2018年6月22日〜24日付 全米映画興行成績 Top 5

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2018年6月22日〜24日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模で公開された新作は1本。4475館で公開されたのは大ヒットシリーズの最新作『Jurrasic World: Fallen Kingdom』です。Jurrasic Parkから数えると5作目、Jurrasic Worldの新シリーズからは2作目となります。そのオープニングは、前作の2億880万ドルには大きく及ばなかったものの、1億5000万ドルを記録して第1位になりました。全米4475館はシリーズ最大規模の公開です。出演は前作同様クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードです。先週「Incredibles2」が1億8268万ドルを記録して、今週「Jurassic World」が1億5000万ドルと2週連続で異なる映画がオープニング1億ドル突破しましたが、これは史上2番目の快挙です。前回は2007年に「Pirates of the Caribbean: At World's End」が1億1473万ドル、続いて「Shrek the Third」が1億2162万ドルを記録しました。

 

現在ディズニーは2位の20世紀フォックスに3倍近い興行成績で1位を独走中です。過去20年、2倍もの差が1位と2位でついた事はないんですが、それが3倍というのは驚異的な数字です。ディズニーが初の30億ドルを記録した2016年でさえ、2位のワーナーは19億ドルでしたから。これはもうディズニーの一人勝ちみたいなものです。2018年度の年間興行成績の途中経過は、1位「Black Panther」6億9974万ドル、2位「Avengers: Infinity War」6億6949万ドル、3位「Incredibles 2」3億5037万ドル、4位「Deadpool」3億415万ドル、5位「Solo: A Star Wars Story」2億217万ドルです。Top 5中ディズニーが4本です。これから「Jurassic World」がTop 5に入ってくるでしょうが、どこまでいけるか注目です。

 

1(-) Jurassic World: Fallen Kingdom 1億5000万ドル

2(1) Incredibles 2 8092万ドル

3(2) Ocean's 8 1165万ドル

4(3) Tag 820万ドル

5(5) Deadpool 2 525万ドル

 

さて来週ですが、全国規模で公開される新作は2本。メキシコの麻薬組織壊滅を描くアクション・スリラーの続編『Sicario: Day of the Soldado』が2900館以上、2012年のペプシマックスのCMが大人気となって今回の映画化に繋がった『Uncle Drew』が2600館で予定されています。Top 2は変わらないと思うので、「Sicario」が3位に入れば面白いかな。

稲川淳二の超こわい話 おそろし〜い

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2009年7月24日にバンダイビジュアルから発売されたオリジナルDVD『稲川淳二の超こわい話 おそろし〜い』です。
「稲川淳二の超こわい話 うらめし〜い/おぞまし〜い」の3本が同時発売となりました。各6話収録で、この「おそろし〜い」の内訳は「樹海」「出口の見えないトンネル」「振り向かない役者」「同僚の死の真相」「真実の鏡」「継母」です。

「樹海」は樹海にロケに来た一行がその現場へ移動する際に、その中のタレントの3人が体験した怪異。
「出口の見えないトンネル」は近くにちょっと怖そうなトンネルがあると聞いて夜そこへ向かった人たちが、もっと怖くするために灯りを消して並んでそのトンネルを通ってみようと考えます。一番後ろの人が何か怖い話をして前に移動、次に後になった人が怖い話をして前に移動を繰り返します。すると自分たちのではない足音が背後から聞こえてきました、というお話。
「振り向かない役者」は神奈川県にある劇場の地下には使用されていない練習場がありました。そこをちょっと見てみようということになり数名の役者がこっそりその練習場の中に入ってみたのですが…というお話。
「同僚の死の真相」は機械の調子が悪くなって残業となってしまった2人。しかし1人が機械に巻き込まれて亡くなってしまいます。ところが同時刻その同僚はみんなが行っていた居酒屋に顔を出していたのです、というお話。
「真実の鏡」は九州北部の閉鎖されたモーテル。ここを美容外科クリニックにしようという話が持ち上がり、女性医師が見学にきます。ところがその女性が悲鳴をあげてモーテルから出てきたのです。彼女は精神的におかしくなっていました。不動産屋が中に入って何を見たのか考えてみるに、どうやら階段の踊り場にある鏡を見たようなのですが…というお話。
「継母」は兄弟の話です。お母さんが亡くなって新しいお母さんがやってきます。お母さんはいつも2人の新しい子供が寝静まった頃そっと枕元にやってきて寝顔を眺めていました。ところがふと目を覚ました弟はそのお母さんをみると大泣きをしてしまいます。それは毎度の事でした。大きくなってから弟にその話をしてみると…といったお話です。

