッド・ピット、マリオン・コティヤール共演のお話です。2000館で公開が予定されているコメディ『Rules Don't Apply』は、1958年を舞台に映画監督で発明家だったお金持ちのハワード・ヒューズの雇われ人として出会った2人の男女の恋愛ものです。もう1本、公開規模が未確認ですが、2003年に公開されて5位を記録したクライム・コメディの続編『Bad Santa 2』が公開されます。全体的に上映館数が分散している上に、今週1位だった「Fantastic Beasts」がおそらく4000万ドル近い数字を出してくると思われるので、「Fantastic Beasts」の2週連続No.1が堅そうです。

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