人間の女性と魚人との愛を描く 『シェイプ・オブ・ウォーター』

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2018年1月12日〜14日付のメキシコ興行成績で第1位になったのは、第75回ゴールデングローブ賞の監督賞と作曲賞、2017年度のベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督のアメリカ映画によるファンタジー・ドラマ『The Shape of Water』です。1962年のボルティモアを舞台に、ハイ・セキュリティの政府の研究所の口のきけない用務員と捕獲された両生類のクリーチャーとの恋と救助を描くお話。東京国際映画祭で公開されたオリジナル版は幾つかのシーンからR18+指定で公開され、3月1日に公開されるバージョンは一部のシーンに処理を施したR15+指定のものとなります。

 

イライザは幼い頃に受けた首の怪我が原因でしゃべることができなくなりました。彼女のコミュニケーションは手話によります。映画館の上のアパートでひとり暮らし、1960年代初めの冷戦時代のボルティモアにある秘密の政府の研究所で用務員として働いています。彼女の2人の親しい友人は隣に住むアーティストのガイルズと、仕事で彼女の通訳を務めるアフリカ系アメリカ人の同僚ゼルダです。施設はある生き物を水槽に収容していました。それはリチャード・ストリックランド大佐によって南アフリカで捕獲されたものでした。イライザはそれが人型の両生類である事を発見、その生き物を秘密に訪問するうちに両者の間に次第に絆が生まれていきます。

 

監督はGuillermo del Toro、出演はElisa EspositoにSally Hawkins、Colonel Richard StricklandにMichael Shannon、GilesにRichard Jenkins、Zelda FullerにOctavia Spencerです。

NONSTOP ノンストップ

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2016年4月21日〜24日付 ギリシャ興行成績第8位 1万6900ユーロ。

 

何者かに体に爆弾を仕掛けられて任務を行うはめになる元弁護士を描くギリシャのアクション『Short Fuse』です。ギリシャではこの週末新作が6本もTop 10に入るという激戦の中、8位(新作では6本中4位)という低い数字に終わってしまいました。これよりも低予算風な「Midnight Special」よりも僅かに上回りましたが、アテネ市内での興行成績では負けているという微妙な位置です。主演のアポストリス・トッチカスは2007年にテレビシリーズ「Μαζί σου」でブレイクした俳優で、お父さんは有名な俳優イアニス・トッチカスです。2016年出演の「The Bachelor」はギリシャで2位、2017年の「The Bachelor 2」は見事1位になっています。

 

かつては弁護士だったものの、放火犯の証拠写真を写した撮影者とのトラブルといった短気から今では宅配便のドライバーとなっているアレス。再び弁護士に戻ろうと面接を受けますが、同じく弁護士のお父さんの横槍もあって失敗します。ある夜、急ぎの荷物の宅配を届けに行った先で何者かに顔を殴られ、気がついた時には朝になっていました。携帯がなり、出ると見知らぬ男からでした。アレスのお腹にはC4爆弾がくくりつけられていて、起爆装置は犯人が持っています。無理に外そうとしても爆発します。男は死にたくなかったらこれから言う任務を遂行しろと強制してきます。30分という制限時間のなか、正体不明の人物の指示する任務をこなしていく事になります。

 

全体的な雰囲気は中々いいものでした。ギリシャでも指摘されているように、ハリウッドのヒット作から色んなシーンを集めてきたような印象はありますが、それはそれであり。この人が黒幕か?と思わせてすぐに否定されるという混乱が実に心地良いです。この人怪しいなあと思っていたら、事実終盤にやっぱりみたいな展開になりますが、それさえも実は違うというのは「ソウ」に似てるなあと思いました。残念なのはラスト。犯人が明らかになってからですが、それまでの流れが犯人の正体や意図が不明で不気味だった分、拍子抜けというか当たり前の展開になってしまったこと。この真相が驚愕ものだったら傑作になりえたかもと思える映画です。ギリシャ映画という日本ではあまり馴染みのないもので、わたしもあまりこの国の映画見たことないので一般的な意見はいえませんが、ハリウッドの低予算で作った映画と言われてもわからないようなローカル色をあまり感じない作品だったと思います。

 

監督は、出演はΆρης ΑποστόλουにΑπόστολος Τότσικας、ΆνναにΕυγενία Δημητροπούλου、ΜίλτοςにΤάσος Νούσιας、その他Κωνσταντίνος Μαρκουλάκης、Θοδωρής Αθερίδηςです。

ドイツから脱出した12人の兵士のうち、唯一の生存者を描く 『12th Man』

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2017年12月29日〜31日付のノルウェー興行成績で第1位になったのは、ナチス時代のドイツから脱出を図った12人のレジスタンス兵士の中の唯一の生存者を描くノルウェーの戦争ドラマ『Den 12. Mann』です。ノルウェー国内最大規模での公開で、公開3週目の「Star Wars: The Last Jedi」、同じくこの週から公開となった「Ferdinand」を抑えての1位です。さらにここから3週連続のNo.1、2週目には「Insidious: The Last Key」、3週目には「Jumanji: Welcome to the Jungle」を抑えています。トータルの興行収入も「Star Wars」のすぐ後ろまで迫っていて、来週あたり抜きそうな勢いです。