ものすごく怖いというのは今回なかったんですが、まずまず怖かったなというのが2本。1本は「振り向かない役者」で、幽霊が登場するまでの展開はかなり怖いものでした。ラストはちょっとあっさりめかも。もう1本は「真実の鏡」。鏡に映っていたのは何だったのか、というのがポイントですが、それまでの展開から見てちょっと物足りなかった印象があります。こうして映画を見るような視点で見てしまうところが難点ですが、これは一応実話という事なので映画のような展開を望む方が間違ってるんですよね。話で聞くとそれほど怖くないようなものでも、実際自分が体験するとすごく怖いものなんだろうなと思います。「継母」なんか話が終わってみるとどことなく切なくなるような話ですが、実際にそれを体験した当人からすればすごく怖かったんだろうなと想像します。

2018年6月15日〜17日付 全米映画興行成績 Top 5

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2018年6月15日〜17日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模で公開された新作は3本。その中で最大規模の4410館で公開されたのは、2004年に公開された「The Incredibles」の続編『Incredibles 2』です。前作はオープニング7046万ドルで2週連続No.1、トータル2億6144万ドルで年間興行収入も第5位という大ヒットを記録しました。今回はなんとそのオープニングが1億8268万ドル、これはアニメとしては歴代1位の記録です。それまでは2016年公開の「Finding Dory」が記録した1億3506万ドルでしたが、それを大きく更新しました。トータルの興行収入のアニメ歴代1位は「Finding Dory」の4億8629万ドルなので、これを抜く可能性が大です。現在1位を独走中のディズニーは2位の20世紀フォックス以下に2倍以上もの差をつけています。ユニバーサルの「Jurassic World」がもうすぐ公開になりますが、ディズニーも7月6日に「Ant-Man and the Wasp」が控えているので、2対1でこの差を縮めるのは難しそうです。

3382館で公開されたのは、鬼ごっこに人生をかける男たちを描く『Tag』で1494万ドル、3位になりました。もう1本の1972年に公開されたニューヨークを舞台に麻薬に手を染める黒人を描く『Superfly』の同名リメイクが2220館で公開、687万ドルで6位になりました。

 

1(-) Incredibles 2 1億8268万ドル

2(1) Ocean's 8 1896万ドル

3(-) Tag 1494万ドル

4(2) Solo: A Star Wars Story 1000万ドル

5(3) Deadpool 2 868万ドル

 

さて来週ですが、全国規模で公開される新作は1本のみ。既に他の国で公開されて1位を記録している『Jurassic World: Fallen Kingdom』が4400館で公開になります。前作がオープニング2億880万ドルを記録して当時の歴代1位となったこのシリーズ、今回もどのくらい数字を伸ばすのか、注目です。

バーニング・オーシャン

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2016年9月30日〜10月2日付 全米興行成績第2位 2022万ドル。

 

2010年4月20日にメキシコ湾沖合い80キロの石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」が爆発して大量の原油がメキシコ湾に流出した事故を基にしたディザスター映画『Deepwater Horizon』です。7月16日までに流出した原油の量は78万キロリットルで、その被害規模は数百億USドルといわれています。当時126人が働いていて、11人が行方不明、17人が負傷しました。

 

メキシコ湾沖約80キロメートルのところにある石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾン。そこで働くマイク・ウィリアムズは、現場監督のジミー・ハレルと一緒に再びディープウォーター・ホライゾンに向かいます。現場では石油を掘る予定が大幅に遅れている事から地質の検査をカットしようとしている施設の持ち主BP社のドナルド・ヴィドリンたちとハレルが揉めます。結局BP社を説得してなんとか減圧試験はする事になりました。その試験で急激な圧力の上昇を確認したものの、別の症状から機械の不具合でこうなる事もあるとの指摘をBP社からされ、別の試験をします。実は装置の一部に岩石などが詰まっていて、別の試験では圧力の上昇が計測されないという事態が起こっていました。一部の計器では圧力の上昇を計測したものの、それなら泥が噴出するはずだという主張の通り泥は出てきていません。そのため作業は始められることになりました。そして4月20日の夜、爆発炎上する事になります。

 

物語の半分は施設が爆発炎上するまでの経緯をかなり細かく描いていきます。大企業と利益関係からの作業の短縮、従業員の命を預かっている事から検査には慎重な監督、経費削減のため設備に多くの不具合がある状況などが丁寧に描かれていきます。そしていよいよ事故が起こるんですが、その部分はとにかく凄い迫力です。原油に火がつく状態なので周りが火の海になります。そこからはどうやって脱出するかという点に物語が映ります。とにかく爆発の状況が大きすぎるので、原油の流出を止めようだとか(当初その動きもありました)被害を最小限にしようとかいう余裕がありません。とにかくなんとか脱出しないと、という感じになっています。ですので後半は脱出という事だけに焦点が絞られていました。全体的にはマイク・ウィリアムズ、ジミー・ハレル、ドナルド・ヴィドリンを中心に描いていきますが、その他の人たちの描かれ方が少なかったように感じました。そのため、災害の規模や酷さが人のレベルで今ひとつ小規模に感じられます。その辺がちょっと物足りないかな。

 

監督はPeter Berg、出演はMike WilliamsにMark Wahlberg、Jimmy HarrellにKurt Russell、Donald VidrineにJohn Malkovich、Andrea FleytasにGina Rodriguezです。

ちはやふる -下の句-

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2016年4月30日〜5月1日付 日本興行成績第5位 2億1632万円。

 

2016年3月19日に公開された「上の句」の続編となる『ちはやふる ー下の句ー』です。前作が3月に公開されて4月に続編と、スピード公開となりました。そのため物語は完全に前作の続きです。どちらかというとパート2というよりは、1本の映画を前編と後編に分けた形です。4月29日の初日舞台挨拶で続編の製作決定が発表されました。

 

前作での出来事からかるたをやめてしまった新。ちはやは自分が強くなる事で新と再びかるたが出来るようになる事を目指します。毎日のように新に電話するようになり、かるた部の練習でも暇があれば携帯です。それを苦々しく思う太一ですが、見てみぬふりをしていました。他の部員からもちはやの気持ちがここにないように感じていて快くは思っていません。さらにちはやと同学年の現在のクイーン若宮詩暢の存在を知り、彼女のレベルに到達したいと気持ちが焦ります。そこでかるた部を離れ、単独で北央学園に練習に向かうという、個人を優先する事にしたのです。バラバラになりそうなかるた部をつなぎとめまとめたのは部長である太一でした。

 