 

この物語はゲシュタポ(秘密国家警察)の監視下にあるドイツから脱出を図った12人のレジスタンス兵士の最後の生き残りとなったJan Baalsrudの物語です。彼の道徳心、強さ、そして勇気ある仲間たちは彼を生存させ続けました。しかし彼が山の洞窟に避難を求め2週間もの間ブリザードに閉じ込められたとき、全ての希望は失われたように思われました。それでもジャンは弱さ、凍傷を回復、かろうじて生きています。しかしひとつの疑問が浮かび続けます。果たしてドイツ兵が彼を発見する前に、中立の立場であるスウェーデンに彼は到達する事ができるのでしょうか。

 

監督はHarald Zwart、出演はThomas Gullestad、Jonathan Rhys-Meyers、Marie Blokhus、Mads Sjøgård Pettersenです。

2018年1月12日〜14日付 全米映画興行成績 Top 5

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2018年1月12日〜14日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模で公開された新作は3本。その中で最大規模の3702館で公開されたのはイギリスの作家マイケル・ボンドの児童文学の映画化第2弾『Paddington 2』です。イギリスでは2作連続のNo.1ヒットになりましたが、アメリカでは1060万ドルの7位。イギリスとアメリカでこんなにも差がでるというのは驚きでした。続く2892館で公開されたのはリアム・ニーソン、ベラ・ファーミガ共演のアクション『The Commuter』。1345万ドルで3位に入りました。この記録は「Taken」シリーズには及ばないものの、2015年の「Run All Night」の1101万ドルを上回るものです。このところ自身の主演作は大きなヒットがないのが気になります。3番目は2125館で公開された、女性の殺し屋が少年と出会った事から人生に変化が訪れる『Proud Mary』でしたが、1000万ドルで8位。全体的に低い数字の新作群でした。反対に拡大公開で36館(最初は9館でのスタート)から2819館となったスピルバーグの『The Post』が1860万ドルで2位にジャンプアップしました。面白いのは公開4週目の「Jumanji: Welcome to the Jungle」が27%落ちの2700万ドルで2週連続の1位。最初の週末が3616万ドル、2週目が5005万ドル、3週目が3723万ドル、そして4週目が2700万ドルと、落ちがとても少ないです。スタートの数字から今ひとつかな、と思っていましたが、なんと2億8000万ドル越えをして、3億ドルが見えてきました。

 

1(1) Jumanji: Welcome to the Jungle 2700万ドル

2(15) The Post 1860万ドル

3(-) The Commuter 1345万ドル

4(2) Insidious: The Last Key 1210万ドル

5(4) The Greatest Showman 1180万ドル

 

さて来週ですが、全国規模で公開される新作は2本。2900館以上での公開を予定している『12 Strong』はクリス・ヘムスワースの、9.11のあとのアフガニスタンで行われた対タリバンの局地戦を描いた戦争ドラマ。2400館以上での公開を予定している『Den of Thieves』はロサンゼルス郡保安局と銀行強盗を繰り返す犯罪グループとの戦いを描くジェラル・バトラーのアクション・スリラー。続いて劇場数は不明ながら、10年ぶりに再会したカントリー歌手と昔のガールフレンドの再会からロマンスが再燃するものの、彼女はすでに違う人生を歩んでいたというドラマ『Forever MyGirl』があります。拡大公開はクリスチャン・ベールの西部劇ドラマ『Hostiles』。伝説の陸軍大尉が死に瀕したシャイアン族の酋長と家族を送り届けるお話。年末に3館の限定公開からスタートして、次の週5館に拡大、さらに次の週46館に拡大されました。4週目に42館に落ちますが、5週目は反対に3000館に拡大されます。先週の「The Post」といい、このパターン目立ちますね。

2017年度 モリンス・デ・レイ・ホラー映画祭 結果発表

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2017年11月10日〜19日にかけてスペインのバルセロナ中心部から西に約10キロのところにあるモリンス・デ・レイで行われたモリンス・デ・レイ・ホラー映画祭の結果が発表されました。1973年からスタートした映画祭で今年で36回目を迎えます。こんなに歴史が古いのにシッチェスだとかブリュッセルのような規模の大きなメジャー級ではないのは小さい規模で細々と続いていたからでしょうか。スペインは世界でもかなりファンタスティック系の映画祭が大小合わせて多い国で、いろんな特色があって面白いですが、この映画祭もホラー映画祭という名前だけあってホラーに特化した映画祭なので注目です。ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭連盟に加盟してどんどん規模が大きくなっている映画祭です。

 

2017年度は次の作品が出品されました。

 