今回はかるた部の危機という、チームとしての団結力が問われる内容と、新のかるたへの情熱の復帰に焦点が当てられています。かるた部ではちはやが個人を優先するという、前作とは打って変わって自己中な感じとなり、太一をメインとして他の部員たちの気持ちが辛くなるという展開です。もともとかるた部も強引に作ったようなところがあるので、ちはやの性格はそうなんだろうなあとは思いますが、ここから当然予想のつく展開として自分の間違いに気付く事になります。そうして人間として成長していく過程も描いていきます。新も一度は断ち切ったかるたへの想いを、ちはやや太一の姿を見て次第に復活させる過程もゆっくりですが描きます。新が復活するということは、太一にとってちはやを巡る強大なライバルが復活する事を意味するんですが、小学生の頃の卑怯な自分にはならないという太一は新を歓迎します。このお話のポイントはちはやと太一と新の三角関係ですが、太一も新もどっちと一緒になってもおかしくない展開なので、すごく先を読むのが難しいです。原作ファンの人たちも、どっち派かという質問で同じ位に分かれるそうですから。まだ漫画も完結していない現在、完結編はどのように終わるんでしょうか?(まだ観てません)。

 

監督は小泉徳宏、出演は(前作紹介分以外で)若宮詩暢に松岡茉優、須藤暁人に清水尋也、原田秀雄に國村隼です。

ちはやふる −上の句ー

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2016年3月19日〜20日付 日本興行成績第4位 1億7901万円。

 

末次由紀の「BE・LOVE」に2008年2月号から現在も連載中の同名漫画が原作の『ちはやふる −上の句ー』です。競技かるたに青春をかける高校生を描く少女漫ではあるものの、スポこんの要素を併せ持ったお話。2011年10月からはテレビアニメも放送されました。映画版は「上の句」公開のすぐあとの4月29日に「下の句」が公開、さらにその「下の句」の初日舞台挨拶で完結編となる「結び」が発表、「上の句」は4位、「下の句」は5位でしたが「結び」はシリーズ最高の3位になりました。

 

瑞沢高校に進学した真島太一は入学したての1年生・綾瀬千早がかるた部を作ろうとしているところを目撃します。実は彼は小学校の時、千早と新の3人でかるたをしていたのでした。しかし太一は現在かるたをしていなくて、高校でも別の事をしようと思っていました。ところが千早にかるた部に誘われ、大会に優勝したら一緒にする事を約束させられます。見事優勝したためにかるた部を始めますが、たった2人では部は認められないとの事。最低5人は必要との事から、弓道部に入ろうとしていたけど歌(百人一首など)が好きな事から強引に誘った大江奏、小学校からかるたをしていて全国大会で準優勝したこともある西田優征、クラスの秀才・駒野勉をスカウトします。こうしてなんとかかるた部を作る事が出来た5人は、全国大会という大きな目標を立てます。

 

上の句ではかるた部の創設から5人の絆が次第に深まっていく様子、ちはやの目標である綿谷新の現在の様子が描かれていきます。原作が少女漫画ではありますが、スポ根ものの要素がかなり大きいので男女問わず楽しめると思います。5人がそれぞれに個性的で見せ場もあり、それに実はちはやを追いかけてきた太一(勉強の出来は駒野よりも上の学年1位の上に家がお金持ち)ですがその想いを伝えられないという切ない恋愛要素が絡むという展開です。それにちはやがかるたを始めたきっかけとなる新がちはやのアイドル的存在で、太一は新とちはやが親密になる事をすごく怖れているという部分も、片想いという女の子の大好きな設定になっています。東京地区の全国大会常連の北央高校主将の須藤暁人だとか、濃い人物が沢山登場して飽きる部分もありません。原作を読んでないのでその比較はできないんですが、映画を始めて観た感想としては凄く面白い。基本的にラブコメ系は大好きなので、わたし的にはどんぴしゃでした。全く時間を感じさせない面白い映画です。

 

監督は小泉徳宏、出演は綾瀬 千早に広瀬すず、真島 太一に野村周平、綿谷 新に真剣佑、大江 奏に上白石萌音、西田 優征に矢本悠馬、駒野 勉に森永悠希です。

アトラクション 制圧

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2017年1月26日〜29日付 ロシア興行成績第1位 3億9427万ルーブル。

 

ロシア国内2番目の規模で、公開2週目の「XXX: The Return of Xander Cage」の約4倍の興行成績を記録したロシアのSFドラマ『ПРИТЯЖЕНИЕ』です。この映画の脚本は、2013年10月13日にモスクワの南部ビリュリョボで発生した暴動にインスパイアされて作ったのだそうです。この暴動は10日にロシア人男性が外国人と思われる男から殺されたという事件(目撃者は男性の婚約者だけでした)から、外国人労働者が沢山いる地区でのデモの際、容疑者が潜んでいると疑いのかかった青果市場を襲った事から暴徒化、380人が逮捕されるという事態になりました。映画はロシア映画としては4番目にIMAX 3D版も作られた映画となった、ランニングタイム132分の大作です。

 

ユリアは高校生の女の子です。お母さんは亡くなっていて、軍人のお父さんと2人暮らしをしています。彼氏のチョーマはワイルドな人で、より親密になろうとしているいい雰囲気です。流星群を見る事が出来ると多くの人たちが空を見上げていて、ユリアの友達スヴェタも屋上で流星を見ていますが、ユリアとチョーマはそれよりも2人でいちゃつく方がいいとの事で友達の部屋を借りました。突然空から巨大な宇宙船が飛来。多くの建物に衝突しながら町の真ん中で止まりました。その衝突にユリアたちのいたビルも巻き込まれ、ユリアは怪我を、スヴェタは亡くなってしまいました。軍は宇宙船に接近して宇宙人とコンタクトを取ります。テレパシーでメッセージが伝えられ、彼らは宇宙船を修理したら立ち去るといってきました。一方、友達を宇宙船に殺されたユリアはチョーマたちとともに宇宙人に復讐をするために立ち入り禁止の宇宙船のある地域に潜入します。そこで異様なスーツの宇宙人に遭遇したユリアですが、ビルが崩れて落ちそうになるところをその宇宙人は助けてくれたのでした。しかしチョーマたちがかけつけ宇宙人を攻撃し、宇宙人ははるか下に落下していきました。下に下りてみるとスーツだけが残されて宇宙人はいません。しかし死体が数体転がっている中の1体の傷が新しいのを見てユリアはそれが宇宙人である事を察知します。しかしチョーマにはそれを教えず、後で1人で彼のもとにやって来ます。

 

冒頭の落下シーンは凄いですが、基本的に派手なシーンはここだけです。宇宙人と人類との戦いものかな、と思っていたんですが、実はETみたいな、いい宇宙人と人間とのコミュニケーション(さらに男性の宇宙人と女性の地球人との恋愛要素もあり)を描くドラマでした。怪我を負っている宇宙人ヘイコンをこっそり病院に忍び込んで(医師がユリアと知り合いです)輸血を試みたり、地球の習慣や常識、食べ物や考え方など異なる環境に戸惑うヘイコンや、徐々にユリアとの距離が縮まっていく過程などが、結構丁寧に描かれていると思います。内容そのものは破天荒なんですが、中々楽しめると思います。ワイルドな彼氏だなあと思っていたら、公判からちょっと危険な存在になってきて、それが終盤に繋がるという展開や、ヘイコンの心の変化(これは反対に仲間の宇宙人からすると興味深いものだそうです)が人間らしいとか、ストーリーは先が気になって面白いです。序盤の始まり方やポスターなどから超大作みたいですが、思った以上に小粒な映画なので、その辺で肩透かしを食らう人もいるかも。

 

監督はFyodor Bondarchuk、出演はЮлия ЛебедеваにИрина Старшенбаум、АртёмにАлександр Петров、ХэконにРиналь Мухаметов、Валентин ЛебедевにОлег Меньшиковです。