長編部門

A Ghost Story / Mom and Dad / Herederos de la bestia / Dhoom:3 / Housewife / Super Dark Times / The Lodgers / 68 Kill / Eat Local / Revenge / Compulsión / Tragedy Girls / Phoenix Forgotten / Framed / Les affamés / Funny Games / Mayhem / The Night Watchmen / Hounds of Love / Downrange / Trauma / Black Hollow Cage / Habit / Meatball Machine Kodoku / Replace / Game of Death / The Heretics / Los olvidados / Jackals / Cannibals and Carpet Fitters / Tonight She Comes

短編部門

We Together / Ellos / L'ora del buio / Aprieta pero raramente ahoga / Hell of a Day / Le cowboy du mont laurier / Petul / Cauchemar Capitonne / Filippa / Juliette / 9 pasos / Goodnight, Gracie / Liz Drives / Daemonrunner / Blood Shed / Feroce / Jitterman / Centrifugado / Health, Wealth & Happiness

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。主なものをご紹介します。

 

長編部門

最優秀作品賞 The Lodgers

最優秀監督賞 Brian Taylor "Mom and Dad"

最優秀男優賞 Owen Campbell "Super Dark Times"

最優秀女優賞 Emma Booth "Hounds of Love"

最優秀効果賞 68 Kill

審査員特別賞 Super Dark Times

観客賞    Hounds of Love

批評家賞   Super Dark Times

短編部門

最優秀作品賞 Centrifugado

メリエスダルジャン 9 pasos

観客賞    9 pasos

批評家賞   Cauchemar capitonné

 

長編部門の最優秀作品賞に選ばれた『The Lodgers』は、1920年代のアイルランドの田園地帯で落ちぶれた荘園を分かち合うエドワードとレイチェルの双子の孤児についてのゴシック・ゴースト・ストーリー。しかしそこにいるのは彼らだけではありませんでした。彼らは目に見えない存在と家を共有しています。その存在は彼らに3つの絶対的なルールを守らせていました、というアイルランドのお話。

最優秀監督賞に選ばれた『Mom and Dad』は、ティーンエイジャーの女の子と彼女の弟は、親が自分の子供に対し暴力的になる原因不明の集団ヒステリーから24時間の間生き延びなければなりません、というニコラス・ケイジ、セルマ・ブレア共演のアメリカのホラー。

最優秀男優賞・審査員特別賞・批評家賞に選ばれた『Super Dark Times』は、あるひどい事故によってかつては切り離す事の出来ない友情で結ばれていた高校生の絆が揺さぶられます。罪悪、妄想そして狂気が呼び起こされます、というアメリカのお話。

最優秀女優賞・観客賞に選ばれた『Hounds of Love』は、太陽に浸かった80年代中頃のオーストラリア西部の郊外で、エブリンとジョンは子羊の皮を被った狼です。彼らは獲物を探し、女性を車の中に誘惑し、それから彼らの何の特徴もない普通の家のゲストルームに縛り付けます。彼らは彼女を残忍に扱い、彼女の不幸を味わい、彼女を埋めます、というオーストラリアのお話。

最優秀効果賞に選ばれた『68 Kill』は、チップとリザは風変わりな夫婦です。リザがお金を盗む事を提案したとき、チップはリザのダークサイドを見始めます。いまチップは武器を手にしています。車のトランクには女の子を閉じ込めていて、24時間以内に問題を解決しなければなりません、というアメリカのお話。

短編部門の最優秀作品賞に選ばれた『Centrifugado』は、若い男は家に洗濯物を上げようとしている年配の女性を助けようとします。女性は男を喜んでいかせようとはしていないようです、というスペインの10分のお話。

メリエスダルジャン・観客賞に選ばれた『9 pasos』は、たった9つのステップで恐怖は永遠に終わるでしょう、というスペインの7分のお話。

批評家賞に選ばれた『Cauchemar capitonné』は、死を呼ぶ椅子にまつわる恐怖を描くカナダの9分のお話。

2017年度 パリ国際ファンタスティック映画祭 結果発表

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2017年12月5日〜10日にかけてフランスのパリで行われたパリ国際ファンタスティック映画祭の結果が発表されました。2011年からスタートして今年で7回目となります。パリでは以前1973年から1989年にかけてパリ国際ファンタスティック&SF映画祭が行われていましたが、その後しばらくの間フランスの首都でファンタスティック映画祭が開催されないという状況になりました。その事がこの映画祭創設の原点になっていて、2011年6月にParisCinéFantastiqueという団体が作られました。最初の4回はGaumont-Opéraで、第5回はGrand Rex、第6回はMax Linder Panoramaで開催、今年も去年と同じMax Linder Panorama cinemaで開催です。今年度のオープニングは夜7時30分から「A Ghost Story」、クロージングは夜8時30分から「シン・ゴジラ」が上映されました。また11日の月曜日と12日火曜日はリプレイとして再上映が行われています。