江戸川乱歩シリーズ 大時計の美女

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昭和54年11月3日にテレビ朝日「土曜ワイド劇場」で放送された江戸川乱歩シリーズの第10弾です。原作は昭和12年1月から昭和13年4月まで雑誌「講談倶楽部」に連載された『幽霊塔』。これは翻案につぐ翻案でオリジナルからずいぶんと変更されてほとんど乱歩オリジナルのようになった小説です。もともとはウィリアムスンの「灰色の女」を黒岩涙香が「幽霊塔」のタイトルで翻案、さらにそれを乱歩が自分のスタイルで翻案したものです。

最近時計塔に越してきた児玉丈太郎は、毎夜現われる幽霊に悩まされていて、とうとう明智小五郎に調査を依頼します。幽霊が恐ろしいのもありますが、誰かのいたずらかもしれない、しかも時計塔には丈太郎の祖父の莫大な財産が隠してあるといわれているので、それを狙っている人物の仕業かもしれないのです。明智がやってきた夜も幽霊は現われます。それを追って墓場まで来たとき、一人の女性にであいます。そして幽霊が残していった服は、児玉家のお墓にかかっていて、となりには「和田ぎん」という名の新しいお墓もありました。和田ぎんは2年前にこの時計塔に住んでいてころされたお鉄ばあさん(丈太郎のおばあさん)を殺した罪で有罪になりましたが、牢屋の中で病死していました。
数日後、お鉄ばあさんの顧問弁護士をしていた黒川弁護士の紹介で野末秋子という女性が丈太郎に紹介されます。秋子が死んだ和田ぎんによく似ているので驚いたのですが、黒川弁護士は別人だといいます。黒川弁護士は和田ぎんの遺体を確認していたのでした。しかし秋子の左腕にはめているブレスレットは、ちょうど和田ぎんがお鉄ばあさんに、死に際手首を噛まれたところと一致するのです。偶然にしてはあまりにおかしいのですが、確信は持てません。
彼女は古い時計に非常に興味を持っていて、ひょっとしたら止まっている時計をなおせるんじゃないかということでした。早速家に向かいますが、女性に手の早い丈太郎は早速口説き始めます。秋子は紛失していた鍵の在り処を見つけ、時計塔の時計を動かすことに成功します。そのころ、以前時計塔に通っていた大工の娘で一時期丈太郎といい仲だったアケミという女性がやってきます。アケミは丈太郎に慰謝料を請求しようとしていました。そして中々財宝が見つからないためにもう愛想がつきていた丈太郎の妻・夏子も何とか丈太郎からお金を巻き上げようとします。そして秋子も財宝を狙っている一人だとして警戒をはじめます。
明智は、時計塔で働いていたお手伝いを探すのですが、働いていた店にはもういませんでした。しかし一緒に働いていたという友達がいたのですが、なんとそれはアケミだったのです。妻の夏子は秋子とアケミを引き合わせました。そして秋子の正体を探ろうとしたのです。アケミは秋子のことを時計塔で働いていたお手伝いと証言しました。秋子はその場を立ち去りますが、アケミが後を追いかけました。慌ててみんなも続きます。しかしその後、アケミが死体で発見されたのです。犯人は秋子なのでしょうか。そして秋子の正体は? そしてさらに秋子の真の目的は?

といったお話です。もともと原作には明智は出てこないので妙に浮いた存在になっています。幽霊が出るというだけで調査に乗り出すのも、今までと比べると変ですし、実際殺人がおきるまでずいぶんと時間が経ちます。それまで殺人もない事件の調査を続けているんです。まあ、明智ものに変更したからしょうがないですけど。秋子役には結城しのぶ。この人は謎の女役をすると本当にはまります。どこか陰のある、という感じがほんとあってますね。
事件自体はそんなに複雑なものではないんで、比較的早い段階で事件の真相はわかってしまいますが、このお話は幽霊話をからめたこの怪奇な内容や雰囲気を楽しむのが正解です。財宝の在り処を示す暗号のような、呪文のような言葉まででてきますから。ドラマ版では財宝への入り口が開いてからすぐに財宝がありますが、原作では入り口からさらに地下迷路になっている通路を奥へ奥へ向かってようやくたどり着きます。そして財宝に眼がくらんだ登場人物の1人は最後閉じ込められてしまうのです。これは怖いラストでした。財宝の在り処を示す言葉ですが、その扉を開く条件の一つに雷が落ちるというのがありました。さすがに時計塔に雷が落ちたら扉が開く、というのはちょっと現実的じゃないというか無理じゃないかな。そんな矛盾点も大きく包んで楽しむのがいいかと思います。