 

2017年度の出品作品は次の通りです。

 

長編競争部門

Dave Made a Maze / The Endless / Ajin: Demi-Human / 68 Kill / Tigers Are Not Afraid / The Limehouse Golem / Sicilian Ghost Story / Tragedy Girls / Revenge / Matar a dios

長編非競争部門

Blade of the Immortal / Jojo's Bizarre Adventure: Diamond is Unbreakable - Chapter 1 / Bodied / Leatherface / Survival Family / Mutafuzak / Mayhem

フランス短編部門

Immortels / The Bay / The Dark Room / Scaramouche Scaramouche / Spooked / Trauma Industries

国際短編部門

Count Your Curses / Great Choice / Marta / Protection Plan Full Moon / RIP / Sculpted / The Hour of Darkness / The Mayflower / Twinky Doo's Magic World / We Summoned Demon

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

最優秀作品賞 Tigers are not afraid

最優秀国際短編作品賞 RIP

最優秀フランス短編作品賞 Scaramouche Scaramouche

フランス短編審査員賞 Scaramouche Scaramouche

特別賞    Spooked

Ciné+ Frisson賞(長編) Tiger are not afraid

Ciné+ Frisson賞(短編) Spooked

 

最優秀作品賞・Ciné+ Frisson賞を受賞した『Tigers are not afraid』は、エストレアは10歳、彼女は3つの願いを持っています。最初のひとつはいなくなったお父さんが帰ってくることでそれは起こりました。彼女のお母さんは戻ってきましたが、お母さんは死んでしまいます。茫然自失でエストレアは孤児によるギャングに仲間入りする事でこの悲しみから逃れようとしました。すぐに彼女は死は置いて来る事はできないという事を知り、彼女が残虐行為や暴力の真っ最中であるとき、そうしたいと思っても願いは決して叶わないのです、というメキシコのお話。

最優秀国際短編作品賞を受賞した『RIP』は、小さな見捨てられた村で1人の女性が彼女の夫の葬式の準備を最新の注意をはらってしています。彼女は計画に従って全てが進む事を望んでいます。ゲストに良い印象を持ってもらうことは彼女にとって非常に重要なのです、というスペインの16分のお話。

最優秀フランス短編作品賞・フランス短編審査員賞を受賞した『Scaramouche Scaramouche』は、仮の家でお父さんと住んでいるオフィーリアは想像力に満ちた女の子です。ある日彼女は想像上の恐ろしい友達Scaramoucheに捕らえられた事を知ります。そいつは彼女のゲームのロジック「1,2,3, sun」に続いて現れたのです、というフランスの20分のお話。

特別賞・Ciné+ Frisson賞を受賞した『Spooked』は、それは夜のこと。可愛い若い女性ブレンダはベッドに入りました。突然明かりが消えます。携帯電話の明かりを使ってブレンダはブレーカーを探します。しかしそこに何かが立っていました。闇に潜んでいるのです、というフランスの11分のお話。

ミスター・アーサー 2011年版

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2011年4月8〜10日付 全米興行成績第3位 1222万ドル。
1981年にスティーブ・ゴードン監督で作られた同名映画のリメイク『Arthur』。このオリジナル版の方は、アカデミー賞4部門にノミネートされて、助演男優賞と歌曲賞を受賞しました。さらに1988年に続編が公開されています。主演はラッセル・ブランド。かなりクセのある人です。

世界でも有数の大金持ちの一人息子アーサーは、毎日バカ騒ぎをして人生を楽しんでいます。毎日パーティをして、車はバットモービル(バットマンの車です)を製作して乗り回し、警察にスピード違反で捕まってしまうしまつ。とにかく生活が派手で乱れていて、お金を湯水のように使っているのでした。そんなアーサーの不始末がニュースにまでなってしまい、アーサーのお母さん(社長です)は会社のためにアーサーを切ってしまうかどうかの選択に迫られます。そしてそれが嫌なら有能な部下スーザンと結婚しなさいと迫るのでした。アーサーはスーザンが苦手で、結婚なんてしたくありません。でもそれを拒むと無一文にされてしまうのです。お金にはかえられないと、しぶしぶ承諾しました。
アーサーには子供の頃からお世話になっている世話係りのホブソンがいます。何から何までホブソンにしてもらわないと何もできないような超お坊ちゃんなのでした。いつも厳しく当たっていますが、その行動の中にアーサーを可愛がる気持ちが見え隠れしています。
そんなある日、アーサーは免許なしの偽ガイドをしているナオミにグランド・セントラル駅で出会います。警官に問われてアーサーはウソで逃げ切り、それがきっかけでナオミと知り合いになりました。会う回数が増えてくるにつれて、アーサーの気持ちに変化が生まれてきます。そしてお金のためにスーザンを取るのか、自分の気持ちに正直にナオミを取って貧乏になるのかの選択に迫られるのでした。

というお話です。ナオミと一緒になりたいので仕事を始めてみても、生まれて初めてする仕事はみんなうまく行かなかったりと、現実的なところはきちんと描いています。でも子供のようなアーサーと、結構趣味が共通しているナオミとは、次第に恋に発展していきますが、現実はなかなか厳しいようでした。でもそこはコメディ、あまり辛口にならない程度に面白くしてあります。仕事一筋になっていたお母さんよりも、ほとんど本当のお母さんのようにアーサーを育ててきたホブソンの方が、アーサーの本当の幸せとは何か、っていうことをよく理解しているところは、育ての親の愛情なんだなあと心があったかくなる思いがしました。ただ、アーサーが本当に自分の足でしっかりと立って、物事を決められるようになるには、大きな試練を乗り越えないといけなかったんですけどね。

 

監督はJason Winer、出演はArthur BachにRussell Brand、Lillian HobsonにHelen Mirren、Susan JohnsonにJennifer Garner、Naomi QuinnにGreta Gerwigです。

2017年度 トリエステ国際SF映画祭 結果発表

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2017年10月31日〜11月5日にかけてイタリアのトリエステで行われたトリエステ国際SF映画祭の結果が発表されました。長い中断期間があるものの、その第1回開催は1963年と、ヨーロッパで開催されるSFの映画祭では最も古く、最も重要な映画祭です。主にSFやファンタジーに特化した映画祭ですが、その他音楽や講義、コミックにまでその分野を広げています。メインとなるぶもんはアステロイド賞が授与される最優秀SF長編映画の国際競争部門、その他ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭連盟に加盟しているのでメリエスダルジャンの選出もあります。1982年で一度中断、2000年に復活しました。現在まで続く賞が設定されたのは2002年から。メリエスダルジャンが設定されたのは2009年からです。

 

2017年度に出品された作品は次の通りです。主なものをご紹介します。

 

Neon部門

Alone / Beyond Skyline / Cold Skin / Hostile / It Came from the Desert / Kati Kati / Loop / The Man with the Magic Box / Rememory / Replace / Science Fiction Volume One: The Osiris Child / Zombillenium

Neon 非競争部門

Before We Vanish / Blade of the Immortal / Bushwick / The Endless / It Stains the Sands Red / Marjorie Prime / Mayhem / Salyut-7 / Veronica

European Fantastic Shorts

Apoptosis / Astronaut of Featherweight / Best Worker / Birthday / Destroy Madrid / Downside Up / Eldritch Code / A Father's Day / Frail / Hum / The Last Schnitzel / Mayday / Might / Nortik / Off / PM 2.5 / Robot & Scarecrow / The Sky / Timelapse / Trauma Industries / Voyager

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。

 

アステロイド賞  The Man with the Magic Box

長編部門メリエスダルジャン Loop

短編部門メリエスダルジャン The Last Schnitzel

観客賞      Salyut-7

スターズウォー賞 Zombillennium

レイ4賞     Cold Skin

ノクターノ賞   Hostile

 

最優秀長編作品賞となるアステロイド賞に選ばれた『The Man with the Magic Box』は、2030年のワルシャワ。アダムは過去の生活の全ての記憶を無くした状態で目を覚ましました。そして彼はある会社のオフィスで掃除人として働いている事を知ります。そこで彼はオフィスマネージャーのグロリアと出会い、彼女の高い地位にも関わらずすぐに記憶喪失のこの従業員との情事に乗り出します。彼の古いアパートに戻り、そこで1950年代の古いラジオを発見します。彼がそれを聞いたとき、彼は別の人生の謎のビジョンに悩まされます。彼は自分の過去の経験を解読しようと試み、何が彼を2030年に導いたのか、グロリアは彼のこの追及に関与していきます。しかし政府もまた監視していました、というポーランドのお話。

長編部門のメリエスダルジャンに選ばれた『Loop』は、アダムは国から違法な医療物資を密輸するために雇われています。しかし今回は彼と彼のガールフレンドのアンナは一緒にこの委託から逃げる計画を持っています。そして自分のために新しい人生をスタートさせました。彼女が妊娠した事を発見すると、彼らはここを出発する事にし、アダムは彼女をその運命から切り離し一人にする事を決意します。これは悪い決断の連続が事態をどんどんコントロールできない状況に持っていってしまうハンタリーの物語です。

短編部門のメリエスダルジャンに選ばれた『The Last Schnitzel』は、トルコ共和国の大統領が消滅する地球から皆が去る前にシュニッツェル(薄切りの子牛肉のカツレツ)を要求したとき、彼の不運な助手カミルはフライドミートを思いつく必要があります。鶏は200年以上も前に死に絶えているにも関わらず。というデンマークの22分のお話。

観客賞に選ばれた『Salyut-7』は、無人で地球を周回していたロシアの宇宙ステーションSalyut-7に1985年実際に起こった事件を元にしたロシアのお話。突然地上管制塔からの信号への応答を停止しました。ソ連科学と宇宙産業の誇りであるこの宇宙ステーションの落下は国のイメージの大きなダメージになるばかりでなく、沢山の人命が失われる悲劇をもたらします。