 

監督は井上梅次、出演は明智小五郎に天知茂、野末秋子に結城しのぶ、黒川弁護士に根上淳、児玉丈太郎に横内正です。

七人の侍

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昭和29年4月26日に公開された日本映画の最高傑作。監督は世界の黒沢明です。シナリオや映画のワンシーンひとつひとつに徹底的にリアリティをこだわり、綿密な時代考証も含めて非常に高い評価を得ています。後の多くの映画にものすごい影響を与えた映画です。上映時間207分と、3時間を越える大作のため、映画館では前編と後編にわけられていてその間に5分の休憩時間を入れるという方法を取っています。その間休憩と言う文字が画面に出ていて、音楽だけがかかっていました。ベネチア国際映画祭に出品する際、160分に収まるように再編集されたバージョンがあります。単なるカット版ではなく、監督自ら編集していくつかのセリフは新規アフレコ、オリジナル版で未使用の音楽の多用使用などがあります。この後このバージョンが海外及び日本(逆輸入)となり、反対にオリジナル版が見られないという状況になってしまいました。短縮版では菊千代をメインとした流れになっています。

荒れた戦国時代のとある農村が舞台です。戦に負けた武士たちが盗賊と化して(野武士です)村を襲って食料や女性を奪うという非道が日常的に行われていて、その村ではもう後が無い状態でした。このままでは自分たちも死ぬしかない。そんな時利吉という若い百姓が侍を雇って戦うべきだと主張します。みんな笑い飛ばしますが、長老と呼ばれる老人は昔村が侍を雇って野武士と戦うのを見たことがあるといいます。そして侍を雇うことになりました。代価は米。
町にでた利吉、茂助、万造、与平の4人は侍を見つけてはお願いをするのですが、全て断られてしまいます。そんな時、強盗に人質に取られていた子供をお坊さんに化けて救い出す勘兵衛を見ます。4人は勘兵衛にお願いをします。勘兵衛は無理だと断ります。話を聞いたところ最低でも侍が7人は必要だと言うのです。しかしそれを聞いていた宿に泊まっていた人足が、侍の身勝手さと百姓の現状を説きます。それを聞いて勘兵衛は心を動かされるのです。
先程の戦いぶりを見ていて弟子に入りたいと申し出てきた勝四郎と一緒に他の助っ人の侍を探すことになりました。勘兵衛の人柄に惹かれたという五郎兵衛、かつての仲間・七郎次、真面目なのか不真面目なのか分からない平八、恐ろしいほどの剣の達人・久蔵が仲間に入ってきます。そして最後に仲間に入ったのは、どう見ても侍ではないのですが、侍と言い張ってついてくる菊千代でした。
7人だけでは勝てないと考えた勘兵衛は、まず農村をひとつの要塞として守りを固めることにします。深い掘をつくり、バリケードを築きます。そして農民にも竹やりを持たせて戦いの練習を始めるのでした。