インターネットを介しての批評家によるスターズウォー賞に選ばれた『Zombillennium』は、2074年、地球全体の汚染により食糧不足になっていました。政府とシステムは崩壊、コントロールはバイオネット社によって引き継がれています。この会社は彼らの主な栄養食品バイオグリーンを保証しています。人間の人口は会社の従業員とセクターの居住者に分れています、というスロベニアのお話。

パートナーシップのナショナルTVチャンネルに選出されるレイ4賞に選ばれた『Cold Skin』は、1914年、結果として第1次世界大戦を引き起こす事になるフランツ・フェルディナンドの暗殺の直後、汽船が南極の端の隔離された島に近づいていました。そこでは名前も分らない若い男が気象観測がいつでもできる準備を整えています。彼の代わりの人間がやってきて交代するまでこの地球の外れの場所で孤独に生活します。これからの12ヶ月もの間彼の世界の全てはキャビンと木と岩と静けさと周囲の海だけです。彼は島の灯台守グルナーと会い、男の前任者はチフスで死んだ事を知ります。キャビンでの最初の夜、彼は謎の人物がキャビンの近くにいるのを発見しました。次の日彼はグルーナーに再び会いに行きますが、グルーナーはシー・ヒューマノイド(海人間)たちは島の近くに住んでいて、光を恐れ、自分たちを殺す為に夜になると近づいてくると説明しました、というスペインとフランスのお話。

ジャンル映画に特化した雑誌に選出されるノクターノ賞に選ばれた『Hostile』は、壊滅的な流行が地球を襲ったのち、たった数千の人間だけが生き残りました。過酷な状況の中で、彼らは食べ物と避難場所を見つけるのに苦労しています。生き残るために行動しているうちに、彼らはこの地球上には彼ら生き残った人間だけではない事を発見します。その奇妙な生き物は夜になると狩りをするために地上に這い出し、彼らは隠れる事を余儀なくされます。ジュリエットはこの状況を生き延びました。ある日、キャンプ地への帰り道無人の風景の中運転しているとき、彼女は車のコントロールを失います。脚を負傷して立ち往生してしまい、連絡手段も失ってしまいました。そして何かが近づいてきます…というフランスのお話。

フレイルティー 妄執

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2002年4月12〜14日付 全米興行成績第9位 420万ドル。


俳優のビル・パクストンが監督をしたスリラー『Frailty』です。『タイタニック』『ツイスター』に出ていたビル・パクストンの監督第1作目にあたります。父親が子供に殺人や死体遺棄を強制的にさせるという内容から、アメリカでは17歳未満は保護者同伴、日本では12歳未満は保護者同伴、マレーシア・ポルトガル・スペイン・フィリピン・韓国では18歳未満禁止という過激な内容です。でも不思議とイタリアでは全年齢対象! イタリアはそういうことあまり気にしないんですかね。監督・主演のビル・パクストンは2017年2月25日に心臓手術後の合併症で亡くなりました。61歳でした。

FBI捜査官のドイルは、テキサスで起こっている連続殺人事件を調査していました。現場には必ず「神の手」という署名が残されていました。しかし犯人を捕まえる事ができないでいました。そんなとき1人の男性が現われます。名前はフェントン。彼は犯人を知っているといいます。最初は半信半疑だったドイルでしたが、とにかくフェントンの話を聞く事にしました。夜も遅く、同僚はみんな帰ってしまいましたが、時間は空いていました。フェントンが言うには、「神の手」と名乗っている犯人は自分の弟アダムだというのです。
話はフェントンの子供時代から始まります。お母さんは弟のアダムを生んだときに死んでいました。お父さんと兄フェントンと弟アダムの3人暮らしでした。ある日の夜お父さんが神様から導きがあったと興奮して兄弟を起こします。もうすぐ終末が訪れ、悪魔が解き放たれる。それを退治する仕事を自分たち家族に与えるというのです。フェントンはそんな事信じられませんでした。しかし父は本気にしています。しばらくして何事もなく日々が過ぎたので、このまま何事もなく今までの生活に戻れると期待していたフェントンでしたが、ある日お父さんがまた神様の指示を受けたといって、どこからか斧を持ってきました。これは神の武器なのだそうです。しかしただの斧にしかみえませんでした。それからまた悪魔の名前を聞いたといってメモを書いた紙を見せます。そこには人の名前が何人か書かれていました。
そんな時お父さんが中々帰ってきませんでした。夜中に帰ってきたと思ったら、1人の女性を担いでいました。フェントンとアダムは起きてお父さんのところに向かいます。お父さんはこれは人間の姿をしてるけど本当は悪魔なんだといいます。そして触ればわかるんだ、といってその人に触ります。お父さんは悪魔だと確信していました。しかしフェントンにはどう見ても怖くて怯えているただの女の人でした。ですが、2人の見ている前でお父さんはその女の人を斧で殺してしまいます。

といったお話です。この後お父さんは次の犠牲者を探し当て、子供たちに手伝わせます。お父さんは、戸惑うかもしれないが、これは本当のことなんだ、神のお告げなんだ、といいます。弟のアダムは信じているようでしたが、フェントンはお父さんの頭がおかしくなって人殺しをしているんだ、としか考えられませんでした。そして弟を連れて逃げようとするんですが。

とにかく現代のフェントンの様子が少しおかしいです。ドイル捜査官もフェントンの事をどこまで信用していいのかわからないようでした。そして自分が本当のことを話していることを証明するために、死体を隠してある場所に案内するといいました。2人はその場所、フェントンの家族が住んでいたバラ園へと向かいます。そこにあったのは?

この映画の醍醐味は、ラストはどうなるのか、というところでしょう。こういったサイコもののスリラーには大体パターンがあって、そのどれかの終わり方になるのかな、と思っていたらびっくり。まさかあんな真相だったとは。この真相は全く考えていませんでした。このラストで、この映画のレベルがぐんと上がったように思います。お父さんの神の指示とは一体なんだったのか? なぜ弟がお父さんのあとを引き継いで「神の手」となったのか? そしてそれに対して兄フェントンはどうしたのか? 物語の表面と、その裏の真相が、全く違うのに描かれている内容は同じというすごいお話だと思います。

監督はBill Paxton、出演はDad MeiksにBill Paxton、Fenton Meiks/Adam MeiksにMatthew McConaughey、FBI Agent Wesley DoyleにPowers Boothe、Young FentonにMatt O'Learyです。

2017年度 モルビド映画祭 結果発表

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2017年10月26日〜11月5日にかけてメキシコのプエブラで行われたモルビド映画祭の結果が発表されました。2008年に創設されたこの映画祭は、メキシコ映画のプロモーションとメキシコのホラーやファンタジー映画の製作の長い伝統の再発見の場として始まったものです。プエブラはメキシコシティから東に100キロくらい行ったところにあって、メキシコで4番目に大きな町です。中心部にある歴史地区のセントロ・イストリコはユネスコ世界文化遺産に登録されました。天使たちが生んだ町という伝説があって、プエブラ・デ・ロス・アンヘルスとも呼ばれ、町のいろんなところに天使の像などが置かれています。町並はタラベラ焼きのタイルが使われた美しい建築物が多く見られ、宮廷料理から発展したメキシコ料理の発祥の地でもあります。

 

2017年度の出品作品は次の通りです。長編部門のみご紹介します。

 

国際長編部門

78/52 / Another Wolfcop / Cold Skin / Hidden Reserves / Housewife / Jeepers Creepers 3 / Jigsaw / Laissez Bronzer les Cadavres / La Quinceañera / Mohawk / Mon Mon Mon Monsters / Puppet Master: Axis Termination / Replace / Sequence Break / The Black Gloves / The Endless / The Heretics / Trench 11 / The Lodgers / La posesión de Verónica / Nightworld

ラテンアメリカ長編部門

Aj Zombies / Aterrados / Clementina / Culto al Terror / Cygnus / El Silbón: Origenes / La Región Salvaje / México Bárbaro 2 / Noche / Relicto: Un relato Mesopotámico / Trauma / What the Waters Left Behind / Vuelven

ヌエヴァ・サングレ部門

68 Kill / Dhogs / Hagazussa / Hounds of Love / Matar a Dios / Tje Evil Within / Kuso / Dead Shack

1/2 Noche Brutal部門

Dead Shack / I am Hero / Kuso / Trauma

 

そして各賞の勝者は次のようになりました。長編のみご紹介します。観客賞にゴールデン・スカル、卓越した作品に与えられるシルバー・スカル、記者の人たちが選ぶウッデン・スカルがあります。

 

モルビド・シネポリス・ディストリビューション賞 Aterrados

国際部門

観客賞(ゴールデンスカル) La Quinceñera

シルバー・スカル賞     Hidden Reserves

ウッデン・スカル賞     Cold Skin

特別賞           78/52 / Matar a Dios

ラテンアメリカ部門

観客賞(ゴールデンスカル) Cygnus

シルバー・スカル賞     Vuelven

ウッデン・スカル賞     Vuelven

特別賞           Trauma / Los Olvidados / La Región Salvaje

 

モルビド・シネポリス・ディストリビューション賞に選ばれた『Aterrados』は、夫が家に帰ってくると妻がキッチンに入るのを怖がっていました。パイプの中から声がするというのです。声は彼女を殺すと言っています。ある、彼女がバスルームに入った時、夫は隣家から衝撃音を聞きました。夫は外に出て門の所に立ちますが、隣人は彼のインターホンに応答しません。仕方がないので再び自分の家に戻って注意深く物音を聞いてみると、それは家の中から、しかもバスルームの中から聞こえてきていたのです、というアルゼンチンのお話。