ここまでが前半です。後半は30人位いる野武士の数をどうやって減らすかという事をやっていきます。敵には火縄銃があるので、まずそれを奇襲して奪います。そしてわざと警備の手薄な部分を作ってそこにおびき出し、少人数にさせて数を減らしていく方法を取ります。長期戦になりそうな様子になり、勘兵衛は農民の体力の消耗も考えていよいよ最終決戦に踏み込むのでした。このように数が多いとはいえ戦を知らない農民とたった7人の侍が、30人を越える野武士の軍団に勝つためにはどうすればいいのか、をリアリティに描いています。相手は戦を生き抜いてきたんですから、やっぱり強いです。それに若い武士勝四郎と村の娘・志乃との恋愛があるんですが、当時の農民の娘と武士では結ばれることはありません。これにも悲劇が待っています。そしてラストの最終決戦はものすごい迫力。本当に馬から落馬したり、豪雨の中での迫力満点の戦シーンは、今見てもすごいとびっくりするような映像です。当時なんか目が点になったんじゃないでしょうか。当然CGなんか使ってないですからね。

島田勘兵衛に志村喬、菊千代に三船敏郎、岡本勝四郎に木村功、利吉に土屋嘉男、志乃に津島恵子。そういえば時代劇で人を斬る時のザクッっていう音、あれを一番最初にやった人が黒沢明です。『用心棒』という映画で初めて使われました。この映画は昭和36年なので、『七人の侍』の時には人を斬る時の音はありません。この映画には沢山の有名人が影響を受けていて、フランシス・フォード・コッポラ、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグなどが師と仰ぐほどです。特にスピルバーグは、撮影や製作に行き詰ったときには必ずこの映画を見るのだそうです。

2018年6月1日〜3日付 全米映画興行成績 Top 5

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2018年6月1日〜3日付の全米映画興行成績 Top 5です。

 

今週末全国規模で公開された新作は2本。その中で最大規模3015館で公開された『Adrift』は「ダイバージェント」のシェイリーン・ウッドリー主演の漂流から生環した女性の実話を基にした映画。1160万ドルで3位になりましたが、数字としては低いものです。製作費が3500万ドルですのでそれは越えそうですけれど。続く2032館で公開された『Action Point』は死亡事故が相次いだ実在した危険な遊園地を描くコメディ。こちらは1900万ドルの製作費でオープニングは239万ドルの9位でした。

全体では「Solo: A Star Wars Story」が2週連続No.1でしたが、先週から65%落ちの2939万ドルと2週目にしては随分と落ちてしまいました。トータルで1億4898万ドルなので、2億ドルを越えるかどうかですが、物価の差を考えて2000年以降のシリーズと比較すると、一番低い「エピソード2」でも3億ドルを越えているので(2008年の「クローン・ウォーズ」は番外とします)ちょっと大きな問題になりそうです。

スタジオ別では「Deadpool 2」の大ヒットで20世紀フォックスが2位に浮上していますが、1位のディズニーは遥か先をいくという大差はそのままです。3位のワーナーにちょっと差をつけた感じ。ワーナーは特に大ヒットというのはないですが、公開本数で数字を集めました。4位のユニバーサルは「Fifty Shades Freed」が全体を引っ張っているようですが、この映画自体がシリーズの中では良くないので6月22日公開予定の「Jurassic World: Fallen Kingdom」まで辛抱です。

 

1(1) Solo: A Star Wars Story 2939万ドル

2(2) Deadpool 2 2317万ドル

3(-) Adrift 1160万ドル

4(3) Avengers: Infinity War 1050万ドル

5(4) Book Club 703万ドル

 

さて来週ですが、全国規模での公開を予定している新作は2本。4000館以上で予定されている『Ocean's 8』は「オーシャンズ11」をオール女性キャストでリブートしたもの。サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボトム・カーター、ダコタ・ファニングといったキャストです。監督はゲイリー・ロスですが、前シリーズのスティーブン・ソダーバーグもプロデュースで参加しています。2000館で公開を予定しているアクション・スリラー『Hotel Artemis』は近未来を舞台にホテル・アルテミスと呼ばれる犯罪者の為の秘密病院を舞台にしたお話です。おそらく「Solo」は1500万ドル程度になりそうなので、7000万ドルの製作費をかけた『Ocean's 8』が豪華キャスト効果も含めての1位になるでしょう。

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