国際部門の観客賞に選ばれた『La Quinceñera』は、アレハンドラ・サントス自分を人見知りだと認識している15歳の少女です。彼女は女性になりつつあり、それで彼女の年齢の儀式の到来の時間となります。それはラテンアメリカ伝統の成人式Quinceaneraです。アレハンドラはお父さんがセレモニーが始まろうとしているのにどこにも場所を見つけられないことや最近お父さんと喧嘩した事など悩みを抱えています。さらに悪い事に、ギャングのデル・リオが現れました。ハレハンドラと彼女の祖父はデル・リオ・ファミリーとの血みどろの戦いを繰り広げる事になります、という

シルバースカル賞に選ばれた『Hidden Reserves』は、冷酷なシステムの手先である保険セールスマンのビンセント・ボーマンは彼が代表を務めている会社の犠牲者となります。地位を落とされた彼は仕事のマーケットに戻るのに苦労します。彼は仕事のハシゴを登るために戦います。このプロセスの中で、彼は収入と成功の他に価値のあるものがあるという事を知ります、というオーストリアのお話。

ウッデン・スカル賞に選ばれた『Cold Skin』は、1914年、結果として第1次世界大戦を引き起こす事になるフランツ・フェルディナンドの暗殺の直後、汽船が南極の端の隔離された島に近づいていました。そこでは名前も分らない若い男が気象観測がいつでもできる準備を整えています。彼の代わりの人間がやってきて交代するまでこの地球の外れの場所で孤独に生活します。これからの12ヶ月もの間彼の世界の全てはキャビンと木と岩と静けさと周囲の海だけです。彼は島の灯台守グルナーと会い、男の前任者はチフスで死んだ事を知ります。キャビンでの最初の夜、彼は謎の人物がキャビンの近くにいるのを発見しました。次の日彼はグルーナーに再び会いに行きますが、グルーナーはシー・ヒューマノイド(海人間)たちは島の近くに住んでいて、光を恐れ、自分たちを殺す為に夜になると近づいてくると説明しました、というスペインとフランスのお話。

特別賞に選ばれた『78/52』は、ヒッチコックの「サイコ」の有名なシャワーシーンについてのドキュメンタリー映画。

特別賞に選ばれた『Matar a Dios』は、謎のホームレスの男が家に押し入ってきた時、森の中に位置する孤立した家である家族がニューイヤーズ・イブのお祝いの準備をしていました。男はドワーフで、自分は神であり夜明けには人類を退治しようとしていることを主張します。2人の人間だけは助かるでしょう。そして家族はこの2人の助かる人間を選ばなければなりません、というスペインのお話。

ラテンアメリカ部門の観客賞に選ばれた『Cygnus』は、GTMでシグナス星座からの不思議な信号を発見した天文学者ファビアンを描くメキシコのお話。

シルバースカル賞とウッデンスカル賞に選ばれた『Vuelven』は、エストレアは10歳、彼女は3つの願いを持っています。最初のひとつはいなくなったお父さんが帰ってくることでそれは起こりました。彼女のお母さんは戻ってきましたが、お母さんは死んでしまいます。茫然自失でエストレアは孤児によるギャングに仲間入りする事でこの悲しみから逃れようとしました。すぐに彼女は死は置いて来る事はできないという事を知り、彼女が残虐行為や暴力の真っ最中であるとき、そうしたいと思っても願いは決して叶わないのです、というメキシコのお話。

特別賞に選ばれた『Trauma』は、4人の友人たちはチリの田舎にやってきました。そこで彼らはある男とその息子に残虐的に襲われます。町の中で助けが見つからなかったのち、彼らは警察官の助けをかりて男たちと対決する事を決めます。しかし彼らは発見する事になります。彼らの攻撃者の血の中にはチリの歴史の暗黒期の直接の遺産がある事を。そして彼らは最も残虐な敵に直面する事になります、というチリのお話。

特別賞に選ばれた『Los Olvidados』は、アルゼンチンのブエノスアイレス州にある廃墟の村ヴィラ・エペクエンについてのドキュメンタリー映画のために遺跡へのたびをしようとしていた若者グループ。彼らは警告を無視して廃墟のツアーを行いますが、見捨てられた村で足止めをくらいます。そして彼らはこの場所には彼ら以外に誰かいるようだと感じ始めます、というアルゼンチンのお話。

特別賞に選ばれた『La Región Salvaje』は、アレハンドラはメキシコの小さな町で夫のアンジェルと一緒に子供を育てている若い妻です。彼女の兄弟のファビアンは地元の病院の看護師です。彼らの生活はベロニカの到着とともに変わってしまいます。ベロニカは近くの森の孤立したキャビンには全ての問題に対する答えがある事を彼らに確信させます。それは彼らの力では抵抗できないものです、というメキシコのお話。

